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2017年度オープン戦
4月9日(日) 東洋大グラウンド
○東洋大66 {52-0、14-14} 14白鴎大
東洋大 | スコア | 白鴎大 | ||
前半 | 後半 | 得点 | 前半 | 後半 |
8 | 2 | T | 0 | 2 |
6 | 2 | G | 0 | 2 |
0 | 0 | P | 0 | 0 |
0 | 0 | D | 0 | 0 |
52 | 14 | 計 | 0 | 14 |
66 | 合計 | 14 |
背番号/ポジション | 名前 | 出身校 | 学年 |
1/PR | 福富 瑞樹 | 同朋 | 3 |
2/HO | 館澤 徹士 | 盛岡工業 | 3 |
3/PR | 山本 大智 | 目黒学院 | 4 |
4/LO | 小林 瑠偉 | 日川 | 3 |
5/LO | 鴨沢 享佑 | 黒沢尻工業 | 2 |
6/FL | 黒川 眞琴 | 石見智翠館 | 4 |
7/FL | 高野 雅義 | 報徳 | 3 |
8/No,8 | 常泉 達 | 國學院栃木 | 4 |
9/SH | 管原 優大 | 秋田工業 | 1 |
10/SO | 村上 晴太 | 仙台育英 | 4 |
11/WTB | 川上 捷太 | 昌平 | 2 |
12/CTB | 古川 拓実 | 目黒学院 | 4 |
13/CTB | 石井 勇輝 | 日体荏原 | 4 |
14/WTB | 田淵 恵太 | 昌平 | 3 |
15/FB | 菊池 優介 | 國學院栃木 | 3 |
チームの司令塔の村上
期待の新1年生菅原
新体制になって初めてのオープン戦が行われた。相手の白鷗大に66―14と大きく点差をつけ、白星スタートをきった。
今回のオープン戦では前半にAチーム、後半ではBチームのメンバーが試合出場。そんな前半の試合展開は終始東洋が攻める展開となった。前半5分、川上(済2=昌平)が走り込んでトライを決め、先制。流れを引き寄せると、立て続けに得点を奪っていき、相手に追従を許さなかった。さらに、村上(ラ4=仙台育英)はコンバージョンキックをしっかりと決め、実力の差を見せつけた。副将の常泉(済4=國學院栃木)は「守備やブレイクダウンを意識してできた」と新体制になって春までにやってきたことの成果を示した。また、FWのプレーではラインアウトにミスが目立ち、「修正したい」と次戦に向けての課題も得ることができた。主導権を渡さずに試合を進めることができ、村上は「継続して規律を守れていた」と昨シーズンから意識した戦いだった。
Aチームには唯一1年の菅原(済1=秋田工業)が先発出場しており、今回のオープン戦でもトライを決めるなど活躍を見せた。試合中は1年生だからと委縮せずに味方に声をかけ続けて、「いい意味で1年生らしくない」と古川主将(総4=目黒学院)も新人に期待を高める。来週は7人制ラグビーの大会が行われるが、その次の國學院大戦に向けて今回の試合で出た課題を修正し、オープン戦全勝を目指す。
■コメント
新チームとなって初戦ということで、試合までにやってきたことを発揮しようとしていました。昨日の練習の雰囲気があまり良くなく、入りが悪かった。試合で雰囲気が悪くならないように、率先して声を出していこうと思っていた。声を出すと、みんな反応してくれたのはよかった。ただ、伝わらなかった部分もあったので同じ熱量でやっていけるようにしたい。試合中焦りが出て、ボールが繋がらなくなってしまった。相手の守備を見ながら、アタック出来たらなと思いました。今日は守備をする機会が少なかったので、守備に取り組む時間を増やしたい。(菅原選手について)結構声も出ていて、体も張ってくれる。見ていて楽しそうにやってくれていると思う。いい意味で1年生らしくなく、結構強気にやってくれる。そういう部分ではチームに助かる。次の試合は今日よりは厳しい戦いになると思う。やってきたことをやれば圧勝できると思うので、この2週間しっかりと取り組みたい。
・常泉(済4=國学院栃木)
練習でやってきたディフェンスやブレイクダウンをかけるところを意識してできたので良かったが、FWのラインアウトのところでミスがあったので今度は修正して、トライを取り切ることを意識してやっていきたい。やることが明確だったので一人ひとりちゃんとできたが、もう少し(意識を)高めていかないと上位校とは試合にならないので、そこを意識してできたと思う。(試合のテーマは)FWに関してはモール、スクラムを22m以内は取りに行くという姿勢でやって、それができていたので良かったが、チャンスがあったのに取り切れない部分があって、そこをもっと突き詰めてやっていきたい。チームとしては雨でボールが滑る中、ハンドリングミスもなくペナルティもなかったのでそこは良かったと思う。スクラムは今3番が交代してやっていて、マイボールは押せるがディフェンスの時に押してボールを捕れない場面が多かった。そこのプレッシャーのかけ方を今後変えていきたいと思う。(次のセブンスの試合には)まだメンバーは決まっていないが、東洋は「ハード」という言葉がテーマなのでセブンスでも15人制でも同じような熱量で自分たちのパフォーマンスができたらいいなと思う。
・村上(ラ4=仙台育英)
春、練習が始まってからあまり時間が経っていないのでその時間でやってきたことをできる限りだそうと思って試合に入った。(春にやってきたこととは)ディフェンスのシステムだったり、昨年からずっと強化しているブレイクダウン。バックスはスピードを持って勢いよくアタックしようという話をしていて、それが出ていたと思う。(前に走っている選手につないでいるプレーが何度か見られたが)相手の動きを見ながら空いているスペースにボールを運ぼうとやった。相手の後ろ3人がちゃんとそろっているときは外に振ったり、パスをつないだりした。相手の後ろ3人の立ち位置を見て空いていればキックでボールを運んだ。(キッカーを務めていたがオープン戦ではずっと務めるか)メンバーの入れ替えもあると思うのでそれ次第。今のメンバーでこのオープン戦、戦っていくとなったら僕が務めると思う。(前半0点に抑えていたが)ペナルティーが1個もなかったことで自分たちの規律を持ってプレーできた結果がでた。(試合前からその意識をしていたか)ペナルティーは流れをあまり良くしないので、昨年のシーズンからノーペナルティーでやろうという話はしていて、それが意識浸透したかは分からないが、継続して規律を守れていた。(来週行われるセブンスの試合の目標は)東洋らしく。
TEXT=水野桜 PHOTO=大谷達也