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平成30年度東都大学野球1部秋季リーグ戦・駒大1回戦
10月9日(火) 神宮球場
●東洋大1-2駒大
1回戦 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
東洋大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
駒大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 2 |
(東洋大)
梅津、●甲斐野(1勝1敗)-佐藤
三塁打:小峰(六回)
二塁打:津田(三回)
・打撃成績
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
1 | (左) | 小峰(営3=帝京) | 3 | 1 | 0 |
2 | (右) | 飯塚(営3=藤代) | 4 | 1 | 0 |
3 | (中) | 竹原(法4=二松学舎大附) | 4 | 0 | 1 |
4 | (二) | 中川(法4=PL学園) | 4 | 0 | 0 |
5 | (捕) | 佐藤(法3=聖光学院) | 3 | 0 | 0 |
6 | (一) | 酒巻(営2=成田) | 3 | 0 | 0 |
7 | (指) | 岡崎(営1=帝京) | 3 | 0 | 0 |
8 | (三) | 津田(総3=浦和学院) | 3 | 2 | 0 |
9 | (遊) | 小川(法2=霞ヶ浦) | 2 | 0 | 0 |
計 | 29 | 4 | 1 |
・投球内容
名前 | 回 | 球数 | 安 | 四死球 | 三振 | 責 |
梅津(営4=仙台育英) | 7 2/3 | 136 | 4 | 5 | 4 | 1 |
甲斐野(営4=東洋大姫路) | 1 | 15 | 2 | 1 | 0 | 1 |
8回途中1失点の好投を見せた梅津
六回、三塁打を放った小峰
駒大との1回戦は、先発梅津が力投するも、サヨナラ負けを喫し、中大戦から3連敗となった。
初めてカード初戦を任され、自身初勝利を狙う先発梅津(営4=仙台育英)は、初回に暴投で先制を許すも、二回からはリズムを取り戻し 八回途中1失点と力投。 最速150㌔をマークし、毎回走者を出しながらも、粘りの投球を見せた。
ベンチから梅津の投球を見ていた上茶谷(法4=京都学園)も「梅津は最高だったと思う」と称えた。
先発梅津の好投に応えるように、打線も奮起する。六回、今朝1番起用を告げられたという小峰 (営3=帝京)が三塁打を放ち、先頭で出塁する。「 打線の調子は上がりつつあると思う」と真ん中高めの直球を捉えた。1死三塁から、竹原(法4=二松学舎大学付)の内野ゴロの間に1点を返し、試合を振り出しに戻した。
しかし、その後は打線の援護がなく、同点で迎えた九回。 2番手の甲斐野(営4=東洋大姫路)は2死から内野安打で出塁を許すと、2番・緒方(駒大)にサヨナラ打を浴びた。甲斐野は この日最速140キロ台と持ち前の剛速球も生かせず、守護神がまさかの3試合連続救援失敗 。4連覇を狙うチームに暗雲が立ち込めた。
「自分がチームを盛り上げたかった」とベンチに戻ってからも声を出してチームを鼓舞し続けた梅津の初勝利は、またもお預けとなった。「自分個人がというよりチームを勝たせたかった」と試合後には悔しさをにじませた。
杉本監督は「ピッチャー陣はよく頑張った、あとは野手の問題」と振り返り、チームの打撃面を課題とした。中川主将(法4=PL 学園)は「何としても勝つ。綺麗なプレーはいらないので、泥臭く1点積み重ねて粘り勝っていきたい」と話した。優勝に向け窮地に立たされたチームが3連覇の意地を見せ、ここから逆襲を誓う。
◼️コメント
・杉本監督
