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第31回関東学生ラクロスリーグ戦男子・2部Aブロック
9月17日(月)
筑波大学セキショウフィールド
東洋大7-12筑波大
何度もゴールに攻め続けた島田
ゴール後にチームメイトと喜びを表現した
今試合3点獲得した松尾主将
0勝2敗と未だ勝利を挙げられないまま迎えたリーグ折り返し地点。これ以上の負けは許されない状態で挑んだ筑波大戦は、後半戦に入るほど東洋大ペースになりつつあったが、追いつくことができず7―12とダブルスコアで敗戦した。
試合開始と同時に筑波大ペースで試合は進んでいく。筑波大がパスを回わしながらゴールのチャンスを見計らっているとき、隙を突いたAT島田(ラ3=小金井北)がボールを奪い、自陣から相手ゴールまで駆け上がりショット。しかし相手のゴーリーのセーブによって成功ならず。その直後、相手のカウンターによって責められ、一度は枠に弾かれたものの、こぼれ球を拾われゴールを決められてしまう。東洋大がなかなかチャンスを作れない中、立て続けにゴールネットが揺らされ1Qは0―5で終えた。2QからAT松尾主将(ラ4=立川国際)からパスを受け取ったMF中野廉(文2=城西大城西)が相手のディフェンスを崩し、ゴールを決める。またこぼれ球に食らい付いたAT伊東(ラ1=岩倉)もショットを成功させ、東洋大の追い上げが始まろうとしたが負けじと筑波大も得点を挙げ、2―7と5点を追う展開のまま後半へ。
5点ビハインドで迎えた3Q。MF中野宏(ラ4=星稜)と松尾主将もゴールを挙げたが、相手も食らい付き、点を取っては取られるといった形が続いた。松尾主将からパスを受けた島田が鋭いショットをするも相手のゴーリーのナイスセーブによりゴールならず。しかし島田は諦めず再びショット繰り出し成功させた。このまま3Qが終了すると思われたが、相手の速いリスタートにより隙を突かれ、追加点を許してしまった。点差は思うようには縮まらず5―9と最終4Qに試合は託された。東洋大は得点を与えてしまうものの、パスを回し相手ディフェンスを崩し松尾主将が意地の連続ゴールを見せた。ここから追い上げかと思いきやホイッスルがなり、勢い虚しく試合終了となった。
リーグ戦3連敗となりチーム目標の一部昇格が厳しいものとなってしまった。しかし選手たちの勝利への執着は変わらない。「一年間やってきたことを出し切れるようにやっていきたい」と松尾主将。選手一人一人が力を出し切れるよう短い期間で準備をし、残りの2戦に挑む。スローガンである『ALLOUT』、全力プレーで勝利の姿を見せてくれるはずだ。
■コメント
・松尾主将(ラ4=立川国際)
(試合を振り返って)自分たちのやりたいラクロスをする前に相手の波に持って行かれ、 そのまま最後までずるずる行ってしまった。(点数を決めて)リーグ戦が始まって3点は少し不甲斐ないと思っている。(スローガンについて)チームの悪い癖で、4Qになって追い込まれないとエンジンがかからない部分が甘いところ。アウェイではあったがしっかり走り勝って切り替えの早さで勝負しようと思ったが1Q目で圧倒されてしまった。(次戦に向けて)目標の一部昇格はなかなか厳しい状況になってしまったが、残り2戦あるので、一年間やってきたことを出し切れるようにやっていきたい。
・伊東(ラ1=岩倉)
1番最後の4Q目が自分たちのラクロスが出せたが、そこを1Qから出せてなかったのが自分の弱さがあった。結局また勝てなかったのがなにもかも中途半端だった。こぼれ球に食い付きリーグ戦初のゴール決められた。しかし結局自分が1点とっても負けは負けなので、自分の力不足だった。(残り2戦に向けて)試合まで1週間しかないのでこれから何か伸びることはないと思う。練習でできなかったことが試合でもできるていうわけでもないので、しっかりそこは練習で今まで自分が出来ていることを確認する。自分が一体何が出来て、何が出来ないかを明確にしてから試合に臨み、自分ができる範囲のプレーを最大限見せていこうと思っている。
TXET=松井美乃 PHOTO=鈴木拓磨