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11月23日から福井県で全日本ボクシング選手権(以下、全日)が行われます。そこで9日連続で、出場選手をご紹介します。6日目となる今日は、ライト級の木村蓮太朗選手です。
昨年の全日では1年生ながらバンタム級で優勝。今年も国内大会では負け知らずでチームのエースとして大活躍でした。そんな木村選手にチャンピオンとして挑む全日の意気込みをお聞きしました。(取材日・11月9日、聞き手・梅山織愛)
――昨年、優勝してから試合に挑む心境は変わりましたか。
周りはチャンピオンだからとかうるさく言ってくるのですが自分は一度もそういうのを気にしたことがないです。ただ負けることが嫌いなので、チャンピオンを維持するというよりはただただボクシングで負けたくないという意識があります。
――今年1年の自身の評価はいかがですか。
結果だけみたら負けていないし、やりきるところはやれたので100点。でも試合内容でみると、攻撃は自分の持ち味を生かせていていいが、ディフェンスが甘いのでもっとしっかりやりたいです。
――今年1年印象に残っているのはどの対戦ですか。
今年良いスタートを切れたのがリーグ戦初戦の拓大戦で、自分は階級を上げてのライト級だったが相手はライトウェルターでランカーになっている強い選手だったのでパワー負けする心配がありました。でもパワーで負けることなく1Rで仕留めることが出来たので、そこでライト級としての自信がついたと思います。その試合が今年1年の自分のボクシングを決めたなと思っています。
――ライト級に階級を上げたのはなぜですか。
減量は全然無いので、ベストな動きが出来るなと感じています。体重を落として動きが悪くなるなら、落とさずに良い動きが出来た方がいいのでこの階級でやっていきます。
――4月に経験した国際大会はいかがでしたか。
自分が負けた相手がオリンピックにも出ていて、アジア選手権も優勝している人でした。結果は負けてしまったのですがボクシングの奥深さを教えてもらったのでそこからいろいろな事を考えるようになりました。今は勝てなくても1年後2年後には追いつくように考えて練習に取り組んでいます。
――では今回の全日の目標は。
去年はバンタム級で優勝出来たのですが、去年の階級より1つ上の階級で出場することになります。こないだの国民体育大会(以下、国体)ではライト級で優勝出来たが、東農大の強い選手が2人出ていなかったのでその2人を倒して優勝出来たらいいなと思う。
――どんな選手が対戦しやすいですか。
自分よりリーチが短い相手はやっぱりやりやすいですね。
――全日だけでなくボクシングをやっていくうえでの目標はありますか。
東京オリンピックは目指せればいいなと思います。でもまだそんなに考えていなくて出られるなら出たいくらいです。
――自分以外で東洋大で注目の選手はいますか。
全日には出場しないのですが、自分の従兄弟の(木村)天汰郎(法1=飛龍)ですかね。センスはピカイチだと思います。今、ケガしていて片手で練習をしているのですが自分より打ち方とかも上手いです。血がつながっているとか関係なく良いもの持っているなと一番思いますね。
――尊敬する先輩はいますか。
やっぱり馬場(文4=王寺工)さんじゃないですかね。自分はやるときとやらないときの差が激しくて、朝練で走るときも本気で走れば馬場さんより速いんですけど(笑)、やる気ないときもあって。だけど馬場さんはいつどんなときでも本気で走っていて、自分が出来ないことを出来るので尊敬しています。
――学生としての生活はいかがですか。
やっぱり単位を取るのが大変です(笑)
――全日終わったらやりたいことはありますか。
遊びます!!!!
――去年も同じこと言ってますよ(笑)
本当ですか(笑)でも、とりあえずは遊びまくります(笑)
――次に登場する選手は○○選手なのですがどんな方ですか。
一緒にいて気分が上がる人ですね。自分と練習の仕方とかも似ていて、仲良くさせてもらっています。リーグ戦では2人で全勝しようって頑張っていたので最後○○さんが負けたのは自分も悔しかったので、全日では一緒に勝ちたいです。
木村選手ありがとうございました!
明日の特集もお楽しみに!
◆木村蓮太朗(きむら・れんたろう)
学部・学年・出身校/経営学部・2年生・飛龍
身長・体重/174㌢・62㌔
生年月日/H9・6・12
血液型/A型
地元の好きな所/落ち着く
好きな欲求/睡眠欲