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第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)第15節
10月7日(日) 順天堂大学さくらキャンパスサッカー場
東洋大0-0順大
積極的に攻撃に参加する土田
後半では好セーブを連発した
前節の流れに乗り、勝ち点を積み上げるためにも負けられない一戦。順大の猛攻を封じ、無失点に抑えた好績は土田(国2=大宮Y)の存在が大きかった。
前期の初戦では0-4と大敗を喫した因縁の相手、順大との対戦。前節のいい流れを継続するため、何としても勝ちたい重要な一戦であった。後期リーグを迎えるにあたり、負けたくない相手として順大、そしてU-21日本代表である旗手玲央の名前を挙げていた土田。マッチアップした旗手に対し「前を向かせないことを意識していた」と語るように、強い闘争心をもって試合に臨んだ。
序盤から意識して攻撃の要である旗手をマークし、容易に攻撃することを許さない。U-21日本代表に対して物怖じすることなく堂々とした守備を見せ、何度も攻守において駆け引きを繰り広げた。後半から攻撃の勢いを増した順大に対し、疲労を見せることなく幾度も自陣に向かうボールを阻止。「(無失点で終えることを)一番強く意識していた」という言葉通り、後半に入りさらに身が入った土田の好プレーは守備だけにとどまることなく、自身の持ち味である攻撃力を生かして相手のゴールへ攻め込み、順大のペースを作ることを許さなかった。
「絶対負けたくない」。そう強い気持ちで臨んだこの試合で、臆することなく強大な相手と渡りあった土田。無失点で抑えた堂々とした守備に対し、古川監督も「0に抑えたことによって今後の試合にも自信となって生きてくれればと感じている」と、土田の能力を買っている。周りの期待を背負い、これからの試合に向かって突き進んでいく土田の活躍に期待が高まる。
■コメント
・土田(国2=大宮Y)
前回勝てたので今日もその流れを絶たないっていう気持ちで勝って、また次の試合につなげるというふうに自分たちで臨んでいた。最悪勝ち点1は取ろうっていう話はしていたので、こうやって試合を終わらせるっていうのもひとつの戦い方じゃないかと思うので勝ち点1が取れて良かった。(無失点に抑えたことは)自分はDFなのでそこは一番強く意識していたところだった。無失点で終われたというのは自分的には大きいと思う。(旗手選手とのマッチアップは)試合前からそうなるだろうなと思っていたので、旗手選手の良さっていうのを消すように守備しようと思っていた。前を向かせないことを意識していて、今日もあまり前を向かせなかったので良かったかなと思う。(次節に向けて)次は明大戦だが、前期いい形で勝ててるので。明大は今強いが、勝ち点3を取れるように頑張っていきたい。
[次戦試合予定]
第92回関東大学サッカーリーグ戦 1部リーグ(後期)
第16節 10月13日(土)vs明大
味の素スタジアム西競技場にて 11:30キックオフ
TEXT=牧田のどか PHOTO=谷口奏生、廣瀬璃子