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2018年度オープン戦
5月20日(日) 東洋大グラウンド
○東洋大 38{14ー10、24ー14}24 国学院大
東洋大 | スコア | 国学院大 | ||
前半 | 後半 | 得点 | 前半 | 後半 |
2 | 4 | T | 2 | 2 |
2 | 2 | G | 0 | 2 |
0 | 0 | P | 0 | 0 |
0 | 0 | D | 0 | 0 |
14 | 24 | 計 | 10 | 14 |
38 | 合計 | 24 |
背番号/ポジション | 名前 | 出身校 | 学年 |
1/PR | 深澤 翔祐 | 深谷 | 2 |
2/HO | 館澤 徹士 | 盛岡工業 | 4 |
3/PR | 小山内 健 | 昌平 | 4 |
4/LO | 葉室 廉 | 静岡聖光学園 | 4 |
5/LO | 鴨澤 亭佑 | 黒沢尻工業 | 3 |
6/FL | 土肥 航 | 長崎海星 | 4 |
7/FL | 高野 雅義 | 報徳 | 4 |
8/No,8 | 日野 諒太朗 | 佐賀工業 | 3 |
9/SH | 海老原 鏡太 | 茗渓学園 | 2 |
10/SO | 須崎 春臣 | 国学院栃木 | 4 |
11/WTB | 浅倉 来太 | 石見智翠館 | 2 |
12/CTB | 田中 衆歩 | 大村工業 | 2 |
13/CTB | 山納 大志 | 川越東 | 3 |
14/WTB | 菊池 優介 | 国学院栃木 | 4 |
15/FB | 伊藤 千貴 | 仙台育英 | 3 |
コンバージョンキックを決める伊藤
トライ後はチームの志気が高まった
オープン戦2戦目は国学院大と対戦し38―24で勝利。終始リードを許さなかったが、同じ2部リーグのチームを相手に課題も見つかった。
先制点は東洋大だった。前半3分、左サイドからモールで押し込むと日野(済3=佐賀工業)がトライを決める。その後コンバージョンキックも決め、7-0とリード。続く10分にもトライ、コンバージョンキックを決め14-0とさらに相手に点差をつけた。しかし、相手も黙っていない。25分にモールで押し込まれトライを決められると東洋大のミスが目立ち始める。前半終了間際にはパスを繋がれ相手の勢いを止めきれず、14―10と点差を縮められた。菊池(総4=国学院栃木)はこの場面を「ディフェンスのコネクションが切れてきて抜かれて行く部分が多かったのでそこは修正点」と振り返る。
後半が開始するとこの流れを変えたのは伊藤(法3=仙台育成)のプレーだった。開始早々1分も立たない内に先制トライを決める。「昨年リーグ戦で負けている相手だったので、絶対に負けられない思いがあった」と勝利への執着心が見えた瞬間だった。その後、相手に点数を奪われるもリードを許さなかった東洋大。13分に伊藤がこの日2トライ目、29分に山納(済3=川越東)、試合終了間際に鴨澤(済3=黒沢尻工業)がトライを決め、終わってみれば38―24でオープン戦2勝目を挙げた。
昨シーズン敗北した相手に見事勝利を飾ったが、ディフェンスに課題が残った。この春はディフェンスをメインに練習し、前半こそその成果が見えたが「流れが悪くなった時に選手一人一人の意識が切れると抜かれた」と菊池が振り返るように、苦しい状態に置かれたときに課題が浮き彫りとなった。次戦は社会人チームのヤクルトとの対戦。「社会人で体が大きいが、それでもフィジカルや体力面で負けないようにしていきたいと思う」と高野主将(文4=報徳)は攻めの姿勢だ。今回の課題の踏まえつつ、社会人相手に挑戦の中、東洋大の真価が問われる。
■コメント
・高野主将(文4=報徳)
前半後半とミスが続いて自分たちのプレーができてなかったというのが課題。トライできてみんなで盛り上がれたというのは良かった。(収穫は)今回は課題ばかりだった。あまり良かったところはなかったが、トライした時に盛り上がれたというか雰囲気作りができたのは良かった。(FWの動きは)強みであったスクラムは良かったが、モールが思った以上にできなかったのでそこを課題にしていきたい。(監督からは)いいディフェンスが出来ているから後半も走り勝とうと言われていた。(国学院大は)激しいチームでどんどんタックルしてくるようなチームでやりにくかった。シーズンになったら勝たなきゃいけないチームなので、修正してシーズンでは勝ちたい。(次戦に向けて)次はヤクルト戦で社会人で体が大きいが、それでもフィジカルや体力面で負けないようにしていきたいと思う。
・菊池(総4=国学院栃木)
今日はディフェンスの徹底に心がけていて、ベストは相手の得点をゼロにすることだった。前半の最初はいい感じにできたが、前半の終わりにかけてディフェンスのコネクションが切れてきて抜かれて行く部分が多かったのでそこは修正点ではないかと思う。今年の春はディフェンスをメインにやっている。初戦に比べると元気のあるうち、勢いのあるうちはディフェンス、アタック両方ともいい形になっているが、流れが悪くなった時に選手一人一人の意識が切れると抜かれた。フォワードが走り切れないことや、フォワードとバックスのコミュニケーションができないことが改善点。次戦に向けてはディフェンスで圧倒して自分たちの強みを生かしていけたらと思う。
・伊藤(法3=仙台育成)
やりたいことはやれたが、もう少しディフェンスを、徹底していかなければいけないと思った。(同じ2部リーグの国学院を相手に)昨年リーグ戦で負けている相手だったので、絶対に負けられない思いがあった。日頃やってきたことを出せて、いい結果が出せたのでやりたいことを突き詰めていけば、シーズンも戦えると思う。みんなフレッシュな気持ちで、新しいことをどんどんしていこうという気持ちはあるので、その中で勝てたのは大きい。2戦2勝しているので、このまま調子をあげていって、シーズンをいい形で迎えたい。(2トライについて)自分がどうこうではないが、みんながつなげてくれたので、みんながやりたいことをやれた結果だと思う。(ヤクルト戦に向けて)相手は社会人なのでチャレンジ精神を持ってやっていきたい。
TEXT=水野桜 PHOTO=廣瀬璃子、吉留奈津