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2017.05.09
ラグビー

[ラグビー]格上大東大に逆転勝利 スクラムで主導権握る

2017年度オープン戦

5月7日(日) 東洋大グラウンド

〇東洋大 29{0-14、29-0}大東大 14


東洋大
スコア
大東大
前半
後半
得点
前半
後半


T




G




P




D


52
14


14
66
合計
14


背番号/ポジション
名前
出身校
学年
1/PR
金柿 俊哉
国学院栃木

2/HO
館澤 徹士
盛岡工業

3/PR
小山内 健
昌平

4/LO
小林 瑠偉
日川

5/LO
鴨沢 享佑
黒沢尻工業

6/FL
黒川 眞琴
石見智翠館

7/FL
日野 諒太郎
佐賀工業

8/No,8
常泉 達
国学院栃木

9/SH
内野 晃成
長崎海星

10/SO
尾花 耕平
昌平

11/WTB
田淵 恵太
昌平

12/CTB
古川 拓実
目黒学院

13/CTB
菊池 優介
国学院栃木

14/WTB
石井 勇輝
日体荏原

15/FB
平原 賢
国学院栃木




ルーキー高橋のトライでチームを勢いづけた


力強いタックルでチームを引っ張る常泉


 オープン戦3戦目は大東大とのゲーム。リードを許したまま後半を迎えるも、徐々にボールがつながり出し逆転勝利。格上相手に収穫のある試合になった。

 序盤は大東大のキックを中心としたスピード感のある攻撃に防戦一方。チャンスを迎えても決定打に欠け、攻撃が噛み合わない。ペナルティも多く、リズムに乗り切れないまま0-14で前半を折り返す。

 しかし後半は一転、「入りを意識した」と古川主将(総4=目黒学院)。開始直後にラインアウトからモールに持ち込むと、PR小山内(済3=昌平)がトライを奪う。後半21分にもモールからルーキーの高橋(済1=延岡星雲)がトライを決め、流れは東洋大に。力強いタックルで主導権を奪った。後半28分には巧みなパスワークからPR金柿(済3=国学院栃木)が逆転トライ。その後もWTB石井(法4=日体荏原)、FL黒川(法4=石見智翠館)のトライが続き、勝負を決定づけた。29-14で大東大を撃破。格上相手に堂々とした戦いぶりで勝利をつかんだ。

 前回の国学院大戦とは一転し、「ハードに」というチームテーマを体現したこの試合。「相手に通用することが分かった」と常泉(ラ4=国学院栃木)は語る。強みであるスクラムは終始押す場面が目立ち、試合の流れをつかめるようになってきた。次も格上の慶大との1戦、格上と戦うことのできる貴重なオープン戦を実のあるものにしてシーズンにつなげていく。


▪コメント

・古川主将(総4=目黒学院)

 国学院大戦では激しさという部分が足りなかった。守備でもタックルが飛び込み気味だったので、今日は体をしっかり当てていきました。飛び込んで抜かれるというのがなく、体を当てて止められていたと思う。ちゃんと当てれれば、ペナルティは取られないので今後も意識していきたい。試合の入りも意識していたが、リズムに乗れなかったのが課題。後半も入りを意識して、良かったので結果に出たと思う。ただ、無失点は前半から出来たのではと思います。セルフジャッジを止めようと言うのは前々から言ってあったが、熱くなると出てしまうのも反省点。(格上相手に)チャレンジしていって、通用する部分もある。通用した部分はしっかり伸ばして、反省するところはしっかりと反省していきたい。今日はペナルティが多くて、流れに乗れなかった。ミスを減らして東洋の流れに持って行けたらと思う。

・常泉(ラ4=国学院栃木)

 オープン戦初めての格上の相手でみんな気合が入っていて、ハードにやろうという話はしていた。それは全員できて、試合でも出せたから良かった。FWのラインアウトの部分でチャンスの時にミスが多く得点につなげられなかったことが反省点。スクラムは強みとしてやってきていままでやってきたことが相手に通用することが分かった。シーズンもこの調子でやっていきたい。(来週の慶大線について)チームとしてもみんな野心があって格上の相手とやるのもオープン戦残り少ないので、色々チャレンジして自分達の成長につなげたい。

・石井(法4=日体荏原)

 国学院大戦で出た反省点の守備でしっかり体が当てられたと思う。2トライに防げたし、勝てたのではと思う。自分は外側のポジションなので、体当てる機会は少ない。その分元気だしていきたいので、声を出し続けています。今日みたいな守備をして、精度を高めていけば格上との戦いでも通用すると思う。攻撃ではバックスに回せば点を取れるように練習していきたい。

・田淵(総3=昌平)

 個人的に駄目で練習でやってきたことが試合で全然出せなかった。チームに迷惑をかけてしまった部分が多かった。(前半の流れの悪さについて)点を取られた原因は自分らの単純なミスだったので、このまま後半も同じことが続いたら逆転できないと思っていた。(後半はどうやって切り替えたか)ハーフタイムのときに後半は切り替えていこうとみんなで話し合った。後半はミスも少なかったので流れが途切れなかったのが勝因だと思う。(主審に注意されている場面があったが)レフリーが試合を作っていくので、自分らが正しいことを言ったとしてもレフリーには逆らっちゃ駄目なので、我慢してレフリーに従うということをみんなで話し合いあった。(格上の大東大と試合をしてみて)相手はBチームだったので2軍だったと思うが、それでも自分たちも通用するレべルになったと思う。(慶大戦に向けて)昨年、負けているが、今年は成長して昨年より強くなっていると思うので、勝ちたい。


TEXT=大谷達也 PHOTO=青池藤吾