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2018.05.14
相撲

[相撲]新人戦干場が準優勝、川井がベスト8に輝き大学相撲デビューを飾る!

第69回東日本学生相撲新人戦大会

5月12日(土) 靖国神社相撲場

準優勝      干場

ベスト8    川井

ベスト16  角

準優勝の干場(中央左)と敢闘賞を受賞した川井(後方中央)


デビュー戦で準優勝を飾り実力を示した干場


同校対決を制した川井


 決勝トーナメントには干場(法1=金沢市工)、川井(法1=水戸農業)、角(文1=中津東)が進み、干場が準優勝、川井がベスト8に入るなど内外に実力と存在感を示した。

    予選では東洋大から11人が出場し、3人が決勝トーナメントに駒を進めた。決勝トーナメント1回戦から干場の実力を垣間見ることができた。相手は予選で自らの体重を上回る選手から勝利を奪った日体大の嘉陽だ。身長が彼よりも高い干場だが立ち合いから低く当たり、そのまま土俵へ寄り倒す。

 干場はその後も順調に勝利を重ね決勝に駒を進める。決勝の相手は日大の川副。お互い息が合わず緊迫した時間が流れるが、決着は一瞬で決まった。干場は激しい張り手をしたが、右の回しを取られ投げられてしまい勝負あり。2年ぶりの新人戦優勝はかなわなかった。

 今大会を通して東洋大から11人が出場し、3人が決勝トーナメントに駒を進めた。新戦力の加わった東洋大の選手層の厚みが増し、新入生の実力を内外に示した結果となった。4月に行われた今季初戦の全日本大学選抜相撲宇和島大会では団体3連覇を果たし、続く宇佐大会も団体優勝を果たした。インカレ3連覇へ向けての東洋大にさらなる注目がかかる。


▪️コメント

・鈴木コーチ

(決勝トーナメントに残った3人について)干場はもともと実績がある子なので優勝できれば良かったかなというところはあるが、実力は出せたと思う。角も宇佐大会で大学の試合に出るようになってあの相撲ほど元気がなかったので、もっと力が出せたら違う結果になっていたかもしれない。川井と2人で対戦になったということは組み合わせの抽選の結果でしょうがないが、2人ともよく頑張ったと思う。(選手が高校時代から成長した部分は)今回は1年生の試合なのでそれはそこまで変わらないと思うがこれから体重別など皆んなが出れる大会が続くので、そこで上級生とやって違いが出てくると思う。それまでに稽古して大学相撲に慣れればと思う。(出場選手について)羽出山と大塔は実績があるというのはあるが、お互い実績がある子同士の対戦だったの。もう少し違う結果になれればというところはあるが、2人ともいい相撲が取れていたから良かった。(決勝について)相手の癖を知っていて突き放さずに自分から押っ付けて立ち合いして、考えていったと思うが、もう少し思い切りがあっても良かった。


・干場(法1=金沢市工)

(大学相撲初戦について)大学に入って初めての大会だったので、優勝を目指していこうと思って望んだが、上だけ目指しても結果がついてこないと意味がないので1試合、1試合、集中すれば結果がついてくると思っていたので、集中して相撲が取れたと思う。(高校と大学の違いは)雰囲気がやっぱり違う。高校は3年生までで人数が少ないが、大学は4年生までで人数も多いのでより盛り上がると思うし、その分楽しみながら相撲を取ることができた。(今大会の自分自身の評価は)低い。まだまだ緊張して自分の相撲が取れていないというところもある。これからまた出る大会もあると思うので、そこでは自分の相撲をしっかり取って、多く結果を残せれば良いなと思う。(良かった点、悪かった点は)悪かった点は、慌ててしまったり、高かったりしたところ。良かった点は、自分の身体を生かして前に出れたので、その分相手に圧力をかけて相撲を取れたかなと思う。(目標は)出た大会でしっかり結果を残して、先輩たちと一緒に団体戦で優勝できるように、しっかりレギュラーを取れるように頑張っていきたい。


・川井(法1=水戸農業)

(新人戦だったが、高校との違いはあったか)名門である東洋大学のゼッケンを背負うからには負けられないという気持ちがあった。(今日の感想)いい相撲ができたと思う。(良かった点、悪かった点について)立会いで相手に当たれたし、足も前に出ていた点が良かった。2回戦では、投げに行ったりした点が良くなかったが、3回戦で同じ大学の人と当たったので気合が入った。(これからの稽古について)首を怪我しているので、身体の大きな相手と当たるとまだ痛い。なので負けないように肩の筋肉を鍛えたい。


・角(文1=中津東)

 初の試合だったので緊張して足がでなかった。もっと場数を踏む必要があると感じた。稽古に関しても短期集中でやっているので、稽古通りにやっていれば試合にも勝てたと思う。緊張で足がでなかったが、相手をよく見ることができたのでそれはよかったと思う。試合でしっかり足が出るようにどんどん稽古でも前に出る相撲をとって慣れていきたいです。



TEXT= 仲宗根優介  PHOTO =廣瀬璃子、水野桜、齋藤洋

第67回東日本学生相撲新人選手権大会
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