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「アミノバイタル®」カップ2018第7回関東大学サッカートーナメント大会
7月16日(月) 時之栖スポーツセンターうさぎ島3
東洋大1-2明学大
<得点者>
88分 清水
<出場メンバー>
▽GK
松本健太(国3=柏U-18)
▽DF
朝妻裕斗(国3=大宮Y)→83分 清水玲央(国4=大宮Y)
浦上仁騎(国4=大宮Y)
土田直輝(国2=大宮Y)
渡辺星夢(国4=前橋育英)
▽MF
坪川潤之(国3=矢板中央)
高橋宏季(国4=FC東京U-18)→45分 梅津凌岳(国1=京都橘)
出村颯太(国4=桐生第一)→52分 松崎快(国3=大宮Y)
野本幸太(国2=市立船橋)→89分 横山塁(国1=FC東京U-18)
▽FW
坂元達裕(社4=前橋育英)
丹代藍人(国4=青森山田)→58分 小林拓夢(国3=帝京長岡)
果敢に攻め上がる野本
途中出場の清水、梅津㊨は良い流れをもたらすプレーを披露
何度もチャンスを生み出した坂元
1回戦、小林(国3=帝京長岡)の2発で見事逆転勝利を飾り挑んだ2回戦は明学大。前半、先制点を奪われると後半にも追加点を許す。終盤に清水(国4=大宮Y)がゴールを挙げるも1ー2で敗北。総理大臣杯出場への道は絶たれる結果となった。
前半は初戦で筑波大を倒し、勢いに乗る明学大に攻め込まれる展開。そして迎えた23分、相手に直接FKを叩き込まれ、先制点を許す苦しい展開となる。その後は25分に丹代(国4=青森山田)、38分には渡辺(国4=前橋育英)のクロスから坂元(社4=前橋育英)が左足で合わせるも決めきれず1点ビハインドで前半を終える。
後半は序盤に、坂元、野本(国2=市立船橋)が立て続けにシュートを打つも決めきれずチャンスを逃すと67分に一瞬の隙を突かれ、失点。2点リードを許してしまう。その後、猛攻を仕掛け83分には松崎(国3=大宮Y)のクロスから小林がヘッドも枠を外すが87分、清水の強烈なミドルシュートがゴール右隅に突き刺さり1点差に迫る。ロスタイムを含め8分となった中でも途中出場の梅津(国1=京都橘)松崎、坂元を中心に攻め続け、90分+3には浦上(国4=大宮Y)の強烈なヘッドがゴールを脅かすもGKの好セーブに合い万事休す。1ー2で敗北する結果となった。
古川監督は「直接FKを決められて、1回戦同様に苦しい展開となってしまった」と先制点を取られたことを悔やんだ。リーグ戦再開までは2ヶ月近くある。その2ヶ月でどうチームを立て直せるかがチームの目標インカレ出場へのカギとなる。
■コメント
・古川監督
初戦なんとか勝ち切ってこのトーナメントに生き残って、その勢いを逃さないように全国大会の切符を手にしたかったところだったが明学大さんの1回戦の筑波大戦をビデオで見させてもらったが、筑波大相手にも引かずにというか、ほんとに勝った勝ち方だったので、こちらもやれる限りの準備して、十分警戒して臨んだが、1回戦のところで先制点を与えたことによって自分たちが苦しんだところを1回戦から学び終えて今日の試合のところは先制点を与えずに慌てずゲームを進めるようにやろうというふうに送り出しだが、直接FKを入れられて、1回戦同様に苦しい展開になってしまった。(前半負傷した高橋について)彼がチームにとって替えの効かない選手であることはみんなも認知しているところだと思うが、シーズン戦う中で誰かしらが出れないという試合は、出場停止、ケガ、体調不良だとか必ず起こり得ることなので、そのために全員が準備して普段トレーニングしていると思うし、彼が不在だから負けたという言い訳はしたくない。(後期リーグへ向けて)前期リーグもアミノバイタルでも自分たちが思い描いてた形にはならなかったので、これがあるべき姿だとは思っていないし、しっかり自分たちが勝ちとっていくためにもこの中断期間、2ヶ月時間があるが、まずはメンタルの部分でしっかり立ち上がって、やってかなくてはいけないと思うし、今のままであれば順位も変わった行かないとは思うので前期リーグとアミノバイタルの結果というのを真摯に受け止めて、強くたくましくなっていくしかないかなと思う。
