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第91回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)第20節
11月4日(土) 三ツ沢公園陸上競技場
東洋大0-2桐蔭大
得意のドリブルで果敢に攻める
積極的にシュートを狙う
前半をスコアレスで折り返した後、後半で2得点を献上。そのまま追い上げられず敗戦した桐蔭大戦だったが、FW坂元(社3=前橋育英)が幾度と好機を演出した。
「自分が決めていれば勝てた試合だった」と振り返るように、数回訪れたチャンスをものにすることができなかった坂元。しかし何度もチャンスをつかみチームに流れを引き寄せた。33分、宮吉(国4=京都橘)からのパスに反応しシュートもこれはポスト右へ。また42分には右サイドでパスを受け、何度か相手を切り崩す事ができた」と本人も語るように持ち味のドリブルからクロス。それを高橋(国3=FC東京U18)が中へ送り、再度坂元がヘディングでシュートを狙うものの惜しくも枠外へ。ここで前半が終了。46分決定機が到来する。右サイドから切り込んだ宮野(国4=西武台)が中へ折り返し、坂元がボレーシュートも、これも相手GKにセーブされ得点には至らなかった。後半は前半と一転、終始桐蔭大ペースに飲み込まれそのまま試合は終了した。
今回の敗戦でリーグ5連敗となった。だが今までの積み重ねにより1部リーグ残留は決定となっている。また全日本大学サッカー選手権への切符もまだ失った訳ではない。
次節は格上、順大との戦いで、かつ両校集中応援も開催される。坂元は「気持ちの面からも負けずになんとしても連敗をおさえたい」と次の戦いへの心境を口にした。
■コメント
・坂元(社3=前橋育英)
前半と後半の最初、シュートチャンスがあった中で自分がそれを外してしまったので流れが相手に向いてしまって失点してしまった。今回の試合は自分が決めていれば勝てた試合だったのでチームのみんなには本当に申し訳ない。(個人の課題と収穫)久しぶりに雨が降っていない、地面が濡れていない状態で試合をして個人的にはドリブルとかも出来たことは良かったが、それをシュートに繋げられなかったことが課題だと思う。(収穫)ここ最近の試合でなかなかドリブルが通用しなかった中で今日は何度か相手を崩してチャンスを作れたことは良かった。(5連敗となったが)まず残留が決まったことは連敗の中でも今まで積み重ねた勝ち点があったので良かったと思うが、この連敗を次の順天戦でなんとしてもおさえて、チーム、個人として立ち直れるようにやっていきたい。(次節の集中応援に向けて)悪い流れのなかで集中応援、しかも相手はレベルが高いので、自分たちはまず気持ちの面で負けないということと、自分は結果を出したい。
TEXT=渡部穂乃花 PHOTO=藤井圭、金澤瑞季