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2018.03.24
準硬式野球

[準硬式野球]多田龍の一打が決め手!新チームで関東選手権初戦突破

せ第60回関東地区大学準硬式野球選手権大会1回戦

3月23日(金)ネッツ多摩昭島スタジアム

◯東洋大2-1日大三崎町

(イニングスコア)

1回戦







日大三崎町



東洋大






×

(東洋大)
瀬下(営2=藤代)、木村(工2=青森)、割石(社3=越谷南)-多田龍(ラ3=高松西)


勝ち越し打を放った多田龍

チームメイトに迎えられる山岡

土屋は2打席連続で中堅への安打を放った


第60回関東地区大学準硬式野球選手権大会(以下、関東選手権)1回戦は2-1で勝利。同点で迎えた八回、多田龍(ラ3=高松西)の二塁打が勝利を決定づけた。


 活気あふれる新チームが関東選手権初戦を突破した。1点ビハインドで迎えた四回。相手の失策と四球で無死一、二塁とすると山岡(法2=柳井)が犠打で送り多田龍の犠飛で同点に追いつく。しかしその後は互いに追加点を譲ることなく、同点のまま試合は後半へ。

 

 流れを引き寄せたのは八回だった。1死一塁で打席が回ってきたのは多田龍。「どうにかしてチームの役に立ちたい」。強い思いでバットを振ると、打球は右翼手の頭上を越え適時二塁打に。これが決勝点となり東洋大は2-1で勝利を収めた。

 

 また、「試合の流れを変えるプレーをしたい」と語る土屋(社1=習志野)はその言葉の通り五回に新チームの公式戦初安打である中前打、七回には中越打と二打席連続で長打を放った。得点にはつながらなかったものの、「自分の満足のいくバッティングだった」と土屋。一冬を越え、昨秋のリーグ戦からさらに成長した姿を見せた。

 

 新チームで初の公式戦となる今大会。「試合の中でもメリハリのつけられるチームになっていきたい」と印南主将(文2=浦和学院)は理想のチーム像を語る。関東選手権優勝、そして全日本選手権大会の出場権獲得を目指し、チームは横浜スタジアムでの2回戦へ進む。


■コメント

・多田龍(ラ3=高松西)

(今日の試合は)序盤、中盤は厳しい中でピンチの時、その芽を摘み取ってゼロで切り抜けられたのは収穫だと思う。だが自分のミスで招いたピンチなのでそこは反省点。(八回は)自分のまずい守備で点を献上してしまったので4年生っていうのもあるが、どうにかしてチームの役に立ちたいという意識で打席に立った。バッティングに関しては良かった。(新チームの雰囲気は)去年とあまり変わらない。本当に守備で粘って、守備中心のチームなので、チャンスで相手より多くの点を取れ良いという感じなので、去年と大きく変わったという印象はない。(ベンチからの声かけが大きく感じましたが)この冬ずっとベンチから雰囲気良くしようってやって来たのでそこは変わったかもしれない。(背番号1は)去年終わってからなのでこの冬からずっと1。人生でずっと2ばっかり付けてきたので1を付けてみたいと思っていた。(横浜スタジアムでの試合は)人生で横浜スタジアムが使えるのはたぶん1回くらい。本当に最初で最後の球場なので思いっきり野球したい。(明日への意気込み)最近ピッチャー頼りなので明日は野手で勝てるようにしたい。

・印南(文2=浦和学院)

守備ではパスボール以外特にミスはなかったが、自分たちの攻撃が全然できなかったのでもう一度修正していきたい。(新チームは)4年生が3人残ってくれたのがだいぶ大きく、4年生のバッテリーを中心に内外野を固めていってる。打撃の方で結果が全然出ていないので、打線を入れ替えつつ、考えていきたい。(今年は)試合の中でもメリハリのつけられるチームになっていきたい。(関東選手権では)優勝を目指します。

・土屋(社1=市立習志野)

1対1でなかなかどっちにも転がらない展開だったので本当は点取りたかったが勝負決める一打というか試合の流れを変えるプレーをしたいなと思って、それがセンターオーバーのツーベースになった。結局点にはならなかったが、自分の満足のいくバッティングだった。(春合宿は)久しぶりに野球中心の生活という合宿を過ごせたので、内容もそれなりにいい内容で普段できない練習もできたし、いい合宿だったと思う。(この春の目標は)関東選手権は決勝まで行ったら全日本に行ける。去年の全日本でミスをして、自分のエラーで負けのきっかけを作ってしまった。その借りを返すじゃないが、ああいう大きな大会でまたプレーしたいなと思う。春のリーグ戦は、去年の秋から試合に出させてもらってるので中心選手っていったらおこがましいですけど、チームの中心というかそういうふうになれればいいかなと思う。そういう風な選手になって、リーグ優勝できればいいかなと思ってます。(明日は横浜スタジアムでの試合ですが)明日打ちたい。今日は打てると思ってなかった。明日は一打席目から、今日のセンターオーバーのときのようなバッティングができるようにしっかりと準備していきたい。


TEXT=望月優希 PHOTO=永田育美、望月優希