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2018年度関東学生アーチェリー女子リーグ戦 1部
4月8日(日)慶応大レンジ
女子第3戦
東洋大2531-2394明学大(上位4名の成績)
個人成績
50m 30m TOTAL
1中野 313 346 659
2吉留 283 339 622
3杉本 269 316 585
4鈴木 289 323 612
5小松 304 334 638
6横井 291 316 607
7佐藤 244 305 549
8大久保 286 316 602
自己新を出した鈴木(左)と中野
安定した射を見せる小松
今季のリーグ戦では常に2500点台を出し続けている女子アーチェリー部。向かえた第3戦では2年生の中野(総2=県立船橋)と鈴木(食2=春日部共栄)の二人が自己新記録を出すなど活躍をみせ、明学大に見事勝利した。
声援が射場に響き渡り、選手たちは笑顔で試合に臨んでいた。チームの雰囲気はとてもよく「いつも通り楽しくできた」と吉留主将(法4=千葉女子)。今回の試合で中野は30mで346点、トータルでは659点と前回の拓大戦から10点近く更新し、2つの自己新記録を出した。また、自己新を14点更新し612点を出した鈴木は「練習と同じようにのびのびと射つことができたのでよかった」と振り返った。
リーグ戦開幕から3連勝。しかし、まだ選手たちにはそれぞれ課題がある。3戦とも安定してスコアを出している小松(社4=帯広三条)は「力を抜いて引き手の方じゃなくしっかり押し手の方を残して打ちきるというのが理想」と語った。残りの試合も勝利を目指し、女子アーチェリー部の戦いは続いていく。
今日はいつものメンバーとまた少し違ったメンバーだった。最近入れ替わりも激しいので、毎回違うメンバーで臨んでいるが、それでも全然雰囲気は変わらず、いつも通り楽しくできたのでよかった。チームの調子としては2500点台は出ているが、リーグ戦が始まってからは初戦が1番よくて、ずっと落ち続けている。点数的に見ると落ちてきてはいるが、個人で見れば上がってきている人もいれば、安定している人もいるので、もう少し踏ん張りがきけばいいと思う。自己新を出したのが2年生二人だったのでそこはとてもよかったと思う。(自身の調子は)50mが伸び悩んでいて、ずっと同じような点数しか出せなかった。あと2戦あるので、そこでしっかりと攻めていきたいと思う。(次戦に向けて)次戦こそしっかりチームの一番手になれるような点数を出していけたらなと思う。
今日も30mがあまりよくなかった。50mはよかったが30mでもう少し(得点が)欲しかった。目標より少し足りなかった。30mのあたりから少し風が強いかなとは思ったが、切れ目のある風でずっと吹き続けているわけではなかったからそこまで影響はなかった。50mは大体理想の型でできている。力を抜いて、引き手の方じゃなくしっかり押し手の方を残して打ちきるというのが理想。(応援について)相手の雰囲気に飲まれて声が出せないということが前まではあった。強い所と戦うとだんだんシュンとしてきてしまうような。ただ最近はなくなってきて良い雰囲気が作れている。
明学大には昨年、同じ射場で戦って5点数差で勝った記憶があった。OGの先輩方が応援に来てくださったり、チームメイトも盛り上げてくれたので50mの半分あたりから盛り返すことができた。後ろの方の試合運びはよかったと思う。(自己新記録について)大戦のときの50mの反省を活かすことができてよかった。(課題は)初速が本当に苦手なので、初速が出たらそのまま点数を出していきたいと思う。(2年生二人の自己新記録について)これからもどんどん得点が上がっていくと思うのでとても楽しみ。(次戦に向けて)すごかったのが今回だけだったと言われないように頑張りたい。
リーグ戦にでたのが今回が2回目で、自己新を出すことができた。いつもより練習と同じようにのびのびと射つことができたのでよかった。とても射ちやすい雰囲気で落ち着いて、安心してできた。今回の点数はよかったがミスが少しあったからミスを減らして次は更に自己新を更新していきたい。今回のリーグ戦では625点が目標。アーチェリーは高校からやっているが努力が結果に比例するのがとても楽しい。点数が練習すればいくらでも上がるとか、結果が目に見えるような嬉しさがある。憧れの先輩は吉留先輩。点数もそうだし、自分だけではなくて周りを見て支えてくれるところがかっこいい。
TEXT=岡村珠里 PHOTO=岡村珠里、中村緋那子