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2018.06.07
バスケ

[バスケ]筑波大に惜敗もチーム躍動!手応えつかんだ一戦に

第58回関東バスケットボール新人戦

6月5日(火) 大田区総合体育館

東洋大74-86筑波大

  15|1Q|22

  18|2Q|16

  23|3Q|18

  18|4Q|30



スターティングメンバー

0 田代幹

6東山勝彦

8古賀森人

22和田麗空

25種田馨


東山の3ポイントシュートは流れを引き寄せた


積極的なプレーでチームをけん引した古賀



上甲は1年生ながら貪欲にゲームに絡んだ



 2戦目の相手は強豪、筑波大。格上相手に一歩も引かない攻防で善戦する。同点で4Qを迎えたが勝利にはあと一歩及ばず。新人戦の幕は閉じたものの74―86と、強豪相手に肉薄する戦いを見せた。


 筑波大は先日の選手権大会で優勝という戦績を残した強敵だ。「格上だったが、出だしからしっかり戦えていた」と古賀(済2=横浜)が語ったように、強豪校の猛攻に応戦する。「自分でドライブにしっかりいけた」と1年生の上甲(済1=幕張総合)も積極的なプレーを見せた。シュートを決めた後のピックアップが噛み合わず速攻を決められてしまうシーンもあり、点差わずかに筑波大を追いかける形が続く。


 光明が射したのは3Q。東山(法2=桐光学園)の連続3ポイントシュートを皮切りに、東洋大の流れを引き寄せる。藤(国済2=墨田川)のバックシュートや、種田(法1=甲府西)のミドルシュートなど多彩なプレーで筑波大に追いついた。

 迎えた4Qでも勢いは止まらない。東山、古賀を中心に得点を重ね、しのぎを削る。しかしパスミスや、リバウンドをとられる等、相手にチャンスを与えてしまう場面も。また激しい攻防の中で積み重なったファールが響き、相手にフリースローを献上。最後まで貪欲にゴールに向かうが、あえなく試合終了のブザーが鳴る。最終スコア74―86と、次戦へ駒を進めることはかなわなかった。


 今試合を善戦へ導いた立役者の東山は「最後までしっかり自分たちのディフェンスが続かなかった」と敗因を分析。さらなるステップアップを誓った。今回惜しくも敗戦を喫したものの、試合の中で得た収穫は大きい。古賀は「どの1部のチームにも互角に戦える」と手ごたえを得た。2か月後に迫るリーグ戦へ向けて、彼らの歩みは止まらない。



■コメント

・東山(法2=桐光学園)

もちろん試合前は勝つってみんな言っていた。最後の筑波大の勝ち方は知っていたが、そこで最後までしっかり自分たちのディフェンスが続かなかったというのはあった。そういった点で相手の方が上回っていたのだと思う。そこの部分が敗因だった。(よかった点と反省点)自分たちはオールコートプレスでしっかり足動かしてハードにやるのが目標。なのでまずディフェンスからと徹底していたところは良かった。悪かったところはやっぱ相手はサイズがあったので、リバウンドや他の細かいところが相手の方が上回っていた。ちょっとしたところが積み重なって負けていたので、そこが悪かった。(筑波大戦に向けて意識していたこと)相手が大きいこともあって足元にしっかりディフェンス入ったり、ボールを止めないでどんどん展開して、ズレたところをドライブとかキックアウトして3ポイントシュートしたりとかそういったことを意識していた。相手が大きい分スピードで、と試合に臨んだ。(3ポイントシュートに関して)ちょっとずつ決まってきていたのでもちろんボールが欲しいくらいの気持ちで。周りもいいパスを回してくれた。決まった後は相手が格上ということもあるので、気持ちをあげるのはもちろん大事だけれどすぐにディフェンスに切り替えて、というのはみんなに言っていた。オフェンス終わったあとすぐにディフェンス、という気持ちはあった。(試合終了前のタイムアウトで)ずっと点差が1桁だったので。自分からみんなには1桁なんだから焦るなと伝えたし、相手の勝ち方を知っているので、気を抜くなということも言った。正直最後相手の細かい部分が上だったので、もっと指示出せるような声の掛け合いは大事だと感じた。(今後取り組んでいきたいこと)信長さんが来てからガラッとチーム変わったので。去年1年間の遅れをしっかり取り返すという気持ちで。リーグ戦とか上級生のチームになってもやることは変わらないと思うので、明日からしっかり今日の悔しさを忘れずに次のステップに行けばいいなと思う。


・古賀(済2=横浜)

格上だったが、出だしからしっかり戦えていたので、その調子でやっていけたから良かったと思う。4ピリの最初まで全然負けていないなと思った。前でプレッシャーをかけることは新人戦期間中ずっと練習してきた。前から当たって相手のミスやパスカットを誘って得点する。このチームではそうしようと決めていたので、それが何回か成功して良かったと思う。(課題は)プレスの場面で成功した場面はあるが、失敗して得点された場合も多かったので、細かいところを修正していきたい。(リーグ戦に向けて)今回格上の筑波大といい勝負ができたので、他のどの1部のチームにも互角に戦えると思う。2部と思わず、1部と同等だと思って戦っていきたい。


・上甲(済1=幕張総合)

先輩達に助けられている部分が多かったなと思います。来年の新人戦は自分達が主体なので、頑張りたい。(反省点とよかった点)反省点としてはファールが多かったのでしっかり直していきたい。よかったところは、自分でドライブにしっかりいけたかな。(今試合で意識したところ)ビビらないように、緊張しないように。前日からイメージトレーニングをして臨みました。(今後取り組みたいこと)今回は3、4年生がいないから出られた部分があるので、練習をしっかりして、合流した後も試合に絡めるように頑張りたい。



TEXT=外狩春佳 PHOTO=大谷達也、外狩春佳

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