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第6回日本記録挑戦会兼住友電工杯
10月1日(日)住友総合グランド陸上競技場
男子100m タイムレース決勝
2組(風:+1.1)
3着 松尾 10"68(総合6位)
5着 大野 10"71(総合8位)
3組
DNS ウォルシュ
男子300m タイムレース決勝
1組
2着 中村 34"29(総合10位)
5着 増子 34"50(総合16位)
2組
1着 櫻井朴 33"52(総合3位)
4着 松原 34"28(総合9位)
3組
1着 ウォルシュ 32"66(総合1位) ※大会新
男子4×200mリレー 決勝
3位 東洋大(ウォルシュー中村ー櫻井朴ー松尾)1'24"68
ウォルシュは他を寄せつけない圧巻の走りを見せた
日本記録挑戦会兼住友電工杯に短距離部門から7名の選手が出場。10月6日から行われる国民体育大会(以下、国体)の調整として出場したウォルシュ(ラ3=東野)が、300mで自身の持つ大会記録を更新した。
300mの日本記録(32秒21)更新を狙っていたウォルシュ。スタートから飛び出すとスピードに乗って、コーナーを回る。最後の100mで彼に並ぶ者はいない。後続との差を大きくつけたままゴールへ駆け抜けた。32秒66と大会記録は更新したものの、目指していたのは日本記録の更新だ。それでも調子が良くない中でも32秒6をマークし、「結構いいタイムが出せた」と手応えも感じた。また、刺激として4×200mリレーにも出走。1走として勢いをつけるべく、序盤から攻めていく。しかし、レースは終始混戦となり、最後までこの種目3連覇のかかる中大を抜かせず、3位でゴールとなった。
ウォルシュだけでなく、櫻井朴(総3=国学院栃木)も300mで好走を見せた。コーナーを過ぎてからトップ争い食い込むと、終盤にはそこから抜き出し1着でフィニッシュ。二人の3年生が総合順位でも上位を占めた。
先週から100mや200mのレースをこなしてきたウォルシュ。目標の400m44秒台をマークするには「スピードが大事」と話す。序盤からハイスピードでレースを進める彼だが、そのスピードをさらに上げる必要がある。まずは国体に向けてスピード練習を積み、調整を図る。また、国体には東洋大からも多くの選手が出場予定だ。次はふるさとの代表として、その実力を発揮する。
■コメント
・ウォルシュ(ラ3=東野)
(出場の意図は)国体に急きょ出られるようになったので、そこの調整として。300mの日本新記録を狙っていたが、あまり調子は良くなくて(記録が)出ないかなと思った中で32秒6ぐらいは出た。来週にはもっと(調子が)上がるので結構いいタイムが出せたと思う。(100mの棄権は)8継の1走で刺激になればと思っていたので。リレーはあまり中大に追いつけなかったのは悔しい。(44秒台に向け強化したい点は)やっぱりスピードが大事。あと1週間スピード練習して、そこで調整したい。
TEXT/PHOTO=福山知晃