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2017.05.08
準硬式野球

[準硬式野球]投手陣力投も打線つながらず 決着は3回戦へ

平成29年度東都大学準硬式野球春季1部リーグ戦・専大2回戦

5月7日(日) 八王子市民球場

●東洋大2―3専大

(イニングスコア)

2回戦

専 大

2

0

0

0

0

1

0

0

0

3

東洋大

0

0

0

0

0

2

0

0

0

2


(東洋大)
瀬下(営2=藤代)、川合(理2=日本文理)-多田(ラ3=高松西)

 7回からリリーフし、好投を見せた川合

6回に適時打を放った山岡


 勝ち点に王手を掛け迎えた専大2回戦。6回に猛攻するも、後一歩及ばず。初回の失策による2失点が最後まで響き、勝ち点の行方は3回戦に持ち越しとなった。

 初回、瀬下(営2=藤代)がマウンドに上がる。しかし、野手の2失策が絡み、早くも2点を献上してしまう。6回にも1点を許し、3点ビハインドで迎えた6回裏の攻撃。一死から若松(法3=座間)が死球を受け出塁すると、6番・若原(社3=九州学院)、7番・山岡(法2=柳井)の右前への単打に加え、代打・内藤(営3=藤代)の中犠飛によりこの回2点を返した。その後も得点圏に走者を出すも、打線が繋がらない。7回には二死満塁、9回には一死2塁と一打同点の好機を得るも活かしきれず試合終了。一勝一敗となり、専大との勝ち点の行方は3回戦に持ち越しとなった。

 負けた中で収穫もあった。7回からリリーフした川合(理2=日本文理)はここまで3試合に登板。力のある投球を見せるも、打者27人に対して7四球と制球力にしばし欠けるところがあった。しかしこの日は無四球、そして無失点と自分に与えられた役割を完璧に果たした。「この後の試合でも川合の力を借りる時がくる」と小田辺監督が振り返ったよう、川合の投球が優勝へ向けての鍵となってくる。

 今季は異例の大混戦。自力優勝の可能性が残されているのは日大、国士大、そして東洋大の三校に絞られた。次戦は一勝一分けで向かえる東海大3回戦。今日出た反省を活かし、チーム一丸となり、念願の東都の頂を目指す。


■コメント

・小田辺監督

初回のミスによる失点が最後まで響いてしまいました。(打撃に関して)いい所までチャンスは作るのですが、決め切れなかったり、流れを東洋に持ってこれなかったりしてしまいました。 (瀬下について)持ち味は出せていたと思います。1試合を3点で抑えていることを考えれば、ピッチャーは責められないかなと思います。川合もよく投げましたし。いい結果を出してくれたので、まだこのあとの試合でも川合の力を借りる時がくると思います。

 ・若松主将(法3=座間)

(試合を振り返って)守備でやっていくチームだったので、主に二遊間は信頼していた部分があったので、そこでエラーが出てしまったのが痛かったです。(ピッチャー陣について)瀬下は初回にちょっと打たれてしまったが、我慢強く投げてくれました。川合もいつも以上に良いピッチングをしてくれました。負けたのは、ピッチャー陣を援護できなかった打撃陣の責任です。(次戦に向けて)東海大には勝ち点のリーチをかけているので、しっかり勝って、優勝を目指していきたいと思います。

 ・山越(社3=横浜隼人)

(試合を振り返って)チャンスは何回も作れたのですが、ここぞという場面で打てず、初回のミスが響いてしまいました。ピッチャーの瀬下と川合の投球内容は良かったので、本当に野手が足を引っ張ったなという感じです。川合に関しては、想像以上に良かったです。(次戦に向けて)勝ったら勝ち点を取れるので、今日出た反省をいかして、次の試合をしっかりと練習をして臨みたいと思います。

 ・川合(理2=日本文理)

(自分のピッチングが)正解にしろ不正解にしろ、自分のピッチングが出来たので良かったです。先輩からアドバイスをもらって、原点に返って投げました。(次戦に向けて)勝ち投手ということにはこだわらず、勝ち点をとれるように頑張っていきます。


TEXT/PHOTO=永田育美