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平成29年度東都大学野球秋季１部リーグ戦
10月11日（水）神宮球場
●東洋大０－１国学大
国学大打線相手に貫禄の投球を見せた
国学大キラーの復活だ。六回１死二塁の場面、五回まで好投を続けていた梅津（営３＝仙台育英）がまさかのアクシデントで降板。その後を継いだのは、片山翔（法４＝大社）だった。「イメージも良かった」と昨年から相性の良かった国学大打線に最初の打者に安打を許し失点するも、「自信を持って投げた」とその後は出塁を許さず。「変化球でカウントを取れていた」と、得意球のスライダーで相手打者を圧倒した。
ここまでのリーグ戦は順風満帆ではなかった。オープン戦で好投を続け、飯田（営４＝常総学院）との左右エースとしての活躍が期待されていた。しかし、日大２戦目で先発登板するも、不安定な投球で二回で降板。その後は中継ぎの役割を務めるも、期待されていた無失点投球が出来ず。ついには、立正大２戦目のブルペンに片山翔の姿はなかった。次のカードは相性の良い国学大戦。当然、高橋監督からは出番は伝えられていた。このままでは終われない。そこから片山翔は得意球であるスライダーをさらに磨いていった。その結果、今日の好投につながった。
日頃から「中継ぎ向き」と自身の投球スタイルを語る片山翔。「走者がいる状況で登板して０点に抑えるのが役割」と、中継ぎとしての理想論がある。だが、梅津の出した走者を唯一打たれた安打で返してしまいそのまま敗戦してしまった。国学大戦の勝ち点の行方は３戦目へ。国学大を得意としている片山翔の力は必要だ。「今度こそは」。最後のリーグ戦、有終の美を飾るべく片山翔は理想の中継ぎエースとして役割を果たす。
■コメント
・片山翔（法４＝大社）
自分としてのイメージも良かったが、高橋監督に（相性の良い）国学大相手なので自信を持って投げろと言われていた。走者がいる場面で今日こそしっかり抑えようとしていた。球はしっかり（ストライクゾーンに）入っていて、直球より変化球でカウントを取れていた。（立正大２戦目ではベンチを外されて）そこから、国学大戦に向けて研究していて、変化球の制球を磨いていた。空振り三振も取れてよかったと思う。自分は（中継ぎで）走者が出てる場面で０点に抑えるのが役割。今度こそは０点で抑えていきたい。
TEXT=青池藤吾 PHOTO＝星川莉那