・坂元(社4=前橋育英)
先に先制点を決められてけっこう厳しい試合になってしまった。自分たちはまず先制点を取りにいこうということでやっていたので取られてしまったのが1つの課題。あとは最後点を決め切れなかったのが今日の敗因だった。(後半)相手も疲れてあまり走れていなかった中で自分の足元が結構空いていたので仕掛けていこうということはチームでも話していた。何回かドリブルで崩すことはできたが、結果につながらないと意味がないのでそこで決めていればチームの流れも結果も変わっていたと思う。(後期リーグに向けて)自分たちはもう全国にはいけないので、また後期リーグで結果を出してインカレに行くしかないので何が何でも勝ち続けてインカレに出たい。
・清水(国4=大宮Y)
前半に失点してしまって流れも良くなかったので後半始まるときに皆で声を掛け合った。最後の試合だったので絶対に勝ちたかったがもう1失点してしまってなかなか厳しい状況だった。自分が試合に入ったら前回の試合のミスもあるので絶対に取り返そうという思いだった。1点取れて流れを変えられたのは良かったが、最後に決めきれず負けてしまい悔しい結果で終わってしまった。(交代を告げられたときは)0-2で負けている状況であり、自分でなんとか流れを変えようと思い積極的にシュート打ちにいったりした結果が1点に繋がったと思うので良かった。(得点を決めたときは)残り時間も少なかったので次という気持ちが大きかった。もう1点自分で取るかアシストするという気持ちだった。(最後のアミノバイタル®️でだったが)初めてアミノバイタル®️のメンバー入りをさせてもらって試合にも出場することができた。自分にとっては初めての大会出場だったので良くも悪くも思い出になった。やはり最後の最後は勝ちたかったという思いがある。(後期リーグ戦に向けて)自分が出場するか分からないがチームに何ができるかということを考えて、タイトルが取れていない中でチームの目標である全国大会出場に向けて一丸となって頑張っていきたいと思う。
・野本(国2=市立船橋)
明学大が強いというのは分かっていたので、自分たちも受けることなくチャレンジャーのつもりで戦った。前半に先制点を取られてしまって上手くいかない部分が多くあった。(自身のプレーは)自分の特徴はドリブル突破なので、後半はフリーでボールをもらえる機会が多かったので、仕掛けて抜いてチャンスをつくることを意識していた。(チームの課題は)チームとしてもっともっと運動量だったり、セカンドボールだったりと敵に負けている部分が多かったので、気持ちの面でも持ってやっていかないといけないのかなと思う。(後期リーグに向けて)今日の悔しさを忘れないように後期リーグで絶対に巻き返して、最後の大会では全国に出られるようにチームみんなでやっていきたい。
・梅津(国1=京都橘)
トップチームで出るのがこの大会で初めてで、(高橋)宏季くんがああいう形で交代になって不安はあった。チームが負けている状態で点を取りに行くしかなかったので、攻撃に絡んだりを意識していた。(自身の役割は)古さんには攻撃のところを買われているので攻撃のところで一番貢献したいですけど、守備にも重きを置いてやっていかないと行けないなと感じている。(明学大の印象は)結構しっかり固く粘り強く守っていた。カウンターとかでFWが前を向いてゴールに向かってきて怖い部分もあった。(後期リーグに向けて)この中断期間の間にポジションを取れるように上手くアピールして、トップチームに で出場したり試合に絡んでいけるように頑張りたい。
TEXT=谷口奏生 PHOTO=美浪健五、鶴田華穂、渡部穂乃花