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2018.04.02
アーチェリー

[ アーチェリー・女子]拓大に勝利!優勝へとまた一歩近づく

2018年度関東学生アーチェリー女子リーグ戦ㅤ1部


4月1日(日)立教大レンジ


女子 第2戦




東洋大2547ー2411拓大(上位4名の成績)




個人成績

50m         30m     TOTAL

1中野            305          343       648

2渡邊            297          328        625

3大野            286          335       621

4大久保        292          322       614

5小松            313          333       646

6鈴木            277          316       593

7原田            270          305       575

8吉留            291          337       628

射った後に笑顔を見せる吉留

絶好調の中野(左)


先週の無声射場とは打って変わり、応援で盛り上がりを見せた第2戦。女子アーチェリー部は第1戦に続き絶好調で拓大に快勝した。



    今回上がり調子を見せたのは中野だ。「射場との相性が良かった」と語る通り、50mから着実に点数を重ねて最終的に第1戦よりも10点、得点を伸ばした。次戦の慶応大レンジも相性が良いらしく「試合新を塗り替えたい」と意気込む。まだまだ伸びしろは十分だ。さらなる成長に期待が掛かる。


    一方エース小松は30mで力み過ぎてしまい伸び悩んだ。だが、50mは調子よく得点できたとそう悲観はせずに試合を振り返り、「みんな楽しんで射てていたから良かった」と笑顔を見せた。


    結果として勝利に終わったが、目標点数にはまだ届いていないと吉留は顔を少し曇らせた。「もっと伸ばせる面はあるはず。詰められるところは詰めていきたい」と勝利に慢心せず先を見据える。日体大に勝ちたいと闘志を燃やす。


    また一歩リーグ戦優勝へと近づいた女子アーチェリー部。「もう1点を射抜こう」とスローガンを掲げさらなる高みを目指す。


■コメント

・石河監督
いつも通りの雰囲気と出すべき得点はクリアできていたと思う。まだまだ上を目指していける点数ではないと感じる。アーチェリーは満点があるのでもっと欲を出して、これ以上出せないというところまで、1点でも多く出すように全員で貪欲に戦ってほしい。去年から「もう1点を射抜こう」という言い方をしていて1点でも多く取るという欲がまだまだ足りない。いつも、もう1点を射抜こうという気持ちでやるようにしている。


・吉留主将(法4=千葉女子)
自分自身の調子は悪かった。伸び悩んで50mの時に中々50点に乗らなくて調子悪いなとは思っていた。でもチームの雰囲気はいつも通り良かった。前回は無声射場だったが今回からしっかり声を出せるからガッツリ盛り上がった。誰かがコケたとしてもすぐに入れ替わりができていたので部内、メンバー内で助け合いはすごくできていると思う。その点は良いがまだもう少し点数を伸ばさないと日体大には勝てないというのが正直なところ。第1戦目よりも今日は2点落ちてしまっているし、ちょっとずつ詰めが甘くなってきている気がする。もっと伸ばせる面はあるはず。点数としては2600点を取りたい。まだ5戦目までは時間があるから、メンタル面や射型など詰められるところは詰めていきたいと思う。


・小松(社4=帯広三条)
みんな楽しんで射てている感じがして良かった。前回のような無声だと近場の人でしか盛り上がれないが、大きな声を出せると全体に声が届くから盛り上がった。50mはすごく調子が良ったが、30mは本当に悪くて、力が入りすぎてしまい完全にコケてしまった。50は点数このままで、30は340くらい取りたい。


・中野(総2=県立船橋)
ここ(立教レンジ)で射つのは初めてだったが、射場との相性がよく射ちやすかった。自分の調子をうまく上げていけた。下がコンクリートだったり、カラッと乾いている場所がやりやすい。課題点はメンタル。50mの最期の6エンド目に42点を出してしまって、そこで折れてしまった。最初の3射は良かったが、後の3射でひどく外してしまった。久々にこんなに外したなと、そこの心の持ち方をどうにかしたい。基本的には2分間で3射射てばいいので、調子が悪い時は時間を置いて気持ちを切り替えてから射つようにしているが、今日は少しうまくいかなかった。(成長したなと思うのは)周りを見られるようになったこと!昨年度はとりあえずババッと射って、戻ってから声を出してという感じだったが、射場の中で声を出せるようになった。そういう風に周りを見られるようになったという点が一番成長したなと思う。次回も相性が良い射場だから、試合新をまた塗り替えたい。


TEXT/PHOTO=中村緋那子