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第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(前期)第11節
7月1日(日) Shonan BMW スタジアム平塚
東洋大1-2早大
松崎は前線で躍動
ゴールシーンは松崎と坂元の連携が光った
関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)前期最終節、首位を独走する早大との一戦は1−2と勝ち切ることができず。試合後、松崎(国3=大宮Y)は悔しそうな表情を浮かべ「首位にいる意味が分かる相手だった」と語った。
「自分たちが主導権を持って先に点を取れるかどうかが勝負になる」と話した松崎。しかし15分に先制点を許してしまう。46分には坂元(社4=前橋育英)と細かいパスをつなぎ見せ場をつくったものの、早大の守備を崩せず。得点を奪えないまま前半を終える。
後半も堅い守備に苦戦を強いられる。71分に松崎がミドルシュートを放ちリズムを変えたものの、これもGKの好セーブに阻まれてしまう。1点が遠い中、80分には追加点を献上。このままでは終われない東洋大はここで意地を見せる。95分、松崎のパスにゴール前の混戦を抜け出した坂元が合わせゴールを奪う。「CBとGKの間に流せたのであとはたつくん(坂元)がうまく詰めてくれた」と二人の息のあった連携で1点を返した。しかし反撃はここまで、リーグ戦折り返しを勝利で飾ることはできなかった。
前期リーグを残留圏内の10位で終えた東洋大。松崎は「次はインカレ出場圏内を目指してやっていきたい」とこの結果に満足していない。また、7月14日から「アミノバイタル®」カップ2018第7回関東大学サッカートーナメント大会(以下、「アミノバイタル®」カップ2018)が行われる。これは2018年度第42回総理大臣杯全日本サッカートーナメントの関東予選。関東1部リーグで戦う大学も出場する。それだけに松崎は「前期で勝てなかった分、アミノバイタルで勝って次につなげていきたい」と勝利を誓った。リーグ戦での悔しさをバネに、まずは「アミノバイタル®」カップ2018でリベンジを果たす。
◾️コメント
・松崎(国3=大宮Y)
首位・早大相手ということで難しい試合になるのは分かっていた。開始10分で失点してしまって、前半0で終わることが大事だったので少し難しくなってしまった。首位にいる意味が分かる相手だった。(試合前の意気込み)勝つとアミノバイタルにもつながる試合だった。2連勝中で上のチームを叩けば自分たちの勢いに乗れると思ったので「勝つ」という気持ちでやった。(ゴールシーンについ)スローインのリスタートで、相手のセンターバックが高くてヘディングが強いのでうちは高さはないので、どこかを工夫してやらないとどうしても引っかかってしまうと思った。うまくCBとGKの間に流せたのであとはたつくん(坂元)が詰めてくれたと思う。(前期リーグ総括)どうしても開幕5試合が難しい立ち上がりになってしまってなかなか波に乗れなかった。途中からだんだん勝ち点を取れていい流れがきていた。今日勝って終わりたかった。後期もまだあるので、残留圏内にはいるので次はインカレ出場圏内を目指してやっていきたい。(見えた課題は)チームとしては、1点勝ってるときのゲーム運び。追いつかなくちゃいけないときのゲーム展開の中での戦い方が少し足りない。個人としては目に見える結果がもう少し増えたらいいなと思う。(アミノバイタル杯へ向けて)全国行くような強いチームと当たって勝たなくちゃいけないと思う。そういうチームに前期勝てなかった分アミノバイタルで勝って次につなげていきたいと思う。
TEXT=金澤瑞季 PHOTO=美浪健五、土橋岳、酒井菜摘