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平成30年度東都大学準硬式野球春季1部リーグ戦 中大3回戦
4月20日(金) 上柚木公園球場
〇東洋大4X―3中大
サヨナラのきっかけになった安打を放つ三浦
三浦(右)の好守にベンチも温かく出迎える
一勝一敗で迎えた中大3回戦。攻守に渡って存在感を見せたのは、先月から遊撃手のレギュラーに定着している三浦(文2=東北)だ。
一点ビハインドで迎えた九回裏、サヨナラ勝利の口火を切ったのは三浦だった。第5打席、2球目を振り抜くと強い打球は三遊間を抜ける。「負ける気がしなかった」。三浦の安打で勢いに乗った東洋大は土壇場で逆転し、2点目の勝ち点をサヨナラ勝利で飾った。
サヨナラのチャンスメイクだけでなく、今試合は三浦の安定した守備が際立った。三浦自身も「守備をしっかりしようと心がけている」と語るよう、守りでチームを盛り上げる。初回、先発の割石(社4=越谷南)が1死一、二塁のピンチを背負うも、三浦の華麗な守備が光る。三遊間に飛んだやや深い当たりを好捕。さらに素早いスローイングで併殺打につなげ、守りで投手を援護する。その後も要所で難しい当たりを好捕し、球際の強さを見せた。遠藤学生コーチは今試合の勝因に「最少失点で切り抜けられた」ことを挙げたが、三浦の好守が影響しているのは間違いないだろう。
レギュラーに定着したのはつい先月、関東選手権の東京都市大戦。負傷した土屋(社2=習志野)の代わりにショートのポジションを守り続け、関東選手権の優勝に貢献した。レギュラーに定着し、「余裕が出てきて声の連携ができるようになってきた」と成長した部分も。“守りの東洋 ”の中枢、センターラインの一角として、三浦は欠かせない存在となっている。
▪️コメント
・三浦(文2=東北)
先制点を取られたが、負ける気がしなかった。ベンチが声を出してくれていたので、雰囲気的には勝っているのかなという感じで試合ができて、それが最後(サヨナラに)つながったと思います。守備で迷惑をかけないように、守備をしっかりしようと心がけている。バッティングは最後ラッキーヒットだったが、大事なところで1本出て良かった。前はピッチャーや内野外野の声がけがあまりできなかったが、余裕が出てきて声の連携ができるようになってきた。(次戦の東海大に向け)このまま勢いにのって次の東海大にも勝って、全部勝って優勝できたら最高だと思う。
TEXT/PHOTO=大谷達也