記事
第34回静岡国際陸上競技大会兼 ジャカルタ2018アジア競技大会日本代表選手選考競技会
5月3日(木) エコパスタジアム
男子200m A予選
3組(-0.2m)
6着 宮本 21"13 ※B決勝進出
男子200m B決勝
5位 宮本 21"18
男子400m タイムレース決勝
3組
2着 ウォルシュ ジュリアン 46"43(総合7位)
男子800m タイムレース決勝
1組
4着 増田 1'51"82
本業の100mではなく200mで経験を積んだ宮本
次につながる走りを見せたウォルシュ
桐生(H29年度法卒=日本生命)、福島(セイコー)など日本最高峰の選手たちが集う静岡国際陸上競技大会に短距離部門から宮本(法1=洛南)、ウォルシュ(ラ4=東野)、中距離部門から増田(ラ4=北陸)の3名が出場した。
出雲陸上、織田記念に続き3連戦となった宮本。また、シニアの選手とのレースは今回が初めてであった。今レースでは、本職の100mではなく200mに出場。疲労や新しい経験がある中で「200mの走りが100mにつながる」と本命の100mを意識した。予選では、最初の100mでリードすることができなかったものの、B決勝ではいいスタートを切り100mにつながる収穫を得た。「関カレでは100mで優勝できると思うのでしっかり狙っていきたい」と宮本は優勝への確かな意気込みを語った。
400mに出場したウォルシュはけがの影響により本調子ではなかった。それでも足を動かすタイミングを確認するなど次につながるレースとなった。「46秒台前半を出せれば」と梶原監督が言う通り46"43のタイムをマーク。日本選手権で結果を残すためにもここからどんどん調子を上げていきたいところである。
本調子ではなかったものの各々が次につながる収穫を得ることができた今大会。関カレ、そして日本選手権にむけてここから着々と調子を上げていく。
▪️コメント
・梶原監督
宮本は、あまり200mは好きじゃないから前半の100mだけでももう少しできればいい練習になったと思う。ジュリアン(ウォルシュ)は2週間前の岩壁杯のときに足に違和感がでて10日間練習を休ませた。診断の結果大丈夫ということだったので200mを二本と300mを一本走って足の様子を見てこれならレースやっても大丈夫と判断した。レースをやるのが一番の練習になる。今レースは足を動かすタイミングなどの確認をするのと、あとは最後まで走ればいい練習になると思った。タイムは46秒前半くらいだと思った。最後までバランスを崩さずに走れていた。これで練習を再開できればいいし、ここからぐんぐん上がっていければいい。日本選手権に向けて関カレでは200m、400m、4継、マイルなどいろいろやって4日間でトータルでしっかりとした練習をしたい。
・宮本(法1=洛南)
今レースむかえるまでに出雲陸上、織田記念と連戦を積み重ねてきてからの3レース目だったのできつい部分もあったが、はじめて200mでシニアの方々と一緒に走ることができたのは経験になった。予選ではスピードに乗れなかったのでB決勝ではできるだけ前の人にくらいついてスピードをあげようと意識した。疲労があった中での最低限の走りはできた。200mを走ることで100mにつながるものがあるので今後もどちらもやっていきたい。(関カレにむけて)100mで優勝狙えると思うのでしっかり狙いに行きたい。
TEXT/PHOTO=小島敦希