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2017.04.26
準硬式野球

[準硬式野球]助け合い、全員で掴んだ中大からの白星

平成29年度東都大学準硬式野球春季1部リーグ戦・中大3回戦

4月24日(月) 上柚木公園野球場

東洋大3X―2中大

(イニングスコア)

3回戦

中大

0

0

0

0

0

0

0

0

2

2

東洋大

2

0

0

0

0

1

0

0

X

3X

(東洋大)

割石(社3=越谷南)、瀬下(営2=藤代)-多田(ラ3=高松西)


先発の割石は、7回まで中大打線を無失点に抑える好投

気迫のあふれるピッチングを見せた瀬下

ピンチを背負うほど、声を掛け合い冷静に

最後の打者を中飛に打ち取ると、小さくガッツポーズをみせた

 

 苦しい展開になるも、仲間を支え合い、全員で掴んだ勝ち点となった。

 初回に杉原(済2=広陵)の適時二塁打で早々と先制すると、6回にも1点を追加。3点リードで迎えた最終回のマウンドに立ったのは、2番手の瀬下(営2=藤代)だった。

 しっかりと守りきれば念願の勝ち点も、勝ち急ぐ気持ちが守備の乱れを呼ぶ。一死1、2塁から打ち取った当たりを野手が痛恨のファンブル。2点を返されてしまい、なおも一死1塁と一打逆転のピンチが訪れる。

 しかし、選手誰一人として気持ちを切らすことは無かった。野手、そしてベンチにいる全員がいつも以上に互いに声を掛け合った。前向きな雰囲気を作り上げ、続く打者をファールフライに打ち取り、残る打者はあと一人に。「キャッチャーを信用して投げました」とミットをめがけて腕を振り続けた4球目。打球はセンターに。黒瀧(文3=朋優学院)が捕球するのを見届けると、マウンド上で勝利の喜びを噛みしめた。

 昨秋王者・中大から掴んだ大きな勝ち点。念願である25年ぶりの一部リーグ優勝に向けて、着実な一歩を踏み出した彼らは、止まることをしらない。

■コメント

・山越(社3=横浜隼人)

 1番強いといっても過言ではないチームに、勝ち点を取ることができて、非常に良かったと思います。試合を通して、先制できて、エラーは多かったですけどピッチャーが要所要所頑張ってくれて、基本的に東洋のペースで試合ができたので、それが良かったと思います。(先制タイムリーを放った杉原について)左ピッチャーとの相性がいいので、杉原を今日は起用しました。期待以上の結果を出してくれました。(先発の割石にしたのは)この3連戦はもともと中大を主体として逆算して投手を組んで来ました。1番調子もいいですし。(8回から瀬下が投げたが)試合運びの中で、割石が3連投なので、疲れが見えて来たということと、球数が100球を超えたので、多田と話し合って瀬下でいくことに決めました。安定しているので、中大相手に任せられるピッチャーです。(国士大戦に向けて)前回はすごく悔しい負け方をしてしまいました。いつも通りやれば勝てる相手だと思うので、頑張りたいと思います。

 ・若松(法3=座間) 

苦しい試合でしたけど、杉原、多田のタイムリーで点を取って、エラーがありながらもピッチャーが我慢強く投げてくれたので、感謝ですね。本当によくやってくれました。(仲間のエラー後の声かけについて)前向きな声かけをして、責めるのではなく、次しっかり抑えていこうという考えになれるのが、うちのチームのいいところだと思います。(先制タイムリーを放った杉原について)リーグ戦始まってくらいから、代打で結果を残し初めて、それが今日のスタメンという形に繋がったのだと思います。まぁよく打ってくれますね。期待に答えてくれます。(先発の割石について)ピンチを作りながらも、踏ん張ってくれるので、いいピッチャーです。本当にピンチに強いですね。(国士大戦に向けて)何とかして勝って、3戦目に持ち込んで、勝ち点を奪いたいと思います。頑張ります。

・瀬下(営2=藤代)

(振り返って)緊張は無かったです。本当はもっと早く登板すると思っていたので、どちらかというと、やっときたかという感じでした。(ピンチの場合でも)多田さんは結構冷静になってくれていたので、今日は首を振らずに信用して投げました。(今日は8回に三振を3つ奪ったが)普段は三振を取りにはいかないんですけど、今日は8回の先頭打者にフォアボールをだして、自分に腹が立ったので、思いっきり腕ふりました。(次戦に向けて)前回の国士大戦はピッチャーで負けてしまったので、次はピッチャーで勝てるようにしたいと思います。

TEXT/PHOTO=永田育美