記事
ジャパンオープン2018
5月24日(木)〜27日(日) 東京辰巳国際水泳場
(3日目・予選)
◆女子50m背泳ぎ
4組
4着 大久保 29"42
6組
3着 今井 29"65
7組
1着 渡邊 29"19
→全体11位でB決勝進出
◆男子50m平泳ぎ
5組
5着 渡辺 26"19
→全体12位でB決勝進出
8着 三好 27"10
8組
3着 細川 26"36
◆女子100m自由形
5組
4着 山本真 57"36
6組
4着 布施谷 57"89
5着 片山 58"10
7組
6着 遠山 57"24
9組
3着 岩本 56"56
→全体13位でB決勝進出
◆男子400m自由形
6組
3着 山本悠 3'53"85
→全体9位でB決勝進出
6着 森本 3'59"59
◆女子200mバタフライ
4組
4着 中野 2'14"13
6組
7着 藪 2'15"83
◆男子200mバタフライ
3組
6着 廣瀬 2'02"12
7組
1着 松田 1'56"61
→全体4位で決勝進出
3着 阪本 1'58"51
→全体11位でB決勝進出
◆女子200個人メドレー
5組
田中佑 DNS
6組
5着 小野寺 2'17"36
◆男子200m個人メドレー
7組
4着 若林 2'04"24
宝田 DNS
(3日目・B決勝)
◆女子50m背泳ぎ
4着 渡邊 29"05
◆男子50m背泳ぎ
1着 渡辺 26"08
◆女子100m自由形
6着 岩本 56"63
◆男子400m自由形
6着 山本悠 3'55"22
◆男子200mバタフライ
2着 阪本 1'57"76
(3日目・決勝)
◆男子200mバタフライ
7位 松田 1'57"27
決勝進出を果たした松田
渡邊は2日連続でベストタイムを更新
予選、B決勝と続けて自己ベストをマークした渡辺
折り返しとなるジャパンオープン3日目。渡邊(営3=東北)と渡辺(営1=花咲徳栄)はB決勝進出を果たし、自己ベストを更新。また、松田(法4=京都外大西)は予選でベストタイムを更新して決勝へ駒を進めた。
2日目の女子100m背泳ぎでベストタイムを更新した渡邊は50m背泳ぎに出場。予選で自己ベストタイに並び、B決勝へ進んだ。「28秒台を出したかった」と悔しさもにじませたが、予選で出したタイムを上回り2日連続でベストタイムを塗り替えた。最終日の200m背泳ぎにも期待が掛かる。
男子50m背泳ぎに出場した渡辺は予選、B決勝と立て続けに自己ベストを更新。自己ベスト更新となるも本調子ではなかったようで、インカレに向けてさらにタイムの更新を意気込んだ。
岩本(済4=京都外大西)は女子100m自由形でB決勝へ駒を進めた。前半は先頭に食らいつくも、後半にやや失速してしまう。前日の女子200m自由形でも「上手くいかなかった」と語り、インカレでの決勝進出を誓った。
400m自由形には山本悠(法4=智弁学園)が出場した。予選では好調な泳ぎを見せるも8位に0.12秒及ばず惜しくも決勝進出を逃す。アップ時から調子は良かったが、B決勝では泳ぎにキレがなくタイムを縮めることができなかった。決勝に進出できる、ベストタイムを狙えると思っていただけに、何度も「不甲斐ない」と振り返った。この悔しさを糧に残す800m自由形で納得のいく泳ぎを見せてくれるだろう。
阪本(国1=三重)は男子200mバタフライでB決勝へ進出。ベストタイム更新とはならなかったものの、前半から先頭争いをして予選のタイムを上回った。最終日には日本選手権の予選、決勝において連続でベストタイムを更新した100mバタフライに出場する。坂井(セイコー)や幌村(JAPAN)など強豪がひしめき合うが、決勝進出を意気込んだ。
3日目唯一の決勝進出は男子200mバタフライの松田だ。4年生ということで就職活動により練習に参加できない日もあった。「練習に出られなかった不安もあった中で流すことは考えられなかった」と語った松田は予選から全力で挑み、ベストタイムを更新。決勝では予選の疲れが見え、7位でフィニッシュ。決勝でもいい結果を残したかったため、レース後には悔しさを見せた。チームの精神的支柱という松田の泳ぎはチームを勢い付けたに違いない。100mバタフライでもベストを出して決勝に残ることを宣言した松田に注目だ。
ベストタイムを更新、予選を突破する選手もいる中、あとわずかなところで悔しい思いをしている選手も。残すは最終日のみだが、勢いをとどめることなく、全員が悔いなく結果を残すレースを期待したい。
▪コメント
・山本悠(法4=智弁学園)
