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す第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)第13節
9月23日(日) 筑波大学第一サッカー場
東洋大1-1専大
ドリブルで持ち上がる坪川
守備ではDFとコミュニケーションをとり続けた
先制しながらも引き分けに終わった専大戦。坪川(国3=矢板中央)は先制点に絡むなど攻守において存在感を発揮した。
この試合、まずは攻撃で目立った坪川。「ドリブルだったりで1人外せば結構スペースが生まれてくる」とドリブルで前線に持ち込む姿を見せると、15分にはサイドへ展開された後、エリア内に走り込む。小林(国3=帝京長岡)が坪川へ向けたクロスは相手DFにカットされるが、そのこぼれ球を拾った野本(国2=市立船橋)が決め先制へとつながった。
その後は持ち前の守備でも奮闘。前半終了間際、浦上(国4=大宮Y)のオーバーラップを突かれカウンターを狙われるが、坪川が相手のドリブルを止める。抜かれれば人数不利の状況だっただけに大きなプレーとなった。坪川の活躍もあり前半を1点リードで折り返す。
攻め続けた前半から一転して後半は防戦一方。「中盤のスライドが相手の展開に追いつかない」と後手に回ってしまう。勝野(国4=浦和Y)を入れて中盤を増やすが、なかなかペースを握ることができない。時間が経つにつれ何度も足を伸ばす姿を見せた坪川は88分に交代。「シンプルに今日はきつかった」と疲れをみせた。試合はロスタイムに追いつかれ引き分け。勝利目前だっただけに「今日はいけるんじゃないかと思った」と悔しさを滲ませた。
キャプテン勝野の復帰により一層ポジション争いが激しくなったボランチだが「瑛くん(勝野)はけがしてる間もずっと意識していた選手。ポジション争いができるということはすごくうれしい」と語った坪川。ここまでリーグ戦をけん引してきた身として簡単にスタメンを譲る気はない。
次節の相手は筑波大。前期リーグではこの試合同様、先制しながら引き分けに終わっている。勝ち点3を取るためにも坪川の活躍は必至だ。
■コメント
・坪川(国3=矢板中央)
1ー0で折り返していい展開だったが、後半の戦い方というのは東洋の課題。今日はいけるんじゃないかと思ったが、悔しい。専大はマンツーマンで来るので、ドリブルだったりで1人外せば結構スペースが生まれてくるっていうのはスカウティングでもあった。ワンツーとかで自分が侵入していくのが有効だと思ったので意識してやった。(後半は)ボールを相手に握られる展開が多くなった中で、中盤のスライドが相手の展開に追い付かないことが多くてゴール前にクロス上げられるシーンが続いてたので監督と話し合った結果中盤の人数を増やして中固めようとなった。シンプルに今日はきつかった。東洋の課題かなと思う。(勝野について)瑛くんはけがしてる間もずっと意識していた選手だし、チーム状況としてもキャプテンだしポジション争いができるということはすごくうれしい。チームとしても瑛くん一人で中盤は力が上がる思うので、競争になると思うが負けたくはない。(次節に向けて)前、筑波とやったときも自分たちが先制した中で追い付かれて今日と同じような展開だったので、その反省を踏まえて次節は必ず勝ちたい。
[次戦試合予定]
第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)
第14節 9月29日(土)vs筑波大
龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールドにて 11:30キックオフ
TEXT=土橋岳 PHOTO=谷口奏生、美浪健五