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2017.05.01
硬式野球

[硬式野球]最速更新の飯田 勝利の鍵は予習

平成29年度東都大学野球リーグ1部春季リーグ戦

5月1日(月)神宮球場

○東洋大7ー3専大


164球完投勝利の飯田


 「優勝するにはこのカードが大切になってくる」と意気込み臨んだ専大1回戦。一回、味方の先制点で余裕を持ってマウンドに上がると、1、2番を連続三振に切ってとる。二回には自己最速を更新する147㌔をマークするほど気持ちがこもっていた。三回に連打で失点するも、続く二者には追い込んでから連続三振に仕留めた。あるスカウトは「3回まで飛ばしていったね。ここまで3戦投げてきて、今日が一番調子いいと思う」と評価。追加点を与えず迎えた八回、無死2,3塁のピンチを招くと、球場に雷が鳴り響いた。突然の雷雨により試合は一時中断。1時間3分後再びマウンドに戻ってきたが、6番に四球を与え満塁に。次打者に「2、3点は取られても仕方ない」と割り切って投げると、打球は遊撃手・小川(法1=霞ヶ浦)へ。内野ゴロの間に1点を失うが、小川の好判断により三塁でアウトを取った。「小川のプレーに助けられた」とルーキーの好プレーに感謝した。

 予習が勝利の鍵となった。先週は試合がなかったため、空き週を利用し26日の日大対専大戦を観戦。「まっすぐとスライダーが有効だと感じた」と、今試合は積極的に投じた。女房役の西川(営4=浦和学院)も「今日の球は今シーズン一番良かった。ストレートがよく来ていた」と164球完投勝利の主将をねぎらった。今季2勝目となるも「チームが勝つことが自分の役目。明日も全員で勝ちにいく」と冷静。勝利だけを見つめ、着実に勝ち点を取っていく。


TEXT、PHOTO=美馬蒔葉