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第94回関東大学バスケットボールリーグ戦
9月19日(水) とどろきアリーナ
東洋大83-91国士大
11|1Q|21
21|2Q|32
27|3Q|21
24|4Q|17
スターティングメンバー
5渡邉浩平
6 東山勝彦
7 大野太聖
8 古賀森人
35 杉田涼
最多得点を挙げた上甲
チームをけん引した古賀
前の試合で慶大に勝利した東洋大はここまで6勝1敗の強豪・国士大と対戦。1Qから点差を離されると32-53で前半を終える。後半、速攻から点差を詰めるが、一歩及ばず。83-91で敗れた。
試合開始早々、国士大のディフェンスを崩せず攻めあぐねると0-14と点差を離される。11-21で1Qを終えると、2Qも離され32-53と大量リードを許す。
しかし3Q、速攻から得点を重ねると上甲(済1=幕張総合)が10分間で12得点と活躍。10点差まで縮めるが「追い上げている時にターンオーバーが多かった」(上甲)と大事なところでミスが響き、そこから縮めることができない。
4Qも古賀(済2=横浜)、上甲を中心に得点を奪うも点差は変わらず。そのまま時間が進み残り1分に差し掛かるところで逆転のチャンスが訪れる。古賀の得点で点差を一桁にすると、ディフェンスを上げてすぐさまボールを奪い取り速攻。点差を一気に5点差まで詰める。流れに乗り逆転としたかったが、そこからシュートが入らず。最後はフリースローで離され、83-91で敗れた。
試合後「出だしが全て」と前半での失点の多さを反省点として挙げた佐藤コーチ。古賀は「あと一歩のところで追いつけないとこれから先勝っていけない」と語った。次戦の相手は現在、首位を走る日体大。後半のような戦い方ができれば十分勝機はある。金星を挙げて勢いに乗りたいところだ。
・佐藤コーチ
出だしが全て。昨日できてたことが今日はまったく別のチームになってしまった。これを彼らがどう学ぶかだと思う。せっかくいいディフェンスしてるのに自分たちのターンオーバーで相手に点数を与えていた。勝てるゲームを落とした。そこに尽きる。切り替えて前向いてやっていくしかない。また調整して臨めればいい。
・古賀(済2=横浜)
出だしはちょっとターンオーバーの数が多くて、相手にペースを持っていかれてそれを4Qまで持ち込まれてしまったのが敗因だと思う。(手応えと反省点は)手応えは、3Qの終わりくらいにブラックが成功したので、そこで結構追いつけたけど、あと少しのところで追いつけなかった。課題は、こういう試合は前にもあったのであと一歩のところで追いつけないとこれから先勝っていけないと思うので、最後の粘りが重要だと思う。(次戦に向けて)次は日体大と明星大だが、明星大は速いパス回しをしてくるのでそこをしっかり抑えて得点に絡んでいきたい。
・上甲(済1=幕張総合)
前半は流れが悪かったが後半点数を詰めることができた。逆転はできずまた勝てる試合を落としてしまったので、次は勝ちたい。(反省点とよかった点)追い上げている時にターンオーバーが多かったのが逆転に届かなかった原因で、そこは改善したい。ハイローなど決まっていて相手に通用していたので、それは続けていきたい。(試合にあたっての意識)前日から一対一やれと信長さんに言われていたので、一体一で自分が決めてやろうと思っていた。(次戦に向けて)次はしっかり勝てるゲームをものにして、勝ちたいなって思います。
TEXT=土橋岳 PHOTO=渡部穂乃花