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2018.09.11
バスケ

[バスケ]激闘の末順大に惜敗「とにかく勝ちたい」

第94回関東大学バスケットボールリーグ戦

9月9日(土) 東洋大学総合スポーツセンター


東洋大67-69順大


 12|1Q|22

 17|2Q|21

 16|3Q|16

 22|4Q|10



スターティングメンバー

5渡邉浩平

6 東山勝彦

7 大野太聖

8 古賀森人

35 杉田涼


チームの要の大野


主将としてチームをけん引する佐久間


古賀の得点力はチームに不可欠だ


※掲載が遅れ、大変申し訳ございません。


 6戦目の相手は順大。1Qから10点以上の差を追いかける展開が続くが、4Qで追い上げを見せる。相手の得点を許さずに攻め続け、ラスト1分で同点へ追いつく。しかし接戦を制することは叶わず、67―69で敗戦。これで戦績は2勝4敗となる。


 序盤から両者譲らない戦いを見せる。外からのシュートとインサイドの攻撃を使い分け、相手のディフェンスを翻弄。しかし相手の攻守の切り替えが早く、速攻に苦しめられると気づけば14点のビハインドで前半を折り返す。

 後半からは再び東洋大の持ち味のディフェンスから流れを引き寄せようと試みる。迎えた4Q。ここから東洋大が怒とうの攻撃を見せる。大野(文4=市立柏)を中心に前から当たるディフェンスで相手の得点を阻止しながら、東山(法2=桐光学園)の3ポイントシュートや今試合最多得点の古賀(済2=横浜)などが決まり点差を一気に縮めた。相手のチームファールが重なりフリースローで地道にスコアを重ねるとラスト1分、渡邉(済4=新潟商)のセンタープレーで同点に追い付く。どうにか相手の得点を阻止してもう1本シュートを決めたいところだが、その後残り27秒で相手の得点が入り最後のワンプレーに。焦らずじっくり攻めるが得点にならず、ブザーが鳴り響く。激闘の末、惜しくも最終スコア67―69で敗戦した。


 ガードとしてチームを指揮した大野は「前半自分たちの流れに出来なかったのと、最後追いついて安心してしまった」と試合を振り返った。実力に大差ない相手とついた10数点差を縮めるのは容易ではない。それをかなえたのは勝利への執着だ。それが全員で当たったディフェンスやルーズボールやリバウンドに表れている。確実に力を付けているチーム。欲しいのは最後勝ち切れる決定力だ。


 次戦は慶大。果敢なプレーでチームを鼓舞した佐久間(済4=東海大相模)は「リバウンドの勝負がキーになってくるので、次の試合までに修正して頑張っていきたい」と語る。チームの躍進に期待が掛かる。


■コメント

・佐久間(済4=東海大相模)

(今日を振り返って)前日のゲームの後半4Qの流れが悪く終わってしまったので、そこを切り替えてやろうと話していた。相手は外角のシュートが多くセンターが少ない。外角のシュートを止める予定だったがオフェンスリバウンドを取られセカンドチャンスでジャンプシュートやミドルシュートなど決められた。そこから流れが崩れてブレイクを持っていかれてかなり失点してしまい、流れを自分達のものにするのが難しかった。最後はディフェンスで足を使って一回同点までいったが、そこからまた踏ん張れるようにしないといけないので、そこが課題。同点に追いついて満足していた。入りと追いついてからの更なるプレスが課題。(いい点と悪い点)いい点はディフェンスができたところ。前日の試合から引き続き、前からガードをつぶしていくという点で良かった。今試合でも何本かあったのでそういうところは継続したい。悪い点はリバウンドのところでオフェンスリバウンドを自分たちが取られてしまうと相手は外からシュートを打ってくる。何回もチャンスがあると打った本数だけ入る可能性があるので、リバウンドのところが課題。そして入りと追いついてからの更なるプレスが課題。(4ピリで追い上げていたがその時どういう心境だったか)追い上げる方が気持ち的には楽で、攻められている順大の方が気持ち的には怖かったと思う。その隙をついて前からプレスかけて何本かそれがはまった。そこのディフェンスは継続しようということを言っていた。後は早い段階で相手に4ファール溜まっていたので、全部アタックでリングに攻めるってことだったが終盤足が自分も含めて皆動いていなくてドライブいけるところでも外でシュート打ったりしてしまった。そこでファールを貰ってフリースローで点を稼げれば勝てたかなと。(次の試合に向けて意気込み)終わってしまった試合は仕方ないので切り替える。次戦の国士大と慶大はどっちも東洋大よりも勝率が高いが、勝てない相手ではないのでディフェンスからしっかりと。国士大はオフェンスで流れを作ってくるチームなのでそこはディフェンスで点数決めさせないように。慶大は泥臭いプレーで、ビデオを見る限りリバウンドをかなり取ってくる。リバウンドの勝負がキーになってくるので、次の試合までに修正して頑張っていきたい。


・大野(文4=市立柏)

後半追いつけたのはよかったが、前半自分たちの流れにできなかったのと、最後追いついて安心してしまったところがあったのでその2つが敗因。(よかった点と反省点)4Qにみんなでプレッシャーかけて、14点差を同点にもっていけたのが良かった。逆転して試合を終わるまで集中力を保てなかったのと、イージーシュート落としてしまったり、リバウンドを相手に取られてセカンドチャンスやられたりとか。そういうところが反省点。(同点にまで追い上げられた要因)4ピリで点差ついていると後ろ向きな姿勢になってしまうこともあるが、チーム全員でディフェンスできたのがいいんじゃないかなと思っている。(プレーに当たっての意識)オフェンス全然上手くなくって、その分ディフェンスでとにかく暴れるというか。ディフェンスで仕事しないと、自分は体格的に優れていないし、特別シュート率が高いわけでもない。最初から最後までディフェンスは積極的にと意識している。最後自分で攻めるときにもっと自信もってシュートうっていれば入ったかなと思う。(ガードとしての収穫や手応え)1Q2Qで相手のシュートが入っていてチーム的に慌てていた部分があった。そこをもっと落ち着かせて自分たちのオフェンスだったりディフェンスからブレイク出したりとか、コントロールできればいいなと思う。最後の5分間いつも信長さんにゲームコントロールをしろと言われているが、そこをもっと意識して声掛けたりとかディフェンス引っ張ったりとか、そういうのはガードの仕事だと思うので、そこは負けた中でもこれから継続していかないといけない。(次戦に向けて)負けてしまったが内容的には後半悪くなかったと思うので、いいところはしっかり次の試合に継続して、悪いところ修正していければ勝てる相手だと思う。とにかく勝ちたい。


TEXT=外狩春佳 PHOTO=外狩春佳、並木星夏

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