スポトウ｜東洋大学スポーツ新聞編集部

平成29年度東都大学野球１部春季リーグ戦

５月23日（火）神宮球場

○東洋大10－１日大

本塁打を決め、ダイヤモンドを回る古田

  「入っちゃったホームランですね」。試合後、古田（法４＝天理）に３回の本塁打に名前をつけてもらうと、笑顔でこう答えた。２球で２ストライクと追い込まれながらも、放った打球は左中間へ伸びていく。球は外野スタンドに着地。うまく風に乗った本塁打は、貴重な追加点となった。その後の守備では、スタンドからの大きな声援に応えていた。

  古田は初回にも打棒を大いにふるった。勝利には先制点が必須。竹原（法３＝二松学舎大附）が四球で出塁し、盗塁を決める。古田は２球で追い込まれるも、「なんとか一、三塁にしたい」と放った打球は中堅方向へ抜け、先制適時打に。この回一挙６得点と攻撃のリズムを作った。

  「気持ちよかったです」。古田は今日の試合をこう振り返った。「全日本に向けていい形で終われるように」。リーグ戦はあと一戦。最後まで気を抜かず戦い抜くために、古田の活躍が勝ち点奪取に欠かせない。

■コメント

・古田（法４＝天理）

今日はとても気持ちよかった。先制タイムリーは、追い込まれていたので、なんとか一三塁にはしようと思って食らいついた。（３回の本塁打は）ここでも追い込まれていたので、食らいついた。本塁打を打とうという感じではなく、うまく風に乗って入ったという感じ。（本塁打に名前を付けるとしたら）入っちゃったホームラン。明日に向けて今出来ることをしっかりやり、最後いい形で全日本につなげたい。

TEXT＝伊藤梨妃、PHOTO＝星川莉那