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第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(前期)第11節
7月1日(日) Shonan BMW スタジアム平塚
東洋大1-2早大
<得点者>
94分 坂元
<出場メンバー>
▽GK
松本健太(国3=柏U-18)
▽DF
坂本涼斗(国2=柏U- 18)
浦上仁騎(国4=大宮Y)
土田直輝(国2=大宮Y)
渡辺星夢(国4=前橋育英)
▽MF
坪川潤之(国3=矢板中央)→82分 神山京右(国1=横浜FC・Y)
高橋宏季(国4=FC東京U-18)
野本幸太(国2=市立船橋)→75分 小林拓夢(国3=帝京長岡)
飯澤良介(国1=横浜FC・Y)→60分出村颯太(国4=桐生第一)
▽FW
坂元達裕(社4=前橋育英)
松崎快(国3=大宮Y)
シュートを決めた坂元
浦上はキャプテンマークをつけチームを引っ張った
体を張って守りに貢献した坂本
第92回関東大学サッカーリーグ戦(以下、前期リーグ戦)最終節は10節を終え首位に立つ早大との一戦。2週間の準備期間を経て挑んだ早大戦であったが、序盤に先制点を許すと後半にも失点する。坂元(社4=前橋育英)のシュートで1点を返すも力及ばず敗北。首位の実力を痛感する一戦となった。
序盤から果敢にゴールを狙うも早大の守りに阻まれシュートを放つことができない。14分、連続した素早いパス回しからゴール前にボールを運ばれ先制点を献上してしまう。
早大のペースに飲み込まれぬよう負けじとチャンスをつくるも、固い守りを崩せずゴールが遠い。79分には縦パスから裏を取られるとスペースの空いた中央に流し込まれ失点。2点目を取られたプレーについて「非常に残念だった」と古川監督は悔やんだ。94分に松崎(国3=大宮Y)のパスを坂元がゴールへ押し込み土壇場で1点を返すもあと1歩及ばず1-2で試合は終了した。
前期リーグ戦全11節を終え、勝ち点12で10位と結果が奮わなかった東洋大。最初の5試合白星なしと調子が上がらなかったが、守備からゲームを構築するスタイルに変えると段々勝ち点を積み上げられるになってきた。「前期の後半の戦い方がこのチームのベースになると思う」と古川監督は振り返った。課題も良さも見えた前期リーグ戦。「またレベルアップしていけばいい」と浦上(国4=大宮Y)は悲観的になっていない。次は全国大会の出場権のかかる「アミノバイタル®」カップ2018第7回関東大学サッカートーナメント大会だ。準備期間はまだまだある。リーグ戦で固まってきた東洋大の戦い方で、目標に掲げるタイトル獲得を目指し全員で戦い抜く。
■コメント
・古川監督
首位の早稲田との試合ということでも、2週間かけてしっかり勝つための準備をしてきたつもりだったが、あまりにも相手選手の特徴を注意させすぎたというかそっちに意識がいってしまったところで先制点を失ってしまった。それはこちらの問題というか選手を警戒させすぎてしまって、ボールの出所にプレッシャーをかけることができなくてちょっと申し訳ないなと。先制点というところは前期の勝敗を振り返ってみても、勝ち点を取ったゲーム取り損なったゲームで我々にとって大きな影響があるというのはデータとしても出てきたので、今節のようなゲームの中でもどのように無失点でゲームを作っていくのか今後大事なところである。(前期を振り返って)最初5試合勝利がなく桐蔭横浜戦で0-3負けた試合のところでもう一度守備からゲームを構築しようと話してそこから6試合はある程度勝ち点を積み重ねられてよかったと思う。最初の5試合は我々がボールを支配しながら崩して攻め勝とうという形で入ってそれがなかなか結果に繋がらなかった。今年のチームのバランスを考えると後半の6試合の戦い方がベースになると思うしさらにそこを1段階上げると考えると、もう少しボールを奪うとか失点をしないという個人の守備力とかをアミノバイタル杯だとか公式戦を経験しつつレベルアップを図っていきたいというところ。攻撃の面では最後の仕上げのパスだとかクロスだとかシュートだとかを見ると上位進出はまだ物足りないという部分がある。攻守バランス良くチームを1段階2段階引き上げられるように時間を有効に使っていければと思う。(アミノバイタル杯に向けて)今年タイトル獲得を目標に掲げてシーズン臨んでいるのでリーグ戦のところは苦しい状況であるが、1回戦ずつ拾っていってまずは全国大会の出場権を勝ち取ってその上で全国大会でタイトルを取れるように形を繋げていければと思う。
・浦上(国4=大宮Y)
最終節で相手が首位、勝てば順位が結構入れ替わる状況だったので、なんとしても勝ってアミノバイタルにつなげたかった。(早大の印象)首位に値するチームだなと感じた。一人一人が集中を切らさず高い意識でやっていたので、まだまだ東洋大もやっていかないといけないなと改めて実感した。(前期リーグの総括は)最終的にこの順位で終わったことは、これが今の実力ということでしっかり受け入れなくちゃいけない。でも悲観的になるんじゃなくてチーム一丸となってアミノバイタルもありますし、そこで全国出場を目指してまたレベルアップしていければいいと思う。アミノバイタルは昨年本当に悔しい思いをしましたし、1部と2部のレベルの差もそこまでないので、トーナメント戦は厳しい戦いになる。また、総力戦にもなると思うので全員で頑張っていきたい。
・坂元(社4=前橋育英)
首位の相手ということで、自分たちが上に行くためにはなんとしても勝たなくてはいけない状況だったが、先に点を決められてしまって、そこから自分たちの前の選手が点を返すことができなくて、追加点を与えてしまったので、そこは自分たちの責任だと思う。最後の質というのは早大の方が上で、最後まで行っても決めきるというのは自分たちはできてなくて、そこが首位との差だと感じた。点を取って、まだ少し時間があったので、そこから同点にできれば理想だったが、結果的に負けという形ではあるので、これで満足せず、再来週からアミノが始まるのでそこに向けてやっていきたい。前期リーグは出だしつまずいてしまって、結果的に見ると下から3番目という全然いい結果ではなかったので、ここからアミノで勝って、夏でいい経験して一回りも二回りも成長して、また後期リーグに挑みたい。去年も一昨年も全国に行けてない大会なので、自分たちは最後の年なのでなんとしても全国までいけるように頑張りたい。
TEXT=鶴田華穂 PHOTO=土橋岳 美浪健五