Article

記事


2017.04.19
準硬式野球

[準硬式野球]割石8回無失点 エースとしての意地をみせた

平成29年度東都大学準硬式野球春季1部リーグ戦・中大2回戦

4月17日(月) 上柚木公園野球場

東洋大1―0中大

(イニングスコア)

1回戦

東洋大

0

0

0

0

0

0

0

0

1

1

中大

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

(東洋大)

割石(社3=越谷南)、瀬下(営2=藤代)-多田(ラ3=高松西)


安定感抜群の投球をみせた割石


杉原は今季初スタメンながら2安打の活躍


この1点が決勝点となった


 中大との2回戦は負ければ勝ち点を落としてしまう大事な一戦。先発を任せられたのは割石(社3=越谷南)。8回まで投げてわずか被安打2、無失点と中大打線を完璧に抑え、直後に先制してもらい勝利投手。エースとしての貫禄を見せつけた。

 エースらしい勝利だった。この日の先発は割石。「緊張はせず、いつも通り投げられた」と振り返るよう、初回から安定した隙のないピッチングを見せ、アウトを量産していく。割石がしっかりと抑える一方、互いにあと一打が出ない。スコアボードには0が並んでいき、緊張感の漂う投手戦となった。

  試合が動いたのは最終回。ここまでわずか3安打と沈黙していた打線だが、中大の失策と黒瀧(文3=朋優学園)の単打により一死1、3塁と勝ち越しのチャンスを得る。ここで打席が回ってきたのは5番・多田(ラ3=高松西)。振りぬいた打球は犠飛となり、決勝点となる貴重な1点を得た。

 文句なしの投手リレーだった。9回から瀬下(営2=藤代)が登板すると、危なげなくアウトを重ねていく。最後はピッチャーゴロに打ち取り、自らの手で試合を決めた。

 この勝利により1勝1敗となり、勝負を振り出しに戻した。3戦目を勝ってこそ、本物の勝者がわかる。念願の1部リーグ優勝へ、選手たちの挑戦は続く。


■コメント

・山越(社3=横浜隼人)

打線は沈黙していたが、失策があった中でも割石がいいピッチングをしてくれた。(杉原は)昨日代打で出場した時にいいあたりがあり、調子がよさそうだったので起用してみました。期待に答えてくれましたね。(東海大戦に向けて)中大に勝って勢いづいているので、今回みたいに投手が抑えて、守備からいいリズムをつくれれば勝てると思うので、全力をつくして頑張ります。


・若松(法3=座間)

失策やパスボールもあった中、割石が無失点に抑えてくれていたことによって最終回に点を取ることができたのだと思います。相手の失策からワンチャンスをものにできてよかったです。(東海大戦に向けて)2連勝して勝ち点を取ります。


・割石(社3=越谷南)

継投でつないでいこうと山越と決めていました。うまく自分がはまって、打線がつながっていなかった割には、自分がなんとかうまく踏ん張れたと思います。今日の試合は緊張はせずにいつも通り投げれました。(東海大戦に向けて)自分のピッチングを心掛け、勝ちにいきたいと思います。


・杉原(済2=広陵)

(今季初スタメンだったが)そんなに緊張はしていませんでした。期待に答えたいという気持ちが強かったです。(東海大戦に向けて)今回はチャンスでまわってはこなかったんですけど、次は自分が試合を決めるという気持ちで、レフトスタンドにかちこみたいと思います。


TEXT/PHOTO =永田育美