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2017.11.16
ボクシング

[ボクシング]特集3日目・内容にこだわった試合を~馬場龍成選手~

11月23日から福井県で全日本ボクシング選手権(以下、全日)が行われます。そこで9日連続で、出場選手をご紹介します。3日目となる今日は、フライ級の馬場龍成選手です。



自身初のAIBA世界選手権大会出場、また全日では年々順位を上げ、着実に力をつけてきた馬場龍成選手。今季主将としてチームを引っ張ってきた馬場選手に、全日への強い思いやチームについてお話を伺いました。(取材日・11月1日、聞き手・松井美乃)



――全日に向けての調整はどうですか。


今年は肩が外れてしまったり、ケガとかもあったんですけど、肩も治ってきて順調に(調整は)進んでいると思います。



――大学最後ということで全日にどういった思い入れがありますか。


大学の1年の頃はベスト8で、大学2年の時に3位で、去年が準優勝と着実に力はつけてこられていると思うので、今年は優勝して大学最後、有終の美で飾りたいと思っています。



――順位を落とせないというプレッシャーはありますか。


プレッシャーは特にないですね、試合になったら楽しめると思うので。



――引退してからの練習やトレーニングの仕方に変化はありますか。


やることはあまり変わらないんですけど、筋力トレーニングを入れて、腕立て伏せや腹筋などしています。結構それをやってなかったのが原因で肩が外れたり、ケガにつながっていたので。引退してからはボクシング以外の練習も力を入れるようにしています。



――練習量も現役の頃と同じくらい積んでいますか。


はい、一緒に練習しているので今も変わらないです。



――強敵やライバルはいますか。


東洋大でいうと一緒の階級で出て来る3年生の福井(営3=駿台学園)が強いです。あとは、去年の国民体育大会(以下、国体)に出ていなかった林田翔太選手(和歌山県庁)が出て来るんですけど、一昨年負けてまだ勝ったことがなくて。その二人が強敵かなと感じています。



――攻略のために何かトレーニングをしていますか。


福井に関してはいつも練習でやったりしているので、あんまり意識はしてないですけど、いつもスパー(実践形式で行う練習)でやっているのをどう変えていくかということですね。スパーをやっていても毎回接戦になるので、そこはどうしようかなって迷っている最中です。林田選手の方は一昨年国体でやって、悔しい思いもしているので結構研究したりしています。



――同じ階級で福井選手が出場しますが、勝つ自信はありますか。


もちろんやるからには絶対勝つ。誰が出て来ても勝ちます。



――先日の国際試合に出場されて、国内試合との違いは感じましたか。


アジア選手権、世界選手権もですけど、めちゃくちゃ観客が多いというイメージがありました。アジア選手権はウズベキスタンでやったんですけど、結構サッカーより人気もあって観客がすごく多かったです。



――観客が多いと緊張はしますか。


緊張とかはしないですけど、人が多かったら試合が盛り上がるので楽しみです。そこが国内とは違うところで、楽しみの一つでもあるかなと思います。



――世界戦やリーグ戦、教育実習と多忙な中での息抜きは何をしていましたか。


部活内で同期や後輩と遊んだりして息抜きしていました。



――今年のチームの雰囲気はどうでしたか。


めちゃくちゃ良かったと思います。応援もしっかり声出すとこは出ていて、東洋は雰囲気がいいです。仲良いのがいいですね。



――主将を1年間務めて、どのようなところを気にかけていましたか。


練習内だと主将じゃないときと比べて、みんなより声を出そうと気にかけました。自分が1番出していないと人に声出せとか言えないので。そういう所で自分が1番に率先して、しんどいところはやっていこうという風に心がけていました。



――新しい主将に託したい想いやアドバイス・激励などお願いします。


とにかく自分のやりたい、こういうチームになりたいっていうのをしっかり持って、監督ともよく話し合って自分のなりたいチームになってほしいなって。僕からはあまり強制したり、こうしろと言ったりとかは絶対ないですね。



――自分のプレースタイルはありますか。


インファイターとアウトボクサーって結構分かれるんですけど、僕はどっちも臨機応変にやるので、どういうボクサーかと言われたら結構いろんな事をするタイプです。



――最後に全日への意気込みをお願いします。


絶対優勝以外はないと思っているので、今年は内容にもこだわって誰が見ても優勝って言える試合をして終わらせたいです。



――次に登場する選手は○○選手なのですがどんな方ですか。


めちゃくちゃボクシングのセンスはあると思います。相手との距離のとり方や、パンチ避けるのも結構得意なタイプかもしれないですね。でももうちょっと練習を真面目にしろ、っていうのが(笑)もっとやったら強くなるから!



馬場選手ありがとうございました!

明日の特集もお楽しみに。




◆馬場龍成(ばば・りゅうせい)


学部・学年・出身校/文学部・4年生・王寺工


身長・体重/166㌢・56㌔


生年月日/H8・1・8


血液型/A型


地元の好きなところ/鹿・大仏


好きなタイプ/石原さとみ