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第102回日本体育大学陸上競技会
7月1(土)~2(日) 日本体育大学健志台陸上競技場
1日目
男子100m
12組(風:+0.1)
3着 吾郷 10"89
男子100m2次レース
6組(風:+1.7)
1着 吾郷 10"84
男子400m
10組
DNS 櫻井朴
男子走幅跳
A組
DNS 小川
DNS 竹田
2日目
男子800m
8組
1着 柴田 1'53"54
2着 前之園 1'54"61
4着 長尾 1'59"46
5着 松崎 2'00"88
DNS 眞柄
DNS 齋藤
柴田は粘り強い走りでレースを制した
2日間にかけて行われた日体大記録会。2日目の800mにはルーキーの柴田(済1=東大和)、前之園(文1=専大松戸)がワンツーフィニッシュ。中距離ブロック期待の新戦力が存在感を遺憾なく発揮した。
注目の男子800m8組目、東洋大から4名の選手が出場し、激しいチーム内争いが予想された。先陣を切ったのは長尾(社3=城西大城西)、今回はペースメーカーとしてレースを引っ張った。長尾がハイペースでレースを進めると、その後ろに松崎(済3=中央学院)、少し空いて柴田、前之園と続く。400mからはペースメーカーを外し、各自自分との戦いに持ち込む。ここで飛び抜けたのが柴田だ。600mで松崎を捉えると、粘り強い走りで後続を突き放しそのまま1着でゴール。自己ベストとはいかなかったが、600m通過のベストタイムを更新。また、前之園も柴田と同様に後半の追い上げを見せ2着でゴール。1年生の活躍が光り、収穫のあるレースになった。
「バックストレートで落ちてしまうのが課題」と柴田。1着でゴールしたものの最後の直線での失速が目立った。今シーズンは夏季練習、そして1500mへの挑戦で持久力の底上げを図る。今回の1年生の好成績は上級生への刺激にもなるだろう。眞柄(済4=三条)、増田(ラ3=北陸)を筆頭に近年急成長を遂げる中距離部門。新戦力の台頭でチーム内争いはますます激化する。
▪コメント
・柴田(済1=東大和)
長尾さんが400mまでペースメーカーをして残り半分はフリーという形のレースだった。松崎さんが600mまで積極的にレースを引っ張っていたので負けないようにと走った。初めて1分21秒で600mを通過できたのは成長。先輩と走る時はいつもバックストレートで落ちてしまうのが課題、今回も最後までもがききれなかったことが反省点。(今後は)夏に向けて課題を克服していきたい。苦手な1500mにも挑戦して粘り強さを磨いていきたい
TEXT/PHOTO=大谷達也