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ジャパンオープン2018
(2日目・予選)
◆女子50m平泳ぎ
8組
2着 磯部 32”19
→全体4位で決勝進出
3着 江口 32”25
→全体5位で決勝進出
◆男子50m平泳ぎ
7組
6着 花車 28”63
◆女子400m個人メドレー
4組
田中佑 DNS
6組
8着 清水 5’04”38
◆女子200m自由形
6組
5着 岩本 2’04”18
8組
3着 白井 2’00”35
→全体3位で決勝進出
◆男子200m自由形
7組
1着 山本悠 1’50”94
11組
6着 中村 1’50”45
◆女子100m背泳ぎ
3組
4着 大久保 1’03”28
5組
3着 渡邊彩 1’02”06
→全体11位でB決勝進出
7組
6着 今井 1’03”12
◆男子100m背泳ぎ
5組
7着 細川 57”70
6組
宝田 DNS
渡辺皆 DSQ
7組
5着 山本遥 57”24
◆女子800m自由形
3組
7着 濱田 8’55”48
(2日目・B決勝)
◆男子200m自由形
6着 中村 1’51”00
◆女子100m背泳ぎ
4着 渡邊彩 1’01”95
(2日目・決勝)
◆女子50m平泳ぎ
4位 磯部 31”97
5位 江口 32”09
◆女子200m自由形
3位 白井 1’57”68
表彰台に上った白井
日本選手権に続いてベストタイムを更新した渡邊彩表彰台まであと一歩に迫った磯部
2種目目のB決勝進出となった江口
2日目を迎えたジャパンオープン。大会初日から一転し、磯部(法1=長岡大手)、白井(国1=宝塚東)江口(国3=藤沢西)の3名が決勝に進出した。中でも白井は女子200m自由形で3位に入賞し、表彰台へ上がった。
前日の男子100m自由形でB決勝に進出した中村(文3=比叡山)は200m自由形でもB決勝に進出した。前半の100mを54秒48と普段よりも遅いタイムで折り返す。そこから巻き返しを図るも、結果は1分51秒0と自己ベストには1秒以上及ばなかった。今年に入り好調が続いていただけに今大会の結果に中村は悔しさをにじませた。しかしこの悔しさをバネにさらなる飛躍を遂げるに違いない。
女子100m背泳ぎでは渡邊(営3=東北)がベストタイムを更新してB決勝へと駒を進めた。隣にはこの種目で国際大会の出場が内定している小西(中京大)とのレースとなった。前半の50mを小西よりも早いタイムで折り返すも、最後はかわされ結果は4着。しかしタイムは1分1秒95と予選で更新したベストタイムをさらに上回り、笑顔でレースを終えた。今年に入り、次から次へと自己ベストを更新している渡邊。次のレースは最終日に行われる200m背泳ぎだ。「苦手意識が強い」と話すが、今回の結果なら200mでも十分に予選突破は狙える。まだまだ渡邊に注目だ。
東洋大最初の決勝種目となった女子50m平泳ぎには磯部と江口が出場した。前日の100mでもベストタイムでB決勝に進出している江口は、この種目でもベストを更新。自身初の決勝の舞台だったが緊張感をみせないレースで5位に入賞した。一方、100mのレースでは悔しい結果に終わった磯部は、得意のこの種目では意地をみせ4位に滑り込んだ。しかし、表彰台まで後一歩という結果には悔しさをみせた。大会最終日に控える200m平泳ぎのレースでこの悔しさを晴らしてくれるに違いない。
今夏に行われる国際大会の4×200mリレーの選考となる女子200m自由形には日本記録保持者の池江(ルネサンス亀戸)を筆頭に昨年の世界水泳代表が4名も名を連ね、し烈なレースが展開された。そんな中、東洋大からは4月の日本選手権でこの種目5位に入賞している白井が予選3位で通過し、決勝へ進出した。スタートから積極的なレースを展開する白井は前半を3番手で折り返す。そこから前を泳ぐ五十嵐(T&G)との差を徐々に詰め150m地点で五十嵐をかわした。ラスト50m、先頭を泳ぐ池江と並ぶも、後続も追い上げてくる。4人が並ぶ接戦となったが白井も粘りをみせ結果は3位。リレー代表の派遣標準も突破し、タイムも順位も納得の結果を残した。リレー代表はこれからの選出となるが今回の結果で代表入りへ大きく前進したことは間違いない。白井は最終日の200m背泳ぎにも出場する。この種目の代表権は残り一枠。狭き門を突破し、個人種目でも代表入りを決めるのは白井だ。
2日目が終了し折り返しとなるジャパンオープンだが、今夏に行われる国際大会の代表入りが狙えるレースは続く。勢いがついた東洋大から今年も新なスター選手が誕生することに期待したい。
■コメント
・江口(国3=藤沢西)
出場した種目両方で2回泳げた事と、
・中村(文3=比叡山)
自己ベストを超えたかったが、
・渡邊(営3=東北)
浮き上がりは失敗してしまったがそれ以外は感覚通りに泳げたので
・磯部(法1=長岡大手)
100mのレースがすごい悪くて、
・白井(国1=宝塚東)
今回の目標が1分57秒を出すことと、
TEXT=梅山織愛 PHOTO=伊藤なぎさ、齋藤胤人