記事
平成29年度関東大学ラグビーリーグ戦2部・白鷗大戦
10月15日(日) 白鷗大グラウンド
○東洋大 69{28ー12、41ー5}17 白鷗大
東洋大 | スコア | 白鷗大 | ||
前半 | 後半 | 得点 | 前半 | 後半 |
4 | 6 | T | 2 | 1 |
4 | 4 | G | 1 | 0 |
0 | 1 | P | 0 | 0 |
0 | 0 | D | 0 | 0 |
28 | 41 | 計 | 12 | 5 |
69 | 合計 | 17 |
番号 | 選手 | 出身高 | 学年 |
1 | 金柿 俊哉 | 国学院栃木 | 3 |
2 | 舘澤 徹士 | 盛岡工業 | 3 |
3 | 小山内 健 | 昌平 | 3 |
4 | 葉室 簾 | 静岡聖光 | 3 |
5 | 鴨澤 享祐 | 黒沢尻工業 | 2 |
6 | 吉尾 凌平 | 昌平 | 2 |
7 | 須田 拓真 | 明和県央 | 3 |
8 | 日野 涼太郎 | 佐賀工業 | 2 |
9 | 内野 晃成 | 長崎海星 | 4 |
10 | 村上 晴太 | 仙台育英 | 4 |
11 | 田淵 恵太 | 昌平 | 3 |
⑫ | 古川 拓実 | 目黒学院 | 4 |
13 | 尾花 耕平 | 国学院栃木 | 4 |
14 | 平原 賢 | 国学院栃木 | 4 |
15 | 菊池 優介 | 国学院栃木 | 3 |
Reserve Member | |||
16 | 深澤 翔祐 | 深谷 | 1 |
17 | 水本 賢 | 盛岡工業 | 1 |
18 | 古川 翔 | 長崎北 | 2 |
19 | 小林 瑠偉 | 日川 | 3 |
20 | 渡辺 駿介 | 春日丘 | 2 |
21 | 常泉 達 | 国学院栃木 | 4 |
22 | 海老原 鏡太 | 茗渓 | 1 |
23 | 須崎 春臣 | 国学院栃木 | 3 |
・選手交代/ポジション変更
後半11分 11→23
後半15分 5→19
後半15分 8→20
後半21分 1→16
後半21分 3→18
後半26分 2→17
後半29分 9→22
先制点を決めた須田
村上はチームのゲームメイクをする
得点後喜び合うフィフティーン
リーグ戦4戦目となった白鷗大との試合は69―17と圧勝。前半の立ち上がりが悪く点差を離せなかったものの、後半には相手にほとんど得点を許さず余裕をみせて勝利した。
大雨でとてもコンディションは良いとは言えない中試合は行われた。前半4分、先制点は須田(社3=明和県央)のトライだった。その後、18分に相手にキックパスから走り込まれトライを許すも、負けじと東洋大もモールから押し込み、フォワード陣でさらに3本トライを決める。しかし、その間もキックオフ直後に点を決められてしまう場面も見られ、高野監督が「守備は気が抜けるところがあって点を取られてしまった」と語るように前半で2トライを許し、28―12で後半へと突入した。
後半は立ち上がりの悪かった前半とは対照的に6トライを決め、点差を離していく。村上(ラ4=仙台育英)の正確なキックが冴え、左サイドから右サイドに大きくキックパスをするとそれを田淵(総3=昌平)がキャッチしそのままトライ。「相手のディフェンス(ライン)が揃っていてうまくいかなかったのでキックを中心に選択した試合だった」と村上が語るようにキックを要としたプレーが何度も見られた。後半は1点も許さないまま試合を終えようとしたが、終了間際にトライ間際のミスで相手ボールとなり、そのまま追い抜かれて1トライを許し最終的に69―17で幕を閉じた。
前回の試合の反省点でもあった試合の入り方に不安を残したまま終わった今試合。ここからの3戦は、高野監督就任以後、リーグ戦で一度も勝ったことがない相手との試合となる。まず迎える次戦の山学大戦に向けて「チャレンジャーという気持ちで取り組みたい」と古川主将(総4=目黒学院)。上位3校に勝利し1部昇格への切符をつかむまでの彼らから目が離せない。
■コメント
・高野監督
ラグビー的には先週よりは良かった。守備は気が抜けるところがあって点を取られてしまった。もったいないので、80分抑えられるような緊張感を練習していかなければならない。攻撃は9番(高橋)、10番(村上)のマネージメントは良かったのと、思ったところでトライが取れたこと。フォワードもモールやスクラムからトライが取れたので良かった。個人では課題があったが、チームのシステムは選手たちも良かったと言っている。ここからは個人のタックルなどを磨いていきたい。山学大戦に向けて戦術の選択を変えたりしていかなければならない。(雨天での試合について)国学大戦での嫌な印象があったので、うちのラグビーしようと。今日はやって結果が出たので良かった。一個一個やっていくしかない。今までリーグ戦で上位校相手に勝ったことがないので、レベルを上げて全力で勝ちたい。
・古川主将(総4=目黒学院)
前試合同様、入りが悪くてまだ入りの部分では足りないなと感じた。(勝因は)前半の入りが悪いということで、後半のハーフタイムで一回チームとして後半の入りは良くしようと言っていたので、後半の入りが良かったのが勝因。(修正点は)チームディフェンスとゲームの入り。(意識した点)被ってしまうが、先週の入りが悪いところがあったのでそこを意識していたがうまくいかなかった。(次に向けて)去年負けた相手なので、しっかり今日出た反省を生かして、2週間あるのでチャレンジャーという気持ちで取り組みたい。
・村上(ラ4=仙台育英)
前回の試合からを通してゲームの入りを意識していこうとチーム内で話したが、改善してなかったのが次への課題だろうと思う。(雨天での試合)キックオフの時点では國學院大戦と同様にキックで試合を進めていこうと思っていたが、試合中盤になると天候に関わらずいつも通りのプレーが出来ると思った。だが思いのほか相手のディフェンス(ライン)が揃っていてうまくいかなかったのでキックを中心に選択した試合だった。(次戦山梨学院戦について)相手には体格の大きい留学生の選手がいるのでディフェンスをしっかり整えながらここ3戦のアタックができたらいいと思う。
・小山内(済3=昌平)
雨が降っていて、初戦の国士舘戦もあって嫌なイメージはあった。最初は流れも良くなくて2トライも献上してしまったが、試合を追うごとに修正できたのが良かった。プレー中も仲間で声を掛け合って、全体で状況を確認し合うことができた。セットプレーは強みで、自信を持ってできたことが結果につながったと思う。最後の3戦はまだ一度も勝ったことがないので、そこにしっかり勝ちきって1部昇格を目指していきたい。
TEXT=水野桜 PHOTO=仲宗根優介、大谷達也