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トライアルinいせさき ナイター競技会
7月8日(土) 伊勢崎市陸上競技場
男子1500m
3組
3着 柴田 3'59"46
8着 長尾 4'07"93
9着 齋藤 4'10"40
4組
1着 眞柄 3'47"31
5着 増田 3'55"33
15着 碓井 4'12"55
17着 松崎 4'17"76
男子3000m
15組
1着 西山 8'06"92
5着 中村駆 8'11"81
8着 小早川 8'16"48
16着 飯島 8'29"04
女子3000m
2組
3着 太田 10'26"82
4着 渡部 10'29"13
7着 曽我 10'35"55
15着 寺澤 11'7"6
DNS 梨本
DNS 岩崎
DNS 江口
DNS 新井比
3組
15着 塩谷 9'59"83
16着 原子 10'02"50
17着 新井茉 10'04"34
20着 佐藤 10'29"68
21着 岡本 10'35"57
眞柄は今回のタイムを自信に再び自己ベスト更新を狙う
西山はラストスパートで後輩を突き放しスピード力を見せつけた
トライアルinいせさきナイター競技会に男女ともに出場した。中でも、1500mで眞柄(済4=三条)が3分50秒の壁を打ち破り、自己ベストを更新。また、3000mに出場した西山(済1=東農大二)がラストスパートで並走していた選手を突き放し、ハイスピードなレースを制した。
今回のレースで自己ベスト更新を狙って調整してきた眞柄。「当日になったら暑いのと緊張してしまってあまり自分の調子を把握できなかった」と振り返る。それでも既存のペースメーカーに加え、松崎(済3=中央学院)もペースメーカーを担う中、落ち着いてレースを展開。二人のペースメーカーに付いて3番手で走っていた眞柄は「いくしかない」と前の勢いがやや落ちてきたところで思い切ってペースを上げ、抜き去っていく。後続を大きく突き放して1着でゴールし、タイムは3分47秒31。狙っていた自己ベストの更新を果たし、3分40秒台に突入した。うれしさを見せる反面「ラスト100mが持続できず落ちてしまったのでそこが47秒を切れなかったところだと思う」と悔しさも口にした。今月にもう一度1500mに挑む眞柄は今回の結果を自信に、再び自己ベスト更新を狙う。
4名の選手が出場した男子3000m最終組。スタートから東農大二高の選手が先頭に立ち集団を引っ張る。ハイペースなレースですぐに集団は縦長になり、西山、中村駆(済2=西京)、小早川(済4=武蔵越生)は集団前方に位置取りレースを進めていった。中盤になると小早川が遅れ、先頭は3人絞られた。2000mでさらにペースは上がり、中村駆が離されると西山は高校の後輩との一騎打ちに。追い抜いては追いつかれを繰り返し、勝負がついたのはラスト300m。西山がスパートをかけて後輩を突き放し、その勢いのままゴールへ駆け抜けていった。8分切りはかなわなかったが、し烈なレースを制し持ち前のスピード力を見せつけた。また、先頭から離されたメンバーもラストはしっかり切り替え、スパートをかけてフィニッシュ。最後まで粘りのレースを繰り広げた。
どの種目も気温が高い中、ハイスピードなレースが展開された今競技会。ペースに乗り切った選手、遅れをとってもしっかりラストスパートをかけた選手が見られ、スピード練習としても収穫が得られただろう。鍛錬の夏を乗り越えていくためにもさらに各選手調子を上げていきたいところだ。
■コメント
・眞柄(済4=三条)
気温が高かったのともともとこの試合で(自己ベストを)狙うつもりで調整してきたので、いざ当日になったら暑いのと緊張してしまってあまり自分の調子を把握できなかった。そのわりにはレース中はしっかりペースメーカーの方と松崎が1000m過ぎまで引っ張ってくれるということで、落ち着いて着いていくことができた。少し前が落ちてきたところでいくしかないと思って本当は1200mまでいってもらう予定だったがそれより早い段階で自分で出て、その時点で体もかなり動くなと思っていたので思い切ってラスト500m切ったところから自分で走ることができた。それでもラスト100mが持続できず落ちてしまったのでそこが47秒を切れなかったところだと思う。(次の目標は)トワイライトゲームズに同じ1500mで出られることになったので今回自己ベストを出したことを自信にして、周りも1500mの強い方たちばかりだと思うがうまく食らい付いてもう一度ベストを更新したい。
TEXT=福山知晃 PHOTO=吉川実里