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平成29年度東都大学野球春季1部リーグ戦・中大1回戦
4月12日(水)神宮球場
●東洋大0-3中大
(イニングスコア)
1回戦 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
東洋大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
中 大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | × | 3 |
(東洋大)
●飯田(1敗)、村上―西川、田中悠
二塁打:宝楽(五回)
・打撃成績
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
1 | (中) | 竹原(法3=二松学舎大付) | 4 | 2 | 0 |
2 | (右) | 納(総1=智弁学園) | 3 | 0 | 0 |
3 | (三) | 田中将也(営4=帝京) | 2 | 0 | 0 |
打 | 宇佐川(営4=済美) | 1 | 0 | 0 | |
4 | (二) | 中川(法3=PL学園) | 4 | 1 | 0 |
5 | (一) | 佐藤(法2=聖光学院) | 3 | 0 | 0 |
一 | 若原(営4=愛工大名電) | 1 | 0 | 0 | |
6 | (指) | 宝楽(営3=PL学園) | 3 | 1 | 0 |
7 | (左) | 川本(営2=帝京) | 2 | 0 | 0 |
8 | (捕) | 西川(営4=浦和学院) | 3 | 0 | 0 |
捕 | 田中悠(法4=上尾) | 0 | 0 | 0 | |
9 | (遊) | 津田(総2=浦和学院) | 2 | 0 | 0 |
打遊 | 小川(法1=霞ヶ浦) | 1 | 0 | 0 | |
計 | 29 | 4 | 0 |
・投球成績
名前 | 回 | 打 | 球数 | 安 | 四死球 | 振 | 責 |
●飯田(営4=常総学院) | 7 | 27 | 112 | 6 | 3 | 2 | 1 |
村上(総1=智弁学園) | 1 | 5 | 26 | 1 | 0 | 1 | 1 |
主将として初のマウンドとなった飯田
鍬原を前に2三振と振るわなかった田中将也
雨で順延し1日遅れで迎えた中大1回戦は散発の4安打完封負け。開幕投手を任された主将・飯田(営4=常総学院)は、緩急を折りまぜた投球で打ち取っていったが味方の失策も重なり、適時打こそ許さなかったものの、2失点で敗戦投手に。八回には、村上(総1=智弁学園)が大学公式戦初登板となったが、三塁打や暴投で点を与えるほろ苦いデビューとなった。打線は出塁後の三振が目立ち、六回以降は二塁すら踏めず。新チーム船出は黒星スタートとなった。
背番号〝1〟を背にマウンドに立つ初めての試合。一週間前に決定していた大役に「変に意識することなく臨めた」という飯田。開幕前に左打者への対応を課題に挙げていたが、相手打線は9人中7人が左打者と、飯田を意識した打線に。最速145㌔の速球や110㌔台のカーブ等、豊富な球種を使い分け、フライアウトが9つと打たせて取る投球を心がけた。
三回、先頭打者に三塁打を浴び、次の打者には2球目で犠飛を放たれ失点。五回には連打と四球でピンチを招き、慣れない一塁の守備に就いていた佐藤(法2=聖光学院)の失策により失点。指揮官は「エラーは仕方ない。負けているゲームだとつきものだから」と話したが、責任感の強い主将は「無駄に出塁させてしまった自分の責任」と悔しさをにじませた。昨秋開幕戦の中大戦は無四球完投勝利していただけに、再現とはならなかった。
打線は、先週の日大戦でも完封勝ちを収め、この試合で最速151㌔を記録した右腕・鍬原に手も足も出ず。五回には宝楽(営4=PL学園)がチームで唯一の二塁打を放ち、犠打で三塁まで駒を進めたが、その後は二者連続空振り三振。七回にも相手の失策から出塁したものの、そこからまさかの三者連続空振り三振。キレのあるスライダーに翻弄され、14個の三振を喫し、指揮官も「変化球にやられたね」と振り返った。また、1年春以来のスタメン復帰となった竹原(法3=二松学舎大付)はチーム唯一の2安打と気を吐いたが、「いい当たりだけで終わってしまってはいけない。チームを勢いづける一打を」と、より上を見る。
昨年の鍬原との対戦時には3点を奪っているが、どの得点も昨年の4年生が挙げたもの。また、昨秋にも鍬原から三振を喫した西川(営4=浦和学院)は「秋よりもよくなっている」と話し、成長した相手投手に歯が立たなかった。「今日の試合はバッターに責任がある」と言い切った中川(法3=PL学園)。「昨年の方が打撃が良かった」と言われないためにも、明日から打ち勝ちたいところだ。
TEXT/PHOTO=美馬蒔葉