いい試合と言えばいい試合。工夫していたつもりだったが、あともう1つ流れがつかめなかったというところ。1球に集中してみんなでかかっていくしかない。先発は一番調子が良かったので梅津に決めた。ピッチャー陣はよく頑張った、あとは野手の問題。(梅津投手)ランナーを背負うのがリズムになっている感じがする。終わると思ったらランナーが出るし、そこもリズムなのかなと思う。(甲斐野投手は)思い切りがなくなって丁寧にいきすぎてしまった。100%のまっすぐじゃなかった。明日頑張ります。
・中川主将(法4=PL学園)
こういうゲームを勝ち切らないと強いチームにはならない。梅津は気持ちで抑えていた。それに乗ってなんとしても守ろうと思っていた。(駒大は)しっかり狙い球を絞ってその球に対して打ってくる。守備でも色々なことをやってくるイメージ。(次戦に向けて)何としても勝つ。気持ちでいきたい。綺麗なプレーなどいらないので、泥臭く1点を積み重ねて1点でも多くとって粘り勝っていきたい。
・梅津(営4=仙台育英)
先制点を与えてしまったのが、反省点。チームの雰囲気は良かった。前の試合に比べて後半の方が良かった。自分が盛り上げていこうと思った。ただチームが勝てればいいと思って投げた。自分から声を出していった。明日必ず勝ちたい。
・甲斐野(営4=東洋大姫路)
カウントを悪くしてしまって、その中での直球勝負という形で打たれた。最後は外の直球だったけど、緒方(駒大)が今季あんまり打ってる印象がなかったから打ち損じてくれるかなと思ったけど打たれてしまった。こないだからの調整はしっかりやったつもりではいたけど、ああいう形になった。シュチュエーションとかはあまり関係ない。自分の投球ができるようにしっかりやろうという気持ちだけ。今日の先発が梅津なのは2日前に決まってた。梅津に勝ちをつけてあげたかった。自分の力ではどうにもできなかったけど。そういうところでもどかしさはある。ここ最近はええとこがないし。ダメージもちょっとは大きいけど、これを乗り越えてしっかりやっていこうと思う。明日投げる機会があるかはわからないけど、あればしっかりと勝ちに貢献したい。
・上茶谷(法4=京都学園)
(ベンチから見た梅津投手は)梅津は最高だったと思う。ピッチングも良かった。梅津とは試合前に2タテしようぜと話していた。(2回戦に向けて)絶対に負けられないので頑張ります。
・飯塚(営3=藤代)
打てていないので申し訳ない。梅津さんが頑張って投げてくれていたのでなんとか勝たせてあげたかった。チャンスで一本打つこと、どういう気持ちで向かっていくかが重要になる。もう負けられないので一人一人の力を出して頑張る。
・小峰(営3=帝京)
1番起用を監督から告げられたのは今朝。初球から積極的に振りにいけるところを買ってもらった。六回の三塁打は真ん中高めの直球を叩けた。打線の調子は上がりつつあると思う。野手の正面だったり、あとひと伸びあればという打球が多かった。それがヒットになれば打線が繋がる。チームとしては四球でもなんでもいいから塁に出て繋ごうという話をしている。今日はそれができなかった。梅津さんに勝ちをつけたかった。明日は、打てなくても何が何でも後ろに繋ぐ気持ちを持って勝ちに行く。
・佐藤(法3=聖光学院)
(打席は)悪くなかったと思うが、もう一度変化球への対応を見直したい。(次戦に向けて)勝たないとまずい。死ぬ気で勝ちます。
・津田(総3=浦和学院)
安打は2本ともスライダーを打った。狙っていたというよりは食らいついた。なかなか打線がつながらない。野手が打てないからこういう試合を落としてしまう。悔しい負け方をしてしまった。とにかく後ろにつないで、次は2連勝で何がなんでも勝ちにいく。
・岡崎(営1=帝京)
スタメン復帰が知らされたのは今日の朝。嬉しい気持ちと結果を残さなければという気持ちが混在してた。今日はその中で結果を残せなかった。調子が悪いわけではないので、ここから上げていければ。明日は出れたらちゃんと一本打てるように頑張ります。
TEXT=松本菜光花 PHOTO=須之内海、望月優希