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2017.04.17
アーチェリー

[アーチェリー・男子]怒涛の4連勝!リーグ戦予選1位通過が濃厚に

2017年度関東学生アーチェリー男子リーグ戦ㅤ2部


4月16日(日)東京農工大レンジ

男子ㅤ第4戦


東洋大 3680 ー 3649 上智大(上位6名の成績)




個人成績


                       30m         50m     TOTAL


1中野          313          336       649


2飯塚            263          317       580


3速水            275          312       587


4星野            288          330       618


5石田            301          337       638


6中村            271          309       580


7竹内            297          311       608


8大澤            266          311       577



前半50mにおいて今季最高点を出した竹内


手を挙げながら、個人の高得点をコールする中野(左)と星野(右)


石田は、チーム内2番目の成績を収め笑顔を見せた


  上智大との第4戦目は、互いにここまで負けなしの全勝対決。追いつかれそうになるも逃げ切り、30点の僅差で競り勝った。

  東小金井に位置するグラウンドで、一際存在感を示す大きな桜の木。選手を後押しするかのように、春風に吹かれて花びらが舞い散る。「少しでも中野先輩の手助けをしたかった」と石田(文2=花咲徳栄)はエース・中野(法4=磯辺)に迫る高得点を出し、チームを4連勝に導いた。「今まで試合に出ていても、上位6人に入れなくて悔しい思いをした」と苦い経験をもとに、チーム内2番目の好成績を収め、白い歯を見せた。中野も「石田がよく頑張ってくれた」と目を細め頷いた。

  「楽しく射つことができた」と口を揃えた石田と星野(ラ3=桜丘・東京)。尻上がりに実力を発揮した星野は、「(後半)思い通りにいかなかった」と表情を曇らせたものの、30m合計を330点に乗せた。事前調べよりも点数を伸ばしてきた相手校に勝てた要因を、「上級生がしっかりカバーし合えた」と挙げた。ムードメーカーの3年・星野と最も旬な男2年・石田。上級生と下級生の信頼関係を深め、入れ替え戦突破に向けて突き進む。

  1部昇格の第一ステージである"全勝してリーグ戦予選1位通過"まで、あと白星「1」。「授業が始まったが、練習時間をしっかり確保したい」と竹内(ラ3=豊島学院)は意気込む。アーチェリー選手であり東洋大学生でもあるため、練習はもちろん勉学も疎かにしない。文武両道を図る男子チームは、予選1位通過に王手をかけた。


■コメント

・中野(法4=磯辺)

(今日の試合を振り返って)事前情報よりも、上智大が点数を出していたので少し驚いた。それに流されず、部員は良い雰囲気を作って撃つことができた。しかし、練習不足が30mの後半に出てきたので、入れ替え戦ではそうならないように詰めていきたい。(良かったところと課題は)50mは、当てにいって当たった感じがした。30mはうまく合わせられなかった。気が緩んでしまった。要改善しなければいけない。(チームの雰囲気)昨日のメンバー選考をもとに第3戦までに、試合に出ている選手、出ていない選手がいて、今日は違った射線となった。石田がよく頑張ってくれた。無声応援で盛り上がりに欠けた。もっと出せそうだったのにもったいなかった。(来週にむけて)ここまできたら、全勝で入れ替え戦にいきたい。今日の反省を活かして、いい点を出したい。


・星野(ラ3=桜丘・東京)

最初から楽しく撃つことができた。今一つ張りにかけた。これからそこを詰めていったら、点数も上がると思う。50mの2・3エンド目で失敗したが、4エンド以降で持ちこたえることができた。30mで思い通りの射が撃てなかった。もっと練習していこうと思った。いつも点数だしている人が少し落としていたり、応援の選手が試合に出ていたり、4年目にして初めてだったりと、始まるまでどういう戦いになるかわからなかった。上級生がしっかりカバーし合って、これまでとは違って新鮮味があった。自分が不調だったので、リーグ最終戦は650点ぐらい出して、チームの総合得点を3750点に持っていって、入れ替え戦に挑みたい。


・竹内(ラ3=豊島学院)

個人では、50mが4戦目までで最高得点だった。しかし、30mは一番悪かった。総合で600点超えたのでぎりぎり良かったと思う。もう少し点数を出したかった。学校始まって練習量が減ってしまった。その難しい環境で、どれだけ当てられるかが肝心だと思った。授業も本格的に始まって、練習時間をしっかり確保したい。30mをさらに上げて、50mは今日を維持して勝ちにいきたい。


・石田(文2=花咲徳栄)

今まで試合に出ていても、上位6人に入れなくて悔しい思いをしていた。今日は落ち着いて、中野先輩が点数を出して下さったので、少しでも手助けできたらと思って臨んでいた。自分自身も、楽しく気持ちよく撃つことができた。最初から最後まで落ち着いて撃てた。闘志を燃やして、気持ちを熱くして試合できた。まだ甘いところがあった。小さいミスを数回してしまった。みんなで声を出して戦えた。チームの勢いをそのまま残して、リーグ戦全勝して入れ替え戦に臨みたいと思う。


TEXT/PHOTO=星川莉那