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2017.05.09
硬式野球
[硬式野球]魅せる4番 中川「素直にうれしい」逆転弾
平成29年度東都大学野球一部春季リーグ戦
5月9日(火)神宮球場
○東洋大2-1国学大
逆転弾を放ちチームメイトに迎えられる中川
振り抜いた打球はフェンスを越えて左翼席へ。「入ると思わなかった」と中川(法3=PL学園)自身も驚く逆転本塁打。4番の一振りがチームを勝利へ導いた。
九回、二死から田中将也(営4=帝京)の本塁打で試合を振り出しに戻すと、4番・中川に打席が回った。「ホームランを狙わなくていいからヒットを打て」という監督からの一言が中川の力みをなくした。「田中さんが変化球を打ったので、まっすぐを狙っていました」と2ボールからの3球目、狙っていたストレートがくると迷いなく弾き返した。打球は吸い込まれるかのよう左翼席へ一直線。「素直に嬉しかった」。スタンドからの大歓声にはガッツポーズで答え、ベンチへ戻ると仲間から手厚い歓迎を受けた。
「チームを勝たせるバッティングをするのが4番の役目です」と話す中川は、今季打率は.423と絶好調。念願の一部リーグ優勝、そして憧れ続けた首位打者の称号を得る日はそう遠くない。
▪️コメント
・中川(法3=PL学園)
監督から「ホームランは狙わなくていいからヒットを打て」と言われて楽になりました。田中さんが変化球を打ったので、まっすぐを狙っていて。読みが当たったという感じです。弾道が低かったので、(スタンドに)入るとは思いませんでした。一塁ベースを回る手前でベンチが湧いていたので、ホームランだとわかりました。
TEXT=永田育美、PHOTO=伊藤梨妃