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第48回明治神宮野球大会 開会式
11月9日(木)明治神宮会館
明治神宮で参拝する飯田(中央)
18季ぶり神宮大会Vへ、チームの思いは強い
雲一つない秋晴れの中、明治神宮野球大会が明治神宮会館で挙行された。開会式の前には明治神宮社殿で参拝が行われ、飯田主将(営4=常総学院)を先頭に日本一を祈願した。
見えているのはてっぺんだけだ。式後に飯田は「日本一になりたいという気持ちは変わらない。優勝が決まった翌日も普段通り練習があったので、より一丸となっている。監督さんが最後なので、自分たちとしても最高の形で締めくくりたい」と、余韻に浸ることなくすでに気持ちは切り替えている。今大会では指名打者制度はなく、投手も打席に立つ。久しぶりにバットを握るという飯田。「打席が回ってきたら流れを変えないように。投げて打って自分ができることをしたい」と意気込む。ベストナインを獲得した甲斐野(営3=東洋大姫路)は,高校時代は三塁手も経験しているが、3年ぶりの打撃に悪戦苦闘中。「久しぶりにバッティングをしても全然打てなかった。打者からすると内角に攻められるのは嫌なものですね。飯田さんや村上(総1=智弁学園)、上茶谷(法3=京都学園)のバッティングは見ててすごかったので楽しみ」という前評判に期待したい。
初戦は12日の13時30分試合開始。相手は富士大と大商大の勝者となる。「初日が勝負になる。全力で臨みたい」と飯田主将は気合十分。「全日本の借りを返したい」という佐藤(法2=聖光学院)の言葉通り、春の借りは必ず秋に返し、高橋監督の有終の美を飾る。
◼︎コメント
・飯田主将(営4=常総学院)
監督さんが最後なので本当に最高の形で締めくくりたい。最後であることでより一層思いは強いですし、チーム一丸となって何としてでも優勝したいです。12日の対戦相手がまだ分からないですが初日が勝負だと思う。チーム全体で戦いたい。優勝翌日も練習がありましたし、より一丸となっていると思う。優勝の余韻に浸ることなく日本一を目指そうという雰囲気です。
・田中将也(営4=帝京)
(社殿での参拝は)高校の時に経験していないから、初めて。神聖な場所だしこれから始まるんだと改めて思った。ここまでの練習でやるべきことはやってきた。春の全日本選手権でトーナメント難しさ、一発勝負での緊張感は実感してる。大会ではワンプレーワンプレーに全力を尽くして自分たちらしさを出していきたい。(対戦チームについては)ミーティングで話になる。どちらのチームも左右に良い投手がいると聞いているので、これからできることは少ないかもしれないが準備していきたい。(目標は)優勝をして高橋監督を胴上げすること。絶対に勝ち抜きたい。
・西川(営4=浦和学院)
チームの雰囲気は良い。監督が最後なので、日本一を飾りたい。
・佐藤(法2=聖光学院)
全日本の借りを返す。監督が最後なので、最高の花道を作りたいです。
TEXT=美馬蒔葉 PHOTO=須之内海、永田育美