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第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(前期)第4節
5月3日(木) 江戸川陸上競技場
東洋大0-1駒大
得意の競り合いで強さを見せた神山
リーグ戦初スタメンで堂々たるプレー
防戦一方の中で何度もピンチからチームを救う活躍を見せたのはリーグ初スタメンのルーキー神山(国1=横浜FC・Y)だった。
相手の駒大はここ3試合で3連勝。相手の勢いそのままに東洋大は前半の序盤から駒大の前へボールを放り込んでくるスタイルに苦戦し、猛攻にさらされる。しかし、古川監督も「ヘディングのところで跳ね返せる力を持っている」と語るように神山が自身の持ち味である“競り合いの強さ”を発揮し、幾度も強靭な駒大FW陣に競り勝ち空中戦を支配。前半を無失点で終える。後半に惜しくも1失点を喫し、敗北したものの古川監督は「よくやってくれていたと思う」とリーグ戦デビューのルーキーを称賛した。だが神山自身は「0で終わりきれなかったことが悔しい」と満足はしていない。東洋大はリーグ戦4試合を終えていまだ勝利がなく、毎試合失点を喫している状況だ。「次節は無失点で抑えられるように」と“東洋大のエアバトラー”が今シーズンリーグ戦初の無失点で初勝利を目指す東洋大のカギになることは間違いない。
■コメント
・神山(国1=横浜FC・Y)
グラウンドがあまり良くなくて、気候も風が強い中だったので前半0ー0で乗り切って、そこからまず1点取れるかという試合運びを考えていたが、センターバックとして後ろは0で終わり切れなかったことが悔しい。(リーグ戦初先発だったが)リーグ戦初スタメンで相手は蹴ってくるサッカーだったのでいかにFWを抑えたり、失点を0に抑えることが自分の課題だった。良い部分もあったが、やはり失点してしまったり、競り負ける部分もあったので、そこは改善していきたいと思う。(駒大相手にも競り負けなかったが)自分の長所は競り合いのところだと思っているので、勝てたところもあったが負けている部分もあったのでもっと突き詰めて全勝できるくらいにしていきたい。(監督からは)蹴ってくるサッカーなので競合い、ファーストとカバーリングを徹底するのはもちろんだが、ラインコントロールとかをディフェンスラインで統一してやるように言われた。(収穫と課題)相手のレベルの高さとかを体験できたのでこれを無駄にすることなく、次につなげられるように練習していきたいと思う。(次戦に向けて)勝てていないので、まずは勝利するためにディフェンスの選手としてはまずは無失点で抑えられるように頑張りたい。
[次戦試合予定]
第92回関東大学サッカーリーグ戦1部
第5節 5月6日(日) vs 桐蔭大
前橋総合運動公園サッカー場にて 11:30キックオフ
TEXT=谷口奏生 PHOTO=美浪健五、土橋岳