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平成29年度関東学生ライフル射撃選手権秋季大会予選会
8月11日(金)~13日(日) 埼玉県長瀞総合射撃場
◆10mエアライフル立射40発
岩松 403.8点
日比 406.4点
江頭 396.1点
◆10mエアライフル立射60発
西谷 565.0点
◆50mライフル三姿勢60発
小田切 527点
井上 482点
吉本 514点
前田 486点
浅見 558点
丸山 524点
亀井 546点
須永 511点
諏訪 461点
◆50mライフル伏射60発
亀井 583点
山本 543点
井上 526点
諏訪 548点
主将としてチームを引っ張る小田切
浅見は、本選でタイトル獲得を撃ち抜く
関東学生ライフル射撃選手権秋季大会予選会が行われた。本選の出場をかけ、選手たちは個々のレベルアップを図る大会となった。
小田切主将(法4=甲府城西)は、今大会で目立った選手に亀井(法3=国際学院)の名を挙げた。「(亀井は)努力家で、アドバイスのメモを欠かさない」と評価している。亀井は、50mライフル伏射60発とライフル三姿勢60発の二種目に出場し、「点数が良くなかった」と唇を噛みしめた。それでも「もう少し頑張らないといけない、という自覚を持つことができた」と収穫を口にした。春季大会で初めてファイナルに駒を進め、堂々の8位入賞を果たし勢いに乗る亀井。秋季大会も勢いそのままに表彰台を狙う。
最後の秋季大会を迎える浅見(営4=栄北)は、「トラブルが起こっても冷静に対応できた」と振り返った。この経験を実力に変え、本選でのタイトル獲得、そして全日本学生ライフル大会優勝を見据えている。
次戦は、予選会の結果を踏まえた本選だ。「さらに練習をして本選に臨みたい」と江頭(法2=清和)は意気込んでいる。強豪校・日大を下し優勝へ、東洋大射撃部は前進を遂げている。
■コメント
・小田切(法4=甲府城西)
この3日間で撃った選手の中には初めてSBを持って試合に出るという選手が多かったが、案外良かったように思う。特に須永はまだ2日しか撃っていないが結構当たっていた。基礎がしっかりできているなと感じた。たくさん撃っていく中で的に当たる選手というのはやはり努力が見える。今後の課題としては、これまでの結果にとらわれずに、地道に射撃を続けていくこと。選抜で東洋が全国2位になり3×20では種目別団体1位にはなったが、そういう記録を一旦リセットして一から後期頑張っていくことが大事になると思う。今回特に良かった選手は亀井と須永。須永はさっきも言ったようにこんなに当たるとは思っていなくて結構驚いたし、ポテンシャルを感じる。亀井はすごく努力家で、色々なアドバイスを聞いてまわりどんな小さなことでも聞き逃さずノートに取っている。試合を見てて、研究の成果が出ているなと感じる。実力もついてきているから、きっと来年は部を引っ張っていく存在になってくれるのではないかと思う。試合の結果に亀井本人は納得してないが、そんなに気にせずに、今後の試合でしっかり切り替えていってくれれば点数は伸びると思っている。
・浅見(営4=栄北)
午前の種目はトラブルがあったが、その中で自分なりに冷静に対応できたと思う。次の本戦でも同じことが起きても、今日の経験を踏まえて射撃が出来ると思う。午後の種目までに5分しか休憩がなかったが、練習通り撃てた。個人的に収穫も多かった。冷静に構えれば最低限の点数は取れることが分かった。本戦、インカレでも出せれば自ずと結果は付いてくると思う。4年生最後なので、今までやってきたことを冷静にやり切りたい。優勝目指して頑張りたい。秋本戦でタイトルを取って、インカレで賞状をたくさんもらいたい。
・亀井(法3=国際学院)
P60と3×20は両方ともあまり点数が良くなくて、本戦までに改善しようと思う。気合を入れ直してしっかりやっていきたい。「もう少し頑張らないとやばいぞ」という自覚が持てたのは良かったと思う。P60は細かいところを直していって、3×20は姿勢とか基本的なところから鍛え直していく。できることはやって次戦に備えたい。
・江頭(法2=清和)
今大会は練習をあまりしていなかったが、1回の練習で何度も姿勢を見直していたから、今回はその成果が表れたかなと思う。前大会よりだいぶ改善されたものの、まだ自己ベストを出せていないので、内容の濃い練習を重ねて改善していきたい。今回は姿勢がよくとれたということが一番の収穫である。本選までにもっと練習して、次は自己ベストを出せる一番良い状態で試合に出たい。
TEXT/PHOTO=星川莉那