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2018年度オープン戦
7月1日(日) 東洋大グラウンド
○ 17東洋大{12ー10、5ー5}山学大15
東洋大 | スコア | 山学大 | ||
前半 | 後半 | 得点 | 前半 | 後半 |
2 | 1 | T | 2 | 1 |
1 | 0 | G | 0 | 0 |
0 | 0 | P | 0 | 0 |
0 | 0 | D | 0 | 0 |
12 | 5 | 計 | 10 | 5 |
17 | 合計 | 15 |
背番号/ポジション | 名前 | 出身校 | 学年 |
1/PR | 深澤 翔祐 | 深谷 | 2 |
2/HO | 舘澤 徹士 | 盛岡工業 | 4 |
3/PR | 小山内 健 | 昌平 | 4 |
4/LO | 葉室 廉 | 静岡聖光学園 | 4 |
5/LO | 鴨澤 享佑 | 黒沢尻工業 | 3 |
6/FL | 土肥 航 | 長崎海星 | 4 |
7/FL | 高野 雅義 | 報徳 | 4 |
8/No,8 | 日野 諒太朗 | 佐賀工業 | 3 |
9/SH | 海老原 鏡太 | 茗渓学園 | 2 |
10/SO | 杉野 幹太 | 長崎海星 | 2 |
11/WTB | 浅倉 来太 | 石見智翠館 | 2 |
12/CTB | 畑 綾介 | 目黒学院 | 2 |
13/CTB | 山納 大志 | 川越東 | 3 |
14/WTB | 菊池 優介 | 国学院栃木 | 4 |
15/FB | 大内 錬 | 佐野日大 | 2 |
勝利を引き寄せた菊池
チームを牽引する高野主将
外国人選手にも果敢に挑む
残り2戦となったオープン戦で、同2部リーグに所属する山学大と対戦した。17―15と僅差で勝利をつかみ取り、オープン戦ではここまで負けなしの全勝を記録している。
炎天下の中行われた試合。照りつける日差しは両チームの体力を奪い、混戦へと持ち込んだ。同じリーグに所属していながらも格上の相手である山学大に前半は12―10と2点をリードし健闘。前半終了間際にモールから押し込み日野(済3=佐賀工業)がトライし同点に追いつくと、キックも冷静に決めた。
後半に入ると両者得点が動かない時間が続く。左右サイドにパスを回し攻撃を仕掛けるが、相手の屈強な外国人選手のディフェンスに阻まれてしまう。得点が動いたのは後半30分、右サイドからモールで押し込まれトライを奪われると12―15と逆点を許す展開に。残り10分というところで厳しい場面だが、メンバー交代を経てコート内の選手からは「ここから東洋上げていこう」、「交代メンバー上げていこう」とチームを鼓舞する声が飛び交った。その言葉の通り、残り3分でショートキックから菊池(総4=国学院栃木)が飛び出し決勝点を決めた。菊池は「この暑さの中で走りきるということは重要なことで、自分たちの方がより走れるチームだった」と振り返り、この春での練習の成果を証明した。このまま17―15と東洋大の粘り勝ち。格上相手に勝利を飾った。
昨年のリーグ戦で勝利したチームだが、気は許せない。高野主将(文4=報徳)は「外国人選手がアタックしてきたので、それをどう止めるかが今後の課題にもなってくる」と振り返り、外国人選手へのディフェンスへの課題を残した。ここまでオープン戦を全勝している東洋大。次戦、最終戦は社会人チームの大塚刷毛との対戦となる。オープン戦全勝を飾り、今後の秋リーグ本番につなげたいところだ。
■コメント
・高野主将(文4=報徳)
(前半は)声が出ていなくて、雰囲気的に良くなかったが、最終的にはリードできたので良かったかなとは思う。(後半は)最初声が出せなくて、メンバー交代などもあり開始直後はばたつきがあったが、途中から雰囲気が良くなって得点も決められたので良かった。(昨年の山学大と比べて)今年のルールから外国人選手が3人になって、今日の試合でもずっと外国人選手がアタックしてきたので、それをどう止めるかが今後の課題にもなってくるかなと思う。そこをシーズンまでに修正したい。(良かった点は)個人個人のディフェンス。もっと追求していきたい。(悪かった点は)そのディフェンスの配置をセットするのがちょっと遅かった。(チームの雰囲気)正直オープン戦で全勝することは、自分が4年間経験したことなく驚いているが、チーム的にはとても上がってきているので、これからもっとステップアップしていきたい。合宿も2回あるので、そこでどれだけレベルアップできるか今後の課題になる。(課題点は)チームの雰囲気づくりと、やはりディフェンスのセットを素早くすること。素早くすればもっといいディフェンスができると思う。
・菊池(総4=国学院栃木)
前半、暑さにやられてフォワード、バックス共に走れていない部分があって自分たちの中で苦しい展開になってしまった。(山学大対戦で意識した点)留学生が3人いるという中でどういう風な戦い方をするかというのがテーマだったので、キーマンの3人を抑えるのが大事だと思っていたが、その中で外人のパワーに圧倒される部分もあった。これからまだ秋まで時間があるのでパワーアップしていけたらと思う。(勝因)粘り勝ち。お互いこの暑さの中で走りきるということは重要なことで、自分たちの方がより走れるチームだったと思う。(反省点)前半の入り。暑いという状況が分かっている中でもっとアグレッシブに前半から相手を圧倒できるようなモチベーションやマインドで持っていけたらいいなと思う。(オープン戦、全勝できているがチームの雰囲気は)全勝しているということはいい事でうれしい事なのでチームの雰囲気は良いと思うが、本番は秋なので春いくら全勝していても本番で勝てなきゃいけないので、もっと気を引き締めて秋に向けて頑張っていきたい。(次戦に向けて意気込み)全勝で夏に向かっていけたらいいなと思う。
TEXT=水野桜 PHOTO=森美香子、大谷達也、長枝萌華