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2018.01.19
サッカー

[特集:女子サッカー]戸田有悟監督独占手記「早大と真っ向勝負でやれた」

インカレで4位に導いた戸田監督


今季、関東大学女子サッカーリーグで3位、全日本大学女子サッカー選手権では4位と創部以来最高成績となる結果を残した東洋なでしこ。そのチームを率いた戸田監督に1年間を振り返ってもらった。


 インカレで2年連続出場できたというのは、チームとして歴史をつくる上では重要だよと伝えた中で、大学リーグで早大に大敗(●0-7)というものもありながら、結果的に3位という成績を残せたというのは、チームとしてひとつ自信を得れたのかなと思う。

 

3位になったことによってインカレがシードで、2回戦で相手が1回戦を戦った状態だったのは自分たちにとっては、とてもプラスの状況だった。しかし、インカレ初試合ということで1年生を中心に緊張が見られたのはチームとしての1つ課題が出たと思う。2点先制された中で、4点を取って結果的に4ー2で勝てたというのは、おそらく次の試合のベスト4をかけた徳山大との試合で勝利をつなげられたきっかけの試合だった。

 

 年明けで初めての西が丘で、大勢の方々が見ている前でプレーするのは初めてだったので、早大と真っ向勝負でやれたのは、チームとして今後につながる試合だったと思う。ただ最後の最後で、3位なのか4位なのかっていうので見える景色は全く違う。勝って勝つ喜びをみんなと分かち合いたかったのが素直な気持ち。

 

 インカレを通して印象深いのは、やはり早大戦。あのインカレ連覇していたチームが、あれだけ必死な顔をして足がつったり、本当に追い込まれた状況にできたというのは、僕にとって一番印象に残っている。


毎試合終了後に選手とスタッフ全員で客席に挨拶をする