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2018.04.03
アーチェリー

[アーチェリー・男子]専大に敗戦も新入生が躍動 収穫得た一戦に

2018年度関東学生アーチェリー男子リーグ戦ㅤ1部

4月1日(日)玉大レンジ

男子 第2戦


東洋大3745─3903専大(上位6名の成績)


個人成績

                       50m         30m     TOTAL

1星野            309          338       647

2大谷            313          347       660

3中村            253          324       577

4今橋            286          322       608

5松本            275          321       596

6鳥谷部         288          325       613

7            

8飯塚            286           335       621


大学初の公式戦で高得点をマークした大谷


今橋は堅実な射をみせた


チーム一丸となって戦った


 期待の新星が現れた。大谷(1=都立山崎)が高得点連発でチーム内トップの成績を収める。チームも奮闘し合計で前回の得点は上回ったものの、専大の勢いを止められず3745―3903で悔しい敗戦。2つめの黒星となった。


 眩しい日の照り付ける中、選手たちの声援が響き渡った。チーム内で声をかけて盛り上げ、東洋大の雰囲気をつくる。射は大きく外すことはなかったものの中心をとらえきれず、前半で相手に114点のリードを許した。続く30mで星野主将(ラ4=桜丘・東京)、大谷、飯塚(ラ3=浦和西)ら中心に奮闘するが専大の勢いも止まらない。最終スコア3745―3903で、リーグ戦初勝利は次戦に持ち越した。

 

 2回目の敗戦を喫したものの、チームがけして下を向くことはない。「収穫だったのは前回よりもミスの後の修正が早くできたと感じたこと」と試合を振り返ったのは今橋(ラ4=水城)だ。ミスを次に響かせることなく自身で、またチームで立て直せる。次につながる手ごたえを得た試合となった。

 この日が大学のデビュー戦となった大谷は、30mで347点を獲得し全選手の中でトップの得点をマークした。高校時代から実績を残す実力者は、大学での初舞台でありながら自己新記録をたたき出した。これには4年生の今橋も「頼もしい限り」と太鼓判。試合後に「周りの点数もモチベーションも上げられるようにしっかりと自分がで点数を出していきたい」と大谷は力強く意気込んだ。


 新年度となって新勢力を迎え入れたチーム。今橋は「次戦でしっかり調整して、もっと引っ張っていけるような点数を出したい」とストイックに語った。努力を忘れない彼らは、次戦で今季リーグ戦での初勝利をつかむ。



■コメント

・今橋(ラ4=水城)

前回対戦した日体大と比べて専大は序盤割と静かだったので、東洋大の空気でもっていけるかなと思った。ちゃんと東洋らしい盛り上がった空気を作れたのはよかったと思う。全体として、点数はもうちょっとみんな伸ばせるところがある。ここから練習量少なくなっていくと思うが、そこでちゃんと練習時間を確保して、次戦しっかりと点数をあげていきたい。個人としては朝に射とうと思ったポイントがあって、そのポイントを守って射つことはできた。だがやはり点数を出したいという気持ちが出てしまって力んでしまった部分や、ミスをしてしまった部分がある。まだまだ最高学年として不甲斐ない点数なので、次戦でしっかり調整して、もっと引っ張っていけるような点数を出したい。(今試合で得たものは)収穫だったのは前回よりもミスの後の修正が早くできたと感じたこと。ミスはあるものだが、その後の修正が早くできてそれをずるずる引き摺らずに次にちゃんと切り替えて射てたのが良かった。(新入生の大谷選手に関して)高校から実績があって、そのまま実力通りしっかり出してくれた。高校と大学の形式は全然違うが、それにもちゃんと順応して今日自己新を最初のリーグ戦の場で出したのはすごい。頼もしい限りです。(次戦に向けて)最高学年としてもちゃんと周りをみて引っ張っていけるような声かけをしっかりして、点数的にも最高学年として恥ずかしくないような点数を出したい。


・大谷(1=都立山崎)

(大学での初戦を終えて)この射場も高校生の時に来たことがあったので、全然緊張することもなく、先輩方も楽しくやってくれたので、のびのび射てました。(試合を振り返って)晴れていたこともあってのびのび射てた。前日に結構崩していて自信なくなっていたが、「気にせずにやっていこう」って吹っ切れて、ちゃんと切り替えられたから今日の点数につながったのかなと思っています。(よかった点と改善点)よかったところは30mを射っていてしっかり1本真ん中に入れる射の感覚をしっかりつかめていたこと。その感覚があったから点数につなげられたと思う。改善点は50mでどうしても外してしまうところ。しっかりとした射があまりできていなかったので、50mをしっかり練習してもっと矢がまとまるように努力して次戦につなげていこうと思います。(チームの雰囲気は)練習の時と変わらず楽しい先輩ばかりで、これなら通学は遠いけれど、続けられるなって思いました(笑)。(次戦に向けて)ガイダンスなどが重なり射つ時間が少なくなってしまうし、射場も行ったことがないところだったりすると思う。しっかり崩さずにこの点数を維持して、入部したばかりだが、周りの点数もモチベーションも上げられるようにしっかりと自分でガンガン点数出していこうと思います。



TEXT/PHOTO=外狩春佳