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2018.09.30
ラクロス

[女子ラクロス]中大に苦戦、2敗という厳しい現実

第31回関東学生ラクロスリーグ戦・2部Aブロック

9月29日(土)駒沢第一球技場


東洋大4-11中大


雨の中でも盛り上がる応援席


今試合2得点を決めた山崎


喜びを分かち合うメンバー


   ここまで3戦を終え、1勝1敗1分と1部昇格のためにも負けられない戦いであったが試合の流れを掴めず、4-11で試合を終えた。

 激しい雨が降っていたが、ウェルカムマッチということもあり、たくさんの声援を受け、試合は行われた。前半開始2分に中大に先制点を許すと、勢いに乗った中大の攻撃を凌ぎきれず6点を連取されてしまう。終盤になり、なんとかMF古賀(ラ2=八王子東)が1点返したものの前半だけで7点を失った。「想像を越えてきた場面もあった」とMF山崎(総3=淑徳巣鴨)が振り返るように中大の隙の少ないプレーによって苦しい時間が続いた。

 6点ビハインドで迎えた後半は東洋大も攻めに転じて、一進一退の攻防戦となった。後半1点目を決めたMF秦(ラ4=会津)に始まり、山崎を中心に少しずつ得点を重ねた。しかし、試合終了間際まで果敢に攻め、粘り強く戦ったものの点差を埋められず4-11で敗れた。

 リーグ4戦を終えて1勝2敗1分となり、1部昇格の目標は果たせなくなった。しかしMF西松主将(ラ4=宇都宮中央女子)が「結果に結びつかなかったが、プライドを持って戦えた。(次の試合では)成長を見せられるようにしたい」と語るように東洋女子ラクロス部が試合にかける思いは変わらない。最後まで諦めずにコートを駆ける姿に注目だ。


■コメント

・西松主将(ラ4=宇都宮中央女子)

(今日の試合を振り返ってみて)3戦を終えてリーグの反省をこの4戦目にいかし、力を入れてやってきたが、こういう結果になってしまった。大量得点されてしまい、力不足というか悔しい気持ち。(チームスローガンについて)試合前から全力でやるということを決めていたが、今回はウェルカムマッチで応援の方もたくさん来てくださったりOGの方も来てくださったので東洋女子ラクロス部のプライドや歴史を背負って戦った。結果に結びつかなかったがプライドを持ちながら戦うことができたと思う。(次戦へ向けて)上入れ替えは見えなくなってしまったが、次の試合は絶対に勝つしかない。今までの試合でたくさん成長したところや自信になったことをホーム戦で見せられるようにしたい。

・山崎(総3=淑徳巣鴨)

前半から点を結構決められて、ずっと苦しい戦いだった。私たちの出来ることをその場その場で出しきった結果4-11になってしまった。(相手チームの印象は)強いと思っていた通り強かった。想像を超えてきた場面もあった。(2点ゴールを決めていたが)自分がやらないといけないと思ってゴールを決めた。(最終戦に向けて)次も精一杯、自分の出し切れる力を出し切っていこうと思う。

TEXT=鈴木拓磨 PHOTO=松井美乃