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2018.09.18
射撃

[射撃]ルーキー松川が初入賞!インカレへ弾みをつけた

平成30年度関東学生ライフル選手権秋季大会

9月13日~9月16日

埼玉県長瀞総合射撃場


◆10mエアライフル立射60発

松川 616.2点

岡田 615.5点

大城 610.4点

井上 610.0点

江頭 609.8点

吉本 607.8点

中山 607.6点

山本 605.0点

須永 604.1点

後藤 601.2点

山下 598.3点

根尾 597.8点

諏訪 596.2点

亀井 594.2点

片岡 591.7点

西村 590.9点

丸山 586.6点


◆10mエアピストル立射60発

高橋 543点

小西 523点

西村 497点


◆50mライフル三姿勢120発

山本 1150点

亀井 1131点

吉本 1120点

西村 1112点

諏訪 1109点

江頭 1106点

須永 1106点

片岡 1092点

丸山 1088点

井上 1079点

山下 1043点


◆50mライフル伏射60発

山本 620.4点

江頭 607.3点

亀井 607.2点

吉本 607.1点

丸山 600.6点

須永 597.7点

諏訪 595.5点

片岡 593.2点

山下 591.0点

西村 588.7点


自己ベストを大幅に更新した松川


50m三姿勢で入賞した亀井(右)と山本


 4日間にわたり埼玉県の長瀞総合射撃場で関東学生ライフル選手権秋季大会(以下、秋関本戦)が開催された。10mエアライフル立射60発では、ルーキーの松川(法1=取手第一)が自己新の616.2点を記録し初入賞。そして総合では男子が準優勝するなど、インカレへ向け大きく弾みをつける結果となった。

 

 エアライフルを手にしてわずかひと月の松川が自己ベストを大きく更新し、10mエアライフル立射60発で初入賞を飾った。エアライフルを所持して初めて大会に臨んだのは、8月に行われた秋関予選。練習することなく臨んだ大会で600点を出した松川は、「実弾を使うと反動があり、的も小さいため思った以上に当たらない」とエアライフル競技の特性を把握。本戦までに残された一か月間、この経験をもとに練習を重ねてきた。

 

 積んだ努力が本番で花開いた。予選後に松川は目標を610点にするも、練習では一度も記録することができなかった。結果が出ないまま迎えた秋関本選。「10点圏に無理やり銃を動かして入れるのを直した」と松川。フォームが整ったことが功を奏し、自身も驚きの616.2点を記録。自己ベストを本番で更新するとともに、大学入学後初の入賞となった。ただ、この結果に慢心することはない。「ここだと思った瞬間に撃てず、結果的に外してしまうことがあった」と反省点をあげ、次なる目標は620点に設定。10月に開催されるインカレでの更なる飛躍に期待がかかる。

 

 そして男子団体総合では去年の結果を上回り、準優勝に輝いた。この結果に主将の山本(法4=足羽)も「部員全員が実力を付けてきた」と話し、部全体で収穫のある大会結果となった。一年間の集大成となるインカレまで残り一か月。勝負の秋が始まった。


■コメント

・山本主将(法4=足羽)

今回は男子が総合準優勝をする事が出来た。今年に入り団体メンバーの失格が相次ぎ東洋大学としての記録を残す事ができなかったが、やっとインカレに向けての一歩を踏み出す事ができた。また個人では、副将の亀井など自己新記録を更新する選手がでたり、一年の岡田、松川、中山が初入賞を飾り、とても収獲のある大会となった。今大会は、東洋、他大学を含め、四年生の日頃の練習の成果が出たと感じていて、非常にレベルの高い大会だった。インカレに向けて部員全員が実力を付けてきて、その成果をしっかり発揮してくれた。私としては、とても一ヶ月後のインカレが楽しみ。まだ一ヶ月もあります、部員全員でより多くが優勝できるように練習していきます。


・亀井(法4=国際学院)

(試合を振り返って)緊張したけど、ベストを尽くそうと思った。結果的に点数を落とした場面もあったがそこで切り替えられたのが良かった。(本戦までな調整したこと)K姿勢(膝射)を教えてもらって間隔を掴めたのが良かった。(メンタル面で意識したこと)緊張していたから点数は考えないでベストを尽くすことだけを考えていた。


・諏訪(法2=国際学院)

(試合を振り返って)3姿勢でK姿勢(膝射)とS姿勢(立射)は練習通りの点数だったが、P姿勢(伏射)のときに思うように点数が取れず何が悪かったか試合中に自分で気がつけなかった。これからの練習で何がいけなかったのか見つけていきたい。(予選から本戦までに変わったこと)K姿勢で使うニーリングロールというクッションの中身のコルクを減らして、足が揺れないようにした。(どのような気持ちで臨んだか)インカレに続く大会なのでレギュラーとして部活に貢献できるようにという気持ちを持ち、ここが最後ではなく全国大会か目的だと意識して臨んだ。


・中山(法1=下館第二)

(試合を振り返って)最近姿勢を変えたばかりで、もう少し点数を取れると思ったが、取れなかった。あまり緊張しなかったせいか気が緩んでしまい、大きくはずしたりすることが、多かった。以前よりは点数が伸びていると思うが、まだ調整中。(高校との違い)高校のときは同級生がいなくて自分の悪い点やわからないことを聞けなかった。しかし大学では先輩方やコーチがいるから聞くことができて良い。


・松川(法1=取手第一)

初めて610点以上を出せたというのは、練習でも出なかったからすごく成長したかなと思う。昔からの癖で、10点圏に無理やり銃を動かして入れるというのを直して型が少し綺麗になったのも原因だと思う。(反省点としては)「ここだ」って思った瞬間に撃てなくて、長い時間構えることになり結果的に外してしまうということがあったからそこら辺を直していきたい。点数にはとても満足している。前回、目標として610点を越すことを設定していたので今度は20点に乗せていきたい。


TEXT=永田育美 PHOTO=中村緋那子