ここ最近の中で一番不甲斐なかった。予選はアップの感じでも調子が良くて、今日はしっかり泳げて予選からベスト出せると思っていたが、泳いでみて300mくらいで疲れてそこから上げられなかった。決勝には駒を進めることができると思ったけれど、0.1秒で落ちてしまった。B決勝では切り替えてベストタイムを狙ってチームに勢いをつけたかったけれど、B決勝でこのタイムは本当に不甲斐ない。(前日の)200m自由形もベスト+1秒で予選落ちしてしまった。それも切り替えて、ずっと練習で距離は多く泳いでいて後半には自信があったのでスピードがない分後半勝負しようと思っていた。200mもあまり上がらず、400mも前半も後半もスピードがない感じで泳ぎにキレがなかったという感じ。(調子は)就職活動もあったが、練習もしっかり詰めていて調子は良かった。ベストタイムを狙えるかと思っていた。後輩たちもみんな頑張ってくれているので、その流れに乗って自分も(タイムを)出そうと思っていたが、こういう結果は不甲斐ない。(800)2本泳いでこのタイムだったが、ここで気持ちを切らさずにインカレも3日間の戦いになるので、今自分が出せる力を出し切りたい。
・岩本(済4=京都外大西)
後半があまり流れなかったので良くなかった。予選は朝のわりには動いていたが、後半にスピードを出すことができなくてだめだった。(今大会の振り返り)全体的に上手くいかなかった感じがするので、自分で調整できるように努力していきたい。インカレではA決勝に残りたい。
・松田(法4=京都外大西)
予選よりもタイムを落としているのでそれが一番悔しいというかだめだった。予選はベストで、予選を全力でいって、なおかつ決勝でというのを実践したかった。戦うためには予選で120パーセントの力を出してしまうと決勝で戦えないというのと、就職活動で練習に穴をあけていて不安もあった中で予選を流すということは考えられなかった。予選でベストを出してその上で(タイムを出す)っていうところだった。次への課題になった。(初日は)個人メドレーの練習はあまりしていなかった。今年はバタフライで狙おうと思っていたので、アップではないけれど個人メドレーを泳げば200mバタフライは精神的に個人メドレーよりは楽だろうという心理的なアドバンテージも自分の中で芽生えるので個人メドレーは大切にして200mバタフライで結果を残そうと思っていた。日本選手権を終えて、就職活動があってなかなかすべての練習に出ることができない状態で調子もそんなに良くなかったので大丈夫かなっていうのはあった。でも4年として、ミーティングとかでも僕がチームの精神的支柱になるとみんなの前で宣言しているので、言い訳なしでこういう試合で結果を残そうと思って取り組んだ。(最終日の100mバタフライは)ベスト出して決勝に残る。
・渡邊(営3=東北)
決勝では28秒出したかったけど、ベストタイムが出たことが良かったと思う。予選は浮き上がりから焦ってしまってそこから修正できなかったが、朝一だったわりにはベストタイで泳げたので良かったかなと思う。(明日の200m背泳ぎは)苦手意識が強いが前半から思いきったレースをしたい。
・阪本(国1=三重)
予選で前半すごくいい泳ぎができていたがラストにバテてしまったところがあったので、B決勝ではタイムを上げられたことは良かった。(初日の)50mバタフライは自己ベストではなかったけど、今日の200mに向けたいい確認のレースだった。200mが日本選手権では良くなかったので、200mをメインというか強化する練習をしてきた。(最終日の意気込み)100mは日本選手権でも予選、決勝でベスト2回更新できているので明日もしっかり予選からいって、B決勝ではなくA決勝のほうで泳ぎたい。
・渡辺(営1=花咲徳栄)
予選よりはしっかりとバサロから浮き上がりまでできたと思う。予選でも満足いったタイムが出たけど、せっかくB決勝に出られることになってさらにタイムを更新できて良かった。(大学の練習は)高校のときと違い、また一段とレベルが上がってさらに質を求められるようになった。そんな過酷な状況の中でも自分の持っているものを出すことができた。(今大会の振り返り)本調子とまではいかなかったので、次の大会までには調子を上げてまたさらにタイムを更新したい。(インカレの目標)100m背泳ぎで予選からしっかりと泳いで決勝に残りたい。強化期間を乗り越えてタイムを出したいと思う。
TEXT=伊藤なぎさ、PHOTO=越塚日南、望月優希、牧田のどか