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2018.09.26
硬式野球

[硬式野球]上茶谷が2度目の完封勝利、そして春秋通算100奪三振達成!

平成30年度東都大学野球1部秋季リーグ戦・中大1回戦

9月26日(水) 神宮球場


完封勝利、100奪三振を達成した上茶谷

上茶谷(左)を支えるのは捕手・佐藤の存在


先発の上茶谷(法4=京都学園)が春季リーグ開幕戦ぶり、2度目の完封勝利。そして春秋通算で100奪三振を記録した。


 その瞬間は試合序盤に訪れた。立正大、亜大1回戦を終え、99奪三振で迎えた中大1回。初回、2番打者である五十幡(中大)を2ストライクで追い込み、投じた4球目。内角を攻め見逃し三振に。この瞬間、100奪三振を達成した。二回に野手陣の連打で4点を先制すると、その後は「球持ちが良くなってきた」と語る直球を武器に中大打線を抑える。時には9人目の野手としてベースカバーに回る場面も見せ、三塁を踏ませることなく試合は終了。完封勝利を収めた。秋季リーグ戦は雨天により試合が延期する日々が続いたが、「雨だからといって気持ちが落ちないようにやってきた」と上茶谷は語る。「野手に助けられながら、調子が悪い中でもなんとか完封できたのは良かった」。春季リーグ開幕戦ぶりの完封勝利には安堵の表情を見せた。


 春から築き上げた三振の山がついに100を越えた。春季リーグでは駒大3回戦での20奪三振を筆頭に、東都リーグの歴代7位となる87奪三振を記録。しかし、100奪三振も試合後には「意識は全然していなかったです」と振り返る。上茶谷にとって大事なのはチームでの勝利。奪三振の記録は勝利を求めた結果生まれたものだ。4連覇へ向け、今季も上茶谷がチームの大黒柱となる。


▪️コメント

・上茶谷(法4=京都学園)

今日の調子は良くなくて、試合前はやばいなと思っていた。調子が良くない中でもバッターを抑えられたのはフォームが春に戻ってきたからだと思う。調子は春季リーグのときに戻りつつあるかなと。フォームが戻ってきて真っ直ぐの球持ちが良くなってきた。(雨で試合が伸びる日が続いて)雨で試合がなくなっても気持ちが落ちないようにしていた。ビデオの研究などはすごくしてきて、その結果が出せたと思う。(春の開幕戦に続く2度目の完封について)野手に助けられながら、調子が悪い中でもなんとか完封できたのは良かった。変化球もストレートも低めにいったので内野ゴロが多かった。(100奪三振については)特に気にしていないというか、意識は全然していなかったです。野手が先に点を取ってきてくれたので、試合展開としてはよかったかなと思う。(次戦に向けて)頑張ります。


TEXT/PHOTO=望月優希