Article

記事


2017.09.03
水泳

[水泳]前日の結果から一転インカレ2日目は悔しい結果に

第93回日本学生選手権水泳競技大会

9月1日(金)~3日(日) 東和薬品ラクタブドーム 

(2日目・予選)

 

◆男子200m自由形 

8組

4着 中村 1'50"01

→全体9位でB決勝進出

 

9組

6着 森本 1'51"93

9着 川口 1'53"09


◆男子100mバタフライ

6組

1着 三好悠 52"54

→全体1位で決勝進出

 

◆男子200m個人メドレー 

9組

8着 田中 2'07"90

 

10組

4着 若林 2'03"05

→全体12位でB決勝進出

6着 森時 2'04"80

  

◆1500m自由形 

3組

6着 山本健 15'33"96

 

5組

5着 山本悠 15'34"23

  

◆男子4×100mメドレーリレー 

6組

1着 東洋大 3'38"76

(小鶴-毛利-三好悠-中村)

→全体2位で決勝進出


(2日目・B決勝)


◆男子200m自由形

2着 中村 1"50'70


◆男子200m個人メドレー

5着 若林 2"03'15


(2日目・決勝)


◆男子100mバタフライ

4位 三好悠 52'48


◆男子4×100mメドレーリレー

8位 東洋大 3"40'32

(小鶴ー毛利ー三好悠ー中村)


[総合得点]

1位 明治大 249.0点

2位 早稲田大 192.0点

3位 中央大 189.0点

4位 東洋大     155.0点

5位 中京大 153.0点

6位 日本大     133.5点

7位 法政大     122.0点

8位 近畿大     118.0点


チームメイトの声援に応える三好悠

B決勝では力泳をみせた中村予選からベストを更新した若林


 初日に引き続き、大歓声のなか行われた全日本学生選手権(以下、インカレ)の二日目。この日の最終種目であるメドレーリレーには4年生を中心としたチームで挑んだが結果は8位に終わった。

 4×100mメドレーリレー、東洋大は予選2位通過で決勝の舞台へ。第1泳者は初日の200m背泳ぎで決勝に進出した小鶴(法4=日出)だ。自身、最初で最後のインカレでのリレーの舞台で予選よりもタイムを上げる泳ぎをみせた。だがライバルたちも予選からタイムを上げており、7位で同じく4年生の毛利(営4=金沢)へ。一時は8位まで順位を落とすも得意の後半で徐々に相手を抜き去り5位まで順位を上げた。第3泳者は1年時からメドレーリレーのメンバー入りをしている三好悠(営4=八幡浜)だ。最後のインカレでリレーへの思い入れは人一倍強かったがこの日4レース目。インカレ初日から数えて8レース目の疲れは隠しきれず予選よりもタイムを落とした。だが、疲れなどは言い訳にはせず「不甲斐なかった」と語った。4年生3人の強い思いを引き継いでアンカーを泳いだのは2年生の中村(文2=比叡山)。決勝に残ったすべてのチームが3,4年生がアンカーを務める中、唯一の2年生でこの大役を担った。5位から8位までが0.09秒の間にひしめく僅差での勝負だった。個人種目でも決勝に残る強豪たち相手に食らいつくも力及ばず8位でフィニッシュ。表彰台を狙っていただけにメンバー全員がレース後「悔しい」と話した。メンバーの4年生3人が来年はいなくなるメドレーリレー。唯一の2年生の中村が来年はチームを引っ張りこの雪辱をはらしてくれるにちがいない。

 その中村は個人種目では200m自由形でB決勝に進出。予選9位で僅かに決勝進出を逃したため悔しさをみせた。しかし迎えたB決勝では前半の100mは6番で折り返すも、最後は粘りをみせ2着でフィニッシュ。この日3つ目のレースだったが疲れを一切見せない力泳だった。

 メドレーリレーが行われる約1時間30分前に三好悠は100mバタフライに出場。東洋大として出場する個人種目としてはラストとなったこのレース。予選1位通過で優勝の期待が掛かるレースだったが最後は競り負け4位でフィニッシュ悔しさの残る結果となった。レース後のインタビューではここまで自身を支えてくれた人々に「感謝したい」と口にした。

 200m個人メドレーでは若林(済2=法政第二)が予選から自己ベスト更新しB決勝に進出した。自身が狙っていた2秒台まではあと一歩届かなかった。しかし昨年のインカレで出したタイムより1秒近く上がっていることからこの1年での成長を示した。

 

 インカレ2日目を終え、東洋大の順位は4位。初日の結果から一転して悔しさをあらわにする選手の多い2日目となった。あと一歩のところで決勝進出や表彰台を逃す選手が多く振るわない結果となった。残すはいよいよ最終日。まだまだ挽回のチャンスは残されている。インカレでのラストレースとなる4年生の小鶴の100m背泳ぎや毛利の200m平泳ぎ。そして多くの選手が絶対に勝ちたいと意気込む4×200mフリーリレーが行われる。東洋大として良い結果で終えるために最後までチーム一丸となって戦い抜かなければならない。

■コメント

・三好悠(営4=八幡浜)

(メドレーリレーを振り返って)悔しい感情しかない。同期3人で出場して良い結果で終わりたかったが悔しい結果となってしまった。個人も不甲斐ない結果で終わってしまったが、それでも暖かく迎えてくれるチームメイト、応援してくれている先生方や両親、保護者の方には本当に感謝したい。最終日はやるしかない。やるのみ。

・中村(文2=比叡山)

(メドレーリレーは)予選2番通過で、4年生3人の力を借りて臨んだが決勝でダメだったので悔しい。予選は気持ちよく泳げたので決勝では49秒前半を狙っていたが、上手く泳げなかった。200m自由形は東洋大に一点でも多く貢献したくて、1位を狙っていたが最後は競り負けてしまって自分は詰めが甘いなと実感した。これからは競り勝てるレースをしたい。200mの方が決勝に残れる可能性は高かったが諦めず100mでも狙っていく。

・若林(済2=法政第二)

ベストは2"03'8だったのでベストが出たのは良かったが、2秒台を出したかったので少し悔しい。元々、浮き上がりがすごく苦手だったのでそこを重点的に練習してきた。順位を1つでもあげて貢献したかったのですが、落としてしまって申し訳ない気持ち。(明日の100m自由形について)ベストは52秒1なので最低でも51秒を出したい。


TEXT=梅山織愛 PHOTO=望月優希、菊池美玖、森瑞季