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第94回関東大学バスケットボールリーグ戦
9月2日(日) 東洋大総合スポーツセンター
東洋大59-76法大
11|1Q|17
18|2Q|21
15|3Q|17
15|4Q|21
スターティングメンバー
7 大野太聖
8 古賀森人
11 村上飛雄馬
24 ラシード ファラーズ
35 杉田涼
ラシードは高身長を生かしチームに貢献した
杉田も積極的に得点を狙う
前日行われた駒大戦で惜しくも黒星を喫し、連敗は避けたかった東洋大。ゲームを通して法大にくらいつくも、最後まで逆転はならず59-76で試合終了。リーグ戦2連敗となった。
1Qから両者譲らない一進一退の攻防を見せる。ラシード(済3=越谷西)も「リバウンドを取ってからの速攻を意識した」と振り返るように、リバウンドからの速攻で相手の大幅リードを許さない。2Q後半には連続8ポイントを奪い取り、29-38と点差を一桁代に抑えた。
点差が開き始めたのは後半。チーム内でパスがかみ合わず、チャンスこそあるものの得点につながらないシーンが目立つ。また前半とは打って変わりオフェンスリバウンドからの失点が多く、4Qには相手に連続スリーポイントを決められ一気に流れを持っていかれてしまう。それでも終盤、相手のファールを誘い立て続けにフリースローを獲得。これを確実に沈め追い上げを見せたが、最終スコア59-76であえなく敗戦となった。
「シュート力が無いとなると非常に厳しい」と佐藤コーチが口にするように、あと一歩の得点力に欠ける部分が敗因の一つ。杉田(済4=市立船橋)は「ディフェンスは通用していたのでそれは継続で、あとはオフェンスでつまったときに打開しなくてはいけない」と課題を語る。これからのリーグ戦で勝ち抜くにはオフェンス面での修正が急務であることは明確である。
次戦は江戸川大との一戦。「次戦は次戦」との佐藤コーチの言葉通り、しっかりと切り替え連敗をストップできるか。チームに期待が掛かる。
▪コメント
単純に良いところもあったが最後の集中力というかそこの部分で相手の方が上回っていたし、やっぱり考えられないようなミスがあまりにも多すぎるので、それを彼らが乗り越えていかないといつまでたっても同じ事の繰り返しかなと思う。とにかく良いゲームをして満足しているところがあると思うので、そうではなくてちゃんとした事ができるようにならなければ勝つことは難しいという事をゲームをやっていくなかで学んでいってほしい。とにかく自分たちで首を絞めている。これだけ点数、シュート力が無いとなると非常に厳しい部分もあるのでそこをどう改善していくかがかぎだと思う。(次戦に向けて)まず相手がどうとかではなく自分たちがしっかり何ができるかという事をまとめあげてやっていくしかない。次戦は次戦でまたしっかりやっていきたい。
・杉田(済4=市立船橋)
4年生のミスとかがチームの勢いを失速させてしまったと思う。4年生としての自覚が足りないように、自分やほかの4年生と話していても思ったので、次の試合に向けて変えるべきところだと感じた。(良かったところと反省点)ディフェンスは通用していたのでそれは継続で、あとはオフェンスでつまったときとかに打開しなくてはいけない。点を取らないと勝てない。相手を抑えるのはできていた場面もあったので、そこを継続してからどう点をとるかを頭を使っていきたい。(今試合で意識したこと)前日はつまらないミスで怒られたりして、自分も落ち込む部分もあったが、試合中は考えないように割り切ってやっていた。立ち上がりから自分としては動けたと思う。出場メンバーも後輩が多いので、引っ張れるようにと考えていた。(試合中のコミュニケーションは)点差を離されないようにかつ近づくために、どこかでリズムを変えて攻められるところとかを見つけないといけない。でもそれはコート内でないとわからないので、そういうところはコミュニケーションとろうとしたり、点差が離れた時もまだやれるぞって前向きな声掛けをしていた。(次戦に向けて)このままだと成績もよくないまま。後輩には2部の舞台で戦ってほしいし、それより上を目指せる力もあると思う。しっかり勝ちを目指して頑張りたい。
TEXT=渡部穂乃花 PHOTO=水野桜、外狩春佳、土橋岳、並木星夏