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第32回関東大学女子サッカーリーグ戦 1部第5節
10月6日(土) 東洋大学板倉キャンパスサッカー場
東洋大1ー1慶大
スルーパスを武器に攻守共に活躍を見せた斎藤
果敢にゴールを狙う
松井(右)とハイタッチをして喜びを分かち合った
激しいポジション争いが繰り広げられるMFで2試合ぶりにスタメン出場した斎藤(食3=常盤木学園)。大学リーグ戦での自身初ゴールは同点打だった。
チームは前半から敵陣でボールを回し果敢に攻めるも1点が遠い。FWの大内(食2=常葉学園橘)を中心にゴール前で幾度となくチャンスを作るも、前半はドローで終了。勝負の行方は後半に持ち越された。後半開始14分、FKから一瞬の隙に失点を許してしまう。
待望の瞬間は66分に訪れた。常田菜(食2=大商学園)を起点に、久保(食2=浦和LY) 、大内、松井(食4=聖和学園)と流れるように縦パスをつなぎ、GKが前に飛び出し空いたところに斎藤が押し込んだ。「相手を見て冷静にシュートを打てた」と得点シーンを振り返る。大学リーグ戦初得点に笑みがこぼれた。自身の強みを「スルーパスと弾丸シュート」と語る斎藤。今節でもその強みを生かしたプレーが光った。
斎藤はチームの課題を「得点力」とあげる。圧倒的なボール支配率だったのにも関わらず、決定打に欠けた。全5節を終え勝ち点9で4位。リーグ戦も後半に入り、負けられない戦いが続く。「次戦出場できるようにアピールして点に絡めるような仕事をしたい」と意気込む。自身はポジション定着へ、チームは全日本大学女子サッカー選手権大会出場へ、後半戦のキーマンとなる斎藤の活躍に注目だ。
▪︎コメント
・斎藤(食3=常磐木学園)
前半に点を取れなくて後々自分たちを苦しめる展開だったし、失点もしてしまったが、後半で1点取り返せて良かった。(ゴールシーンは)彩乃さんから良いボールがきて、相手とキーパーをしっかり見て冷静にシュートできたので良かったと思う。自分自身大学リーグ戦で初めての得点だったのですごくうれしかった。(チーム内での役割は)チームが慌てているときに、自分のところで鎮められるようにというのは意識してやっている。(武器は)スルーパスや弾丸シュートが得意。(強化すべき点は)後半になるにつれだんだんと体力が失われ後半全然走れていない。そこはあげていかないといけない。(チームの課題は)やはりチーム力がまだまだ足りないと思う。前半でしっかりと仕留められるようにならないといけない。(次戦に向けて)東国戦もしっかりとスタメンで出場できるように1週間準備して、アピールして、出られたらまたシュート入れるとかアシストするとか、点に絡めるような仕事をしたい。
TXET=鶴田華穂 PHOTO=土橋岳、谷口奏生