Article

記事


2017.04.03
アーチェリー

[アーチェリー・女子]中大に快勝!チーム全員でつくった最高の雰囲気で今季初勝利!

2017年度関東学生アーチェリー女子リーグ戦ㅤ1部

4月2日(日)慶應大学レンジ



女子ㅤ第2戦



東洋大2517ー2415中大(上位4名の成績)



個人成績

                       30m         50m     TOTAL

1中野            302          338       640

2吉留            295          329       624

3渡邊            258          319       577

4仲内            256          315       571

5清水            279          330       609

6小松            305          339       644

7横井            282          314       596

8渡邉            171          323       494

今日がデビュー戦となった中野


高得点でガッツポーズを見せた小松


吉留はミスを悔しがるもチーム3位の成績


   

 先週ついにリーグ戦が開幕した。昨年1部昇格を果たし、新たな舞台で戦う女子アーチェリー部は、初戦を惜敗するも、第2戦の中大戦で2517ー2415と今季初勝利を飾る。この初勝利の要因として、点数以外のところで欠かせないポイントがあった。


   雨中での開幕となった1週間前とは異なり、天候にも恵まれ風も吹いておらず、絶好のコンディションでの試合となった。今日がデビュー戦となった中野(総1=県立船橋)は、高得点を連発。チーム2位となる640点を叩き出した。「先輩たちが盛り上げてくれて全く緊張しなかった」と1年生とは思えない堂々とした姿勢を見せたルーキーは、小学6年生の秋からアーチェリーを始めたという実力者。「チームを引っ張るくらいに点数を取ってくれた」と先輩の吉留(法3=千葉女子)が話すほど、中野の活躍なくして初勝利はなかった。


   全選手の中でトップの得点となる644点を取った小松(社3=帯広三条)は、今日の勝因として「雰囲気が良かったのが、一番の点」と挙げた。小松、中野に続き624点を取った吉留も「後ろの応援やサポートがいつも以上に良かった。今年一番よい雰囲気をつくれた」と話す。それは出場した選手たちだけで、勝ち取った初勝利ではないということだ。よい雰囲気とは出場した選手だけで、つくり出せるものではない。出場していない選手たちが、後ろから積極的に応援やサポートして、よい雰囲気がつくられていき、それが点数にも表れた。吉留は「東洋が中大さんを飲み込むぐらいの雰囲気をつかめたのが、一番よかった」と話し、チーム全員で一丸となって1部昇格後初勝利をつかみ取った。


   次戦は、入れ替え戦を戦った上智大と対戦する。中野は「次もよい雰囲気をつくって東洋らしさを全面に出したい」と話すと、吉留も「絶対に勝ちます!」と気合い十分。今季初勝利を挙げて勢いを増す東洋大が、今季初の連勝を狙って上智大を打ち負かす。


◼︎コメント

・吉留(法3=千葉女子)

自分の点数には納得していないが、今日は晴れていて風もなくて、射ちやすい環境だった。なので、もっと点数を取らなければいけなかったが、1本完全にミスをしてしまって、このミスが悔しかった。前回の第1戦よりは納得のいく結果だったので良かったし、チームとしても雰囲気よくて、チーム新も出て本当に良かった。(今日の収穫は)やっぱり雰囲気よくできたこと。それに伴って点数も伸びたと思う。(次戦は向けて)もっと私が活躍できるように(笑)負けないように頑張りたいし、授業とかが始まるが、そこで点数を落とさないように、納得のいく射をしてチームに貢献したい。上智戦、絶対に勝ちます!


・小松(社3=帯広三条)
今日は射ちやすくて、アーチェリーをやるには最高の環境だったので、絶対に結果を出そうと思っていたので、良かった。(今日の収穫と課題は)雰囲気が良かったのが今日の一番の点。会場が練習のときと違う場所で行なうので、そういったアウェイの環境でうまく射てないのが課題だと思う。(次戦は向けて)この波に乗っていけば勝てる相手だと思うので、次も勝ちを狙っていく。


・中野(総1=県立船橋)
自分はデビュー戦だったが、自己新を出すことができて良かった。(緊張はしたか)試合が始まる前はすごく緊張していたが、先輩方が盛り上げてくれて、全く緊張しなかった。(課題は)チーム全体を見ることができないのが課題。次からは全体を見てチームをどう作っていくか意識していきたい。(次戦は向けて)今日は良い空気が作れていたので、次も良い空気を作って東洋らしさを全面に出して勝ちたい。


TEXT/PHOTO=藤井